そゆる日記

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山下清展

2023年07月04日 | おすすめ

名前をよくきくので知った気になってるが

実はよく知らないあるある。

山下清もそうでした。

 

知っているのは名前と

何度もドラマ化されている姿。

ランニングにハーフパンツで

絵を描きながら放浪していて吃音がある。

 

先日マリンタワーでタイル画を見て

そういえばどんな作品を残した人か全く知らない

と思っていたところへこの展覧会の告知があり

行ってきました。

『生誕100年 山下清展』

 

子供のころの素朴な虫の絵から

晩年の水彩画まで

ほぼ生涯を網羅したくらいの作品数。

どれもぐっと胸にくるのはなんでかな。

ことに信じられないくらい細かいピースからなる貼り絵は

込められた時間とエネルギーが

そこから発しているようでした。

ほんとに天才だったんだなあ。

でも世の中の基準でいうと

軽度の「知的障害」

という言い方になってしまう。

 

 

展示の中にある解説文に

放浪しているときの服装は

ドラマで描かれてる服装とは違ったようだ

とあって、はっきり言わないけれど

デフォルメされた演出であったことを

感じさせました。(ありそうな話です)

 

また、来歴を見ると

放浪の画家として有名になってからは

テレビに引っ張りだこだったようで

面白おかしくイジられていたのじゃないと

いいなあと思いました(テレビ不信ww)

 

長岡の花火を描いた貼り絵がやっぱりすごく好きで

B4サイズくらいにした複製を買いました。

花火の線は0.5ミリもないくらいの

細い細いこよりが貼られており

人々は点描のように細かな紙が貼られています。

どれくらいの時間をかけて描かれたものか

想像もできません。

 

エッフェル塔の絵のように

雲が描かれているものが何点かあり

その光と影の具合には見入ってしまいました。

 

完成をみなかった作品の展示もあり

下絵が見られたのはすごく貴重でした。

下絵といっても主な構図だけだったので

頭の中には完成図があって

下絵は目印みたいなものだったのかなと思いました。

ほんとにねえ、どれもが素晴らしかったです。

 

子供時代の生き物の絵がちりばめられた

ハンカチと手拭いがあったので連れて帰りました。

めちゃくちゃかわいい。

 

 

会場のSOMPO美術館は

元の東郷青児美術館であり安田火災美術館。

という訳で東郷青児さんの女性像と

お値段が話題になったゴッホのひまわりを収蔵しています。

太っ腹にも収益が発生しない使い方なら

撮影OKとのことで撮らせていただきました。



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