ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

よさこいソーラン祭り開幕!

2006年06月07日 | 北海道だべさ!
今年も始まりました、短い北海道の夏の訪れを告げるよさこいソーラン祭り。
年々観客が増えているらしいことは、会場の人ごみでもよくわかる。
ええ、もちろん、見に行きましたとも。



よさこいに無縁の職場の人たちと、少し前に話をしていたとき、
「よさこいは、参加する人たちとしない人たちとの温度差が激しい」
「商業化してつまらなくなった」
という声があった。
確かに温度差はあると思う。
でも参加者じゃなくたって私のように十分熱く楽しんでいる人たちはいる。
商業化に関しては、お寺や神社のような宗教的理由を持たないお祭りは、仕方のない流れだろう。
全国的に有名な祭りの中に、地元企業が入り込んでいる例はいくらでもある。
そもそもよさこいが北大の学生によって始められた時から、テレビ局にスポンサーを頼みにいっているのだから、人気が出て人が集まるとなれば他の企業だって放って置かないのは当然だ。
複数の企業が参入しているから、どこか特定の企業の都合で祭りの日程が変えられてしまうということもないし、許容範囲だと思っている。
もちろん、スポンサーの有る無しで振り付けや衣装、音楽にお金をかけられるかどうかの違いができてしまい、決まったチームがファイナルに進出ということはあるかも知れない。
だけどチームによっては「とにかく踊ることが楽しいから」と参加しているところもあるわけで、祭りの参加スタンスはそれぞれでいいのだ。
学生のチームがある。地域限定の、会社の、子供だけの、45歳以上だけの、北海道外の、チームがある。
生演奏の、ナマ歌の、物語がある、チームがある。
老若男女、それぞれの楽しみ方ができる。それで十分ではないか。

合間に、出店でうどんを食べた。
その時、背後の席に座っていた踊り子の男子学生たちが、
「札幌が、アツいね」
「久しぶりにアツいね」
と興奮気味に話していた。
とかく受身で無気力と言われがちなイマドキの学生たちがアツくなれる一瞬。
それで十分ではないか。

ソーラン節のアレンジ曲を聴き比べるのも楽しい。
色とりどりの衣装と、その早替えをワクワクしながら待つのも楽しい。
なによりも、準備をする縁の下の力持ちであるボランティアスタッフも含め、一人の力では絶対にできないことをみんなで創り上げて演っている、その感動が伝わってきて自分も感動してしまう。
フィナーレまで5日間。
踊り子のパワーと情熱を少しでも多く分けてもらいにいこう。
心の筋肉をめいっぱい動かしに行こう。
一日でも多く晴れの日がありますように。