そゆる日記

訪問ありがとうございます!

『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』

2023年11月29日 | EXILE

12月1日公開予定の映画

『MY (K)NIGHT マイ・ナイト』

 

10月に横浜におでかけしていたのは

この映画の先行上映イベントでした。

 

THE RAMPEGEのボーカル三人が主演する映画

上映会では三人の主題歌歌唱がある、というので

チケットを取りました。

 

その時点で映画の情報全く知らず(^^;

大変申し訳ないのだけど

THE RAMPEGEメンバー主演ということは

ファンサイトの動画をちょっと大掛かりにして

映画に仕立てたようなもなのかな

くらいのイメージでいました。

で、直前になってHPを見ると

 

「それぞれに悩みや思いを抱え、

“救い”を求めている3人の女性たち。

彼女らが頼ったのは、女性を癒やし、世界を救う

[MY KNIGHT]の“デートセラピスト”

=一夜かぎりの恋人たち──。

夜の横浜を舞台に、

3組の男女の誰も知らない物語が始まる」

 

うん、やっぱりね。

ちょっと心が苦しい女性を

手練れのレンタル彼氏が

ロマンチックなシチュエーションで

ちょっとだけ幸せにしてあげる、みたいなね。

ファンは女性を自分に置き換えて

うっとりしてふんわり幸せになるやつね。

はいはい。

 

別に批判をするわけじゃなくて

ファン向けの映像といったら

まあそんなものだよね、

とふんわりイメージ。

 

 

しかし映画が始まってみると全然違った。

親子カルマだったり

役割にはまりすぎて自分を見失うことだったり

コンプレックスだったり

みんなが心の中に抱えているあれこれ。

自覚せずに押し殺しているそれらが

デート現場のやりとりのなかで明らかになり

それぞれが気づきを得ていくというストーリーでした。

ロマンチック要素は横浜の夜景くらい。

恋愛要素はほぼ皆無。

ハッピーエンドといっていいのかな

その後の人生までは描かれていないのだけど

きっと幸せに一歩近づけるよね

と思わされる終わり方でした。

案外(すみません)良い映画。

 

それにしてもあのトレーラーと文言(^^;

先日『ミンナのウタ』を見たとき

映画館で告知が流れたのですが

それも私が最初に思ったような

甘あまなストーリーを想像させるものでした。

それは逆効果じゃないのかな、

これじゃファン以外の人は

見てみようって気にならないのじゃないのかな、と

そこが引っかかってしまう辛口人でした。

それとも甘あまを期待させたほうが

集客には効果的という戦略なんですかね。

 

 

イベントでは映画上映後

三人のボーカルがそれぞれソロ曲を歌い

最後に映画のテーマ曲を三人で歌いました。

ライブではないので観客は席に座ったまま。

映画上映後ということもあり嬌声もなく

静かな拍手が心地よく感動しました。

 

その後三人に監督さんを加えた四人で

撮影の苦労や役作りについてのお話がありました。

撮影中断期間もあり

完成に2年がかかったということなので

新型コロナ禍前の企画だったのでしょう。

ほんとうにたくさんのことが

ストップしてしまったあの期間。

出来上がっていたのに上映されなかった映画

上演されなかったお芝居もたくさんありました。

この作品はこうして日の目をみることができて

ほんとうに恵まれていると思いました。




 

というわけでEXILE HIROさんプロデュースの

LDHの映画ですが良かったら見てください。

10月23日から開催中の『東京国際映画祭』では

ガラ・セレクション招待作品になっていて

三人のボーカルはレッドカーペットにも登場してました。



解説の関口裕子さんが
 
「悩みを持つ女性だけでなくエスコートした男性たちも
 
成長していく物語になっているところが
 
中川龍太郎監督の手腕」とおっしゃってました。
 
 
 
国際映画祭翌日の日比谷ミッドタウン。
 
参加作品のポスターと
 
関係者のサインが掲出されてました。
 




劇場公開は12月1日から松竹系です。