社会科学上の不満

政治・経済上の不満のハケ口(左翼出入り禁止)
外交と防衛、歴史と現状についての不満のハケ口。(観念論の方は出入り禁止)

火事場泥棒はロシアのお家芸

2010-11-03 00:03:54 | 外交と防衛

 ロシアとの平和条約の締結がムリとなった。メドベージェフ・ロシア大統領が国後島に上陸した。領土問題でもめている国との平和条約は出来ないのが外交の基本である。

 詰まるところ韓国と中国とも平和条約は難しいのである。「戦略的互恵」とは苦肉の表現か、原則に戻るならば平和条約のない国への援助はいかがなものか?中国へのODAや韓国のウォンの保証などなぜ行わねばならないのか。

 国民にもう少し中国や韓国に援助していること公示すべきであるマスコミも。それで相手国が不満を示すのであれば止めればよい。日本国内以外でも中国や韓国の国民で日本の援助を知らない被援助国の国民が多すぎる。そのような国への援助そのものを考え直さなければならないだろう。ODAやその他の援助が国家戦略とリンクしていないように思えてならない。

 皆さんはカラスの死骸を見たことがお有りか?先ず見ないであろう。カラスは集団で行動しているが弱ると共食いをするためカラスの死骸は通常目にしない。よってたかって共食いをする。国際社会も似たようなものだ。「『平和平和』と念仏を唱えていればどこも攻撃してこない」なんて左翼の寝言に過ぎない。イジメと同様だ。いじめる相手に反撃され、ただではすまないといじめる側が思わなければエスカレートするだけだ。

 民主党政権は中国との尖閣問題で弱みを世界中に示した。基地問題でアメリカとももめていた。そこをロシアがつけ込んだ。もともと北方領土を火事場泥棒みたいに占拠した国だ。民主党政権が国際的な常識を知らず日本の平和ボケした認識しか持たなかったために起きた事件だ。「20年前ならいざ知らず、(中国は)司法権の独立、政治・行政と司法の関係が近代化され、随分変わってきていると認識していたが、・・・・・」尖閣事件で中国がレアアースの輸出停止やゼネコン社員を拘束した直後の仙谷官房長官の発言である。

 ロシアが北から南西から中国が日本に対し攻略をかけてきた。いい加減腹をすえないともう日本は蹂躙されることとなる。この政権では大丈夫か大いに疑問である。

 日本は中国とロシアとの二面作戦を余儀なくされる。更に北朝鮮も加わりゲリラ戦やテロを警戒する必要がある。今の菅政権にこの危機感がない。特に北朝鮮の政権移譲時にはテロを行う、ラングーン爆破事件を忘れたのか。弱いと思われるとつけ込まれるのが国際社会である。
 左翼の方は冷静に対処して何も出来なかった。言い訳だけが上達した。

コメント
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