古文書を読もう!「水前寺古文書の会」は熊本新老人の会のサークルとして開設、『東海道中膝栗毛』など版本を読んでいます。

これから古文書に挑戦したい方のための読み合わせ会です。また独学希望の方にはメール会員制度もあります。初心者向け教室です。

神奈川宿台町の疑問解ける 膝栗毛初編16

2016-06-08 07:26:43 | 膝栗毛初編

 膝栗毛初編13で広重の絵の右側に家はなかったのか?・・という疑問を呈しておきましたが読者の方からお答えを戴きました。

 上の錦絵がその解答です。画面右側の坂道に人々の往来が書き込まれていますね、ここが神奈川宿台町です。ちゃんと右側にも家並みがあります。台町は片側町ではなかったということです。

 汽笛一声新橋を・・の蒸気車が横浜方面から走ってきました。人々は振り返って見物したことでしょう。そしてある感慨に打たれたはずです。最早将軍様の世に戻ることはない・・・と。