イギリス/ストックポート日報 《England/ Daily Stockport》

イギリス北西部の歴史ある街、ストックポート Stockportから(ほぼ)日替わりでお送りする、イギリス生活のあれこれ。

ホントに何も祝わなかった、洗濯物を干して子供向き用のイースターバニーをのんびり食べた今年のイースター

2021年04月05日 06時43分49秒 | 英国の、生活のひとコマ
イースター・サンデーの昨日、前回の記事で宣言した通り、祝い事も特別な食事の支度も何もしませんでした!



私たち一家は信者ではありませんから。

ちょっぴり肌寒い日でしたが、またまた好天、庭仕事をして、今年初めて庭に洗濯物を干しました。

今ではイギリス人の多くも信仰が全くありませんが、庭や家の中に卵(の形のチョコレート)を隠して子供たちに探させるイースター・エッグ・ハントをしたり、仔ヒツジの肉のローストなどを食べてイースターを祝います。
そもそもイースターの起源は春の訪れ=新生を祝う古代ローマの土着的な自然信仰だといわれています。
ちょうどこの時期に処刑されたキリストが2日後に「復活」したという言い伝えと復活→新生を結び付けて新しい規範であるキリスト教の行事として定着させた経緯があるみたいです。



卵は生命の誕生のわかりやすいシンボルですし、フワフワしてかわいい~ウサギはそれほどわかりやすくはないかもしれませんが多産で知られることからやっぱり新生と結びつく、おめでたいシンボルなのです。

3月にサカリがついたウサギの、イースターの頃は出産ラッシュです。
ナマナマしいですね。



祝うのはキリストの復活だけではありません。
春の訪れや(ウサギの出産ラッシュ)今年度の新たなスタートを祝ってもよいのです。

日本や中国などでは大きな節目でおめでたいカレンダー上の新年のスタート(お正月)は寒くて暗くてイギリスではあまり盛り上がらないものですから。


さて、写真は私が自分用に買ってきたとても子供っぽく甘~い80ペンスの格安のイースター・バニーのチョコレートです。


きらきらピンクのフォイルを剝くとチョコレート色のウサギが出現。


外側はまつげが長い裸の女の子のうさちゃんのイラストなのに、なかみは憎たらしい顔つきのオスのウサ公です。

ピーターラビットの真似と思えなくもないチョッキを着て、(スティッチの表現がはっきりで)「ジーンズ」をはいていますね。

後ろ側はどうやら上半身裸ということに.....


息子にあげたのは同じドイツ系安売りスーパーマーケットのリドルで買ったマダガスカル産ココア分66パーセント!の高級イースター・エッグです。


トカゲの装飾がイースターらしくなくて気に入りました。

デパートなんかで買うと20ポンド以上しそうなショコラティエ職人の手づくりイメージを強調した高級品が5ポンド99ペンスで買えました。

.....「ブタに真珠」だったようです。

息子は「濃厚(rich )すぎて苦くて好きではない」と言っています。
たぶん、大人の男性が恋人や妻にプレゼントする類の大人のイースターエッグです。
私がもらって午後のおやつに食べてみることにします。

今日もまだスプリング・バンクホリデーあるいはイースター・マンデーともいう休日です。









コメント
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