「今の若い奴は・・・」と言う文句を良く耳にするが、ピラミッドの古代エジプト人の落書きにも同じ内容の象形文字が多数あるそうだ。複数のピラミッドに同様の落書きがあるそうだ。数千年経っても人間は似た反応をすると言うことである。故に「歴史」の教訓がその民族の経験値となる。人間は遺伝子以外にも子孫に「歴史」を残すことが出来る。
翻って現在の若者を同様に嘆く方(右翼と呼ばれている)は多い。徴兵制賛成の方に多いようだ。しかし考えてみよ。日本はその軍制で米国に負けたのであり、それにより中国までもが戦勝国になってしまった。
運動部に今も残るシゴキ等は、この負けた旧軍隊の遺物に過ぎない。そんなことを言っても「今の若い奴は・・・」とのご意見が聞こえてくる。正に数千年変わらないこの「状況」を滑稽に思える。近年、そのシゴキより科学的練習を行っているフランス柔道の方が本家の日本柔道よりメダル数が多い。これが結果である。
冷静に見てみると、今の若者がモノを知らないのは親の責任である。知人のある有名大学の学生が米国と日本とが戦争をしたことを知らなかった。更に「多くの若者が知らないようだ」との報道もあった。これは親の責任である。親が悪い。
その他の知識や論理力等は今の若者の方が我々より遥かに優秀である。経験値が低いのは、それは若いのだから仕方がない。後は実践力が足らないようだ。これは私個人の感想であるが。
現在、G7の先進国とロシアや中国も兵制は志願制である。これは何度もこのblogでも言っているように、歩兵の扱う武器も高度化し2年やそこらでの徴兵では何ら役にたたないと、先のG7の先進国とロシアや中国が判断したからである。
日本も同様であり、徴兵制を騒ぐ左翼は韓国がその見本にある。しかし韓国は戦時下の国である。朝鮮戦争は休戦中であったが昨年北の金第一書記が「休戦協定破棄」を宣言した。何時攻め込まれてもおかしくはない。日教組は、そんな国に修学旅行とは何を考えているのか?子供の命より自らの主義主張が優先するようだ。
彼ら左翼は、論理的根拠が中韓の発言に基づくことが多い。行動に基づかない。基づけば、南シナ海の侵略行為を見なければならなくなる。自分に都合が悪いことは見ないのが左翼の特徴である。ここまで来ると思想と言うより宗教に近い。故に幾ら言葉を尽くしても無意味である。
「軍は国家の大事なり」、2500年以上前の孫子の第一条である。経済への影響や国力、など良く考えると、現代戦はスペシャリストが戦争には必要不可欠であり、素人は邪魔なだけでなく、経済力の低下を招き国力の低下へと進む。80年前の戦争と現代戦とは大きく異なるのである。
集団的自衛権騒ぎの時、徴兵のまやかしで世の母親を左翼思想に引き入れようとしているのには腹が立ちました。
こちらのブログの記事のおかげで、子供達にもちゃんと説明でき、本当に感謝です!