今日はイギリスの欧州連合離脱是非を問う国民投票 EU Referendum の日!
怖いもの見たさで買ってみた愛国的新聞、デイリー・エクスプレス Daily Express(その日は特別たったの10ペンスでした)のまんなかにはさんであった、EU離脱 Leave / OUT を訴えるポスターです。
ドーバーの白い崖の上で「我々の国を返還するよう要求する!」とつぶやくイギリスの守護聖人、聖ジョージ(国粋主義新聞、デイリー・テレグラフのマスコットでもあります)!
愛国的で陳腐だな~。
ドーバー海峡(英仏海峡)を越えて押し寄せる移民をくいとめてるんでしょうね・・・せこい!聖ジョージ。
地元選出の国会議員事務所が郵便うけにいれていった、残留 Remain / IN を支持するよう訴えているチラシ2枚です。
離脱派のリーダー格、ボリス・ジョンソンとナイジェル・ファラージの写真の悪意ある選択がお笑いですね。(左上の白黒)
イギリスの政治キャンペーンでは、あげあしとりをふくめて、敵対する政党の矛盾を突くえげつない「ネガティブ・キャンペーン」がおなじみです。
相手方の政治家がバカみたいに見える、できるだけ写りの悪い恥ずかしい写真が注意深く選ばれます。
選挙権のない私もテレビにくぎづけ、双方の言い分を注意深く聞いています。
私の意見はここでは述べません。
結果は見てのお楽しみ・・・・。
まるで、日本のニュース番組みたいに!!テレビのレポーターが一般の人に意見を聞きまくっていたのが特筆ものです。
イギリスでは、街で一般の人にマイクを向けて何か言わせることはほとんどありません。当事者とか目撃者等に質問したり、また「国民の関心がどんなに薄いか」なんてことをレポートするために「xxを知っていますか」なんて聞きまわる街頭インタビューなら何回か見たことがありますが。
それが国民投票にかんしては全く別です。自分の利害について熱く語りたがる人や、どっちがいいか決められないと公言する人のなんと多かったことか!
一般の人といっても、経済学者や政治学者などの専門家ではない、という意味で、農家の人や中小企業の経営者、低賃金労働者など、結果の如何によって生活に影響がある人がほとんどで、日本のテレビでよく見かけるいきあたりばったりインタビューとはぜんぜん違うかもしれません。
離脱が決定すればすべての国民の生活に大きな影響があるはずです。
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