ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

出会いは快晴

2008年02月09日 | フォ撮りある記
三連休ともなれば、大人しくなどしていられない私たち。
前々から2月には流氷を狙って道東へ行こうと決めていた。
wakaさんたちと、金曜の夜からいざ出発。
途中は思った以上に雪が少なく、順調にサロマ湖畔の竜宮台へ到着。
朝目覚めてみたら目の前の海はびっちりと氷の塊で埋め尽くされていた。
天気は快晴、風もなく穏やか。
耳を澄ませば、ぎぃぃぎぃぃという、氷たちのささやきが聞こえる。
氷の下の波がゆっくりと塊を動かしているのだ。



陽がすっかり昇ったところで、サロマ湖の対岸へぐるりとまわる。
と、予想外にたくさんの車がいた。
聞けば、パラグライダー(?)の好きな人の集まりで、今日は特にたくさん来る予定だという。
「5000円でインストラクターとタンデム飛行体験できるよ」と言われ、心は揺らぐ。
……やってみたい。
悩んでいる間にも、みんなが次々と飛び立って行く。
青い空にカラフルなグライダーがきれいに映えている。
結局体験ダイブは諦めて、その先の網走港の流氷まつりへ。
休みの日ということもあってか、出店も会場も賑わっていた。
気温はぐんぐん上がり、全く予想外のプラス5度になっていた。


↑流氷祭りにあった、氷像の自由の女神。ちょっぴり雄々しい顔がポイントです

久しぶりのお祭りムードを楽しんだ後は、本日のもうひとつのイベントのため、秋にも行った女満別メルヘンの丘へ。
実は前夜から、道東にお住まいの写真仲間、tenormanさんに連絡をとっていた。
全く急なお誘いだったにも関わらず、都合をつけて下さって、初めてお会いすることになったのだ。
wakaさんたちには内緒にしたまま、メルヘンの丘で夕陽が色づいた頃に合流。
いいポジションを教わって夕景を満喫した後に、喫茶店でご飯を食べながら色々と話しをした。
次回来るときはもっと早めに連絡します、はい。
女満別の道の駅では、氷像と雪像が飾られていた。
ライトアップされたところをカメラに収めていたら、
「その写真、良く撮れたら送って欲しいな」
不意にそう声を掛けられた。
初老の笑顔が素敵なそのおじさんは、実は目の前にあった名古屋城の氷像を作った張本人だった。
普通、氷像は四角い氷のブロックを積み重ねてから、外側を彫刻することが多い。
けれども、その名古屋城は、中までちゃんと空洞になって細工まで施されている。
「中に入れるんだ。危ないから入れてやれねえけど」とおじさん。
普段は農業をやっているという。
tenormanさんと氷像のおじさんとお別れし、tenormanさんに教わった日帰り温泉でゆったり足を伸ばしてから、今夜の車中泊場所の美幌峠へ。
昨年に来た時とは打って変わって風もなく冷え込みの緩い美幌峠。
お天気と素敵な出会いに感謝しつつ、満天の夜空の下で眠りにつく。


↑日中に撮った、氷の名古屋城。本当に精巧に作られていて、カッコ良かった


↑メルヘンの丘の日没。秋よりもかなり左側に落ちていった