ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

虫は虫でも

2006年07月27日 | 日常雑記
ダンナの仕事が早めに終わりそうだったので、帰ってきたら例の西岡公園に再チャレンジしようという話をしていた。
夕方。
そろそろ日が暮れるかな、と南向きの大きな窓を見て、息が止まった。
ガラスにうごめく無数の小さな影。なんじゃこりゃ!?
近付いて見ると、うじゃうじゃという表現がぴったりの数の、羽アリがわんさかと張り付いている。
しかも窓の内側。
オカメインコがいるから殺虫スプレーやバルサンの類は極力使いたくないのだが、これは放置しておけないとばかりにドラッグストアへ行こうとした、まさにその時。
玄関のチャイムが鳴り、開けると上に住む大家さんだった。
「アリ、出てません?」
聞けば、大家さん宅にも2~3週間前から断続的に出ているらしい。
業者に問い合わせをしたら、下の家にも出ている可能性があるし、駆除作業をするとなると下の家にも影響があるかも知れないから、と言われてうちに聞きに来てくれたものらしい。
「私、虫が大嫌いなんですよ」
「私もです~~~」
共感しあう女二人。
結局、業者さんが今日は無理とのことで、金曜に来てくれることになった。

そんなわけでテンションは下がりまくり。
予定より遅くなったダンナが帰ってきても、すぐに腰を上げられない始末。
それでもまぁ行ってみるかと、気を取り直して西岡公園へ。
夏休みだからか、子供連れの姿も多い。
駐車場から水源地を抜けて、すでにかなり薄暗い森の中の道を行く。
前回よりはだいぶ進んだところで、やっぱり戻るかと脇道にそれたところ、思いがけず探していた沼地の木道に出た。
そして目を凝らしてみると。
いました、ホタル!
数もそれほど多くないし、かなり小さいけれど、確かに光る緑の天然イルミネーション。
影にしか見えない木々の間を優雅に舞って、さながらクリスマスイルミネーションのよう。
ふわ、ふわ、と幻のように飛ぶ姿は、何度見てもきれい。
今週末には沼田町のホタルを見に行く予定なのだけど、ますます楽しみになって来た。

同じ虫でもね。
家の外に居て、噛んだり刺したりしない美しいものなら好き、ってね。
勝手なもんです、はい。