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epices(エピス)はフランス語で香辛料…直訳すると香辛料入りのパンという意味になります。
10世紀に中国で作られていたものが11世紀に十字軍によってヨーロッパにもたらされたとか、中世には穀物と蜂蜜が手に入りやすい修道院がパン・デピス製造の中心となって各地へ広まったとも言われています。
形はクッキーに近いものからパウンドケーキの様なものまであり、特にブルゴーニュ地方のディジョンとアルザス地方のものは特に有名です。
シナモン、アニス、スターアニス(八角)、クローブ、ジンジャー、ナツメグ、オールスパイス、カルダモン・・・・使用する数は様々ですが、数多くの香辛料と、大量のハチミツとライ麦粉(一部)が使われるのが特徴です。
卵や果物の砂糖漬け(やドライフルーツ)、現在ではバターを使用するものもあります。
大量の香辛料と糖分を含んでいるのでとても保存性の効くお菓子です。
そのまま食べるだけでなく薄く切ってローストして料理の一部に使ったり・・・、私はフランスで、料理のソースやアイスクリームのベースに溶かして香りと濃度をつけるために急にスーパーに買いに行かされたことがあり、「香辛料やハチミツを直接加えるのではダメなんだ~」とパンデピスの色々な使い方と奥深さを感じました。
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ブルゴーニュやアルザス地方は私の大好きな場所です。パンデピスに色んなタイプがあるのも実感しているのでひとつに決めきれず、レッスンでは7種類の香辛料や柑橘系と蜂蜜を一晩寝かしたシロップで作るシンプルなものと、溶かしバターや卵・イチジクやオレンジなども加えてパウダー香辛料で作る7贅沢なパウンドケーキ風の2種類を作りました。
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