べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

鉄筋終了~コンクリート打ち込み

2009-04-06 13:36:33 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)


本日は快晴。いままで冬型だったり春型だったりした天候も、急に春一色となり、今週は晴れの予報が続きます。

宮本町M邸ではベース配筋が終了し、コンクリート打ち込みも無事終了しました。



竪、横のベース筋が配筋され、鉄筋だらけの基礎になっています。




基礎の脇に植えられた椿が咲いてきました。
春の到来です。




土中梁の部分を先に打っていきます。


バイブレーターは鉄筋とコンクリートのなじみをよくするために掛けます。
掛けすぎるとコンクリートの砂利とセメントが分離して強度が弱くなってしまいます。
今回のコンクリート強度は24N/m㎡です。(一昔前は240kgf/c㎡)

コンクリートの強度や耐久性は、骨材である砂利とそれを接着するモルタルの砂の質で大きく左右されます。
砂に含まれる塩分によって鉄筋が侵食されたりもする。

長岡のコンクリートは砂利、砂、共に良質な材料がそろい、海も遠いことから塩分の含まない日本で一番強い材料でもあります。
信濃川の下流~中流に面しており、これより上流だと砂が手に入りにくく、下流だと砂が細かくなりすぎてしまう。
栗石にする10cm~15㎝の石も適度に揃うので、栗石地業に最適な材料が手に入る地域です。
おそらく、東京や横浜で手に入るコンクリートよりも数段強度が出るでしょう。
関東方面では骨材(砂利)が手に入りにくく、再生砂利(解体したコンクリートを処理したもの)を用いているようです。
(以前、東京で使った土間コンクリートに解体クズが入っていた)

また、長岡から下流の新潟では砂が細かくなりすぎて直ぐに固まってしまうのも難点です。そのために凝固遅延剤を入れなければならず、また海も近いので残留塩分も気になります。



半分終わってきた。




打ち込み終了。
春のおだやかな日での仕事が終わると清々しい気分になります。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 森はいのち ~越後の森と木... | トップ | ニンジンから宇宙へ »

コメントを投稿

新築に近い宮本町M邸(越後杉)」カテゴリの最新記事