ふわり・舞う・毎日

気持ちに余裕がないと、心の泉が枯れちゃうもんね。

彼氏の新車

2008年12月25日 | 日常雑記
新しい車の匂い。
きれいな内装。
新車。
私にとって生まれて初めてとなる、正真正銘の新車が我が家に来てまだ4日目。

実家の両親は、いまどき珍しくどちらも免許を持っていない。
だから当然、車もない。
自分が免許を取ってからは、
5万円で譲ってもらって3ヶ月で事故によって廃車にせざるを得なくなったフェスティバ、
取り外したスピーカーの穴から雨漏りしてきて後部座席が池になったミニカ、
前後両方の座席の上にある天井がオープンにできた旧式ながら使い勝手の良かったアトレー、
そして車中泊と荒れた道に最高のチカラを発揮してくれた現在のタウンボックス(通称「てーびぃー号」)と、
いずれも友人やショップから買った中古車だった。

穂和と結婚してからは、お互いが車通勤だったために、我が家には常に2台の車があった。
けれどもその2台とも、来年の初夏に迎える車検を通すには、少しくたびれかけていた。
穂和が(許可さえ取れば)会社の車で通勤も可能な職場に移ったこともあって、車検が来たら2台とも「お疲れ様」にして、新しい車を1台買って長く乗ろうかと考えていた。
ところがこの冬に入ってすぐ、事態は急展開。
思いがけず半年も早く新車を購入することになってしまったのだ。
※ 詳細は穂和の日記「第1話」「第2話」「第3話」「第4話」「最終話」をご覧下さい。

さて、その新車(通称「しぇんた」)、実はまだ私自身は一度も運転をしていない。
私の通勤は今まで通りてーびぃー号だから乗る機会がないということもあるが、いずれにしても春までは基本的に運転するつもりはない。
理由はもちろん「雪」。
雪道運転には慣れたとは言え、これまでずっと運転席の位置が高く、フロントがほとんどない車ばかり運転してきた私にとっては、しぇんたの車体感覚には少し慣れる必要がある。
しかも、アクセルを踏んでもスピードの出ない重たい軽自動車だったので、踏めばスムーズに加速する普通車のスピード感覚にも慣れていない。
そんな状態でいきなり運転をして、万が一ぶつけでもしたら悔やんでも悔やみきれない。
ペーパードライバーじゃあるまいし、と思っても、まずは必要に迫られないなら春まではパスしたい。
そんなわけで専ら助手席が指定席。
従って「自分の車」というよりは「彼氏が買った新しい車」のような感じだ。
本格的に毎月の支払いが始まったら、あっという間に現実に引き戻されるんだろうけどね。