べんりや日記

住まいのこと、情報発信!

丸太加工中

2009-04-07 13:20:49 | 新築に近い宮本町M邸(越後杉)

本日も、快晴。天気がいいと気持ちが良い。
春到来。桜も芽吹きはじめてきています。

雪国は、冬が長い分、春が待ち遠しいものです。
その分、春になると一斉に動き出す。
最近は四季が無いともいわれますが、ここ長岡では自然の恵みや季節の移り変わりが身近にある。

私は、そんな長岡が好きです。

赤峰さんの言葉を借りれば、「真土不二」3里四方にあるものを食べれば健康になるのと同様、近くに育った山の木を使うことで、家も丈夫になり、山が手入れされて水源としての山林も保たれる。

長岡の木は長岡で使う。新潟の木は新潟で使う。

地域内での循環経済も生まれるので一石三鳥も四鳥でもあります。

基礎工事が進む中、丸太や梁を加工する作業を平行しています。
今回の増築工事でも、伝統構法を応用します。
地元の木を適材適所で無駄なく使えるのも伝統木組みだからこそ出来る技。

写真のような根曲がりの木は、製材しても売り物にならないので、ほとんど山で切り捨てられるものですが、そんな木でも構造の要になり、有効に使えます。

曲がって張っている方を上にして使えば、「梁(はり)」として立派に機能します。



竪(背)が30センチもある受け材。
みんな越後杉です。




大入ホゾ差し鼻栓打ち部分の墨


木に触れて作業しているときが一番楽しい。嫌なことも苦しいことも忘れさせてくれる。
「この木を活かしたい」
という一心で墨を打っています。

EMで生ゴミを処理するときも、
「地球を救ってくれ」と念じます。
微生物も、その願いに反応して、ちゃんと醗酵してくれる。
(人によって醗酵する、しないがあるそうで、そういう所の差なのかも知れません)

そういった「願い」が込められながら家が造られているなどと、お客さんは知らないでしょう。
(ただ強いとか県産材使ってるだけじゃないのよね~これが・・)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ニンジンから宇宙へ | トップ | 五重塔の考察 »

コメントを投稿

新築に近い宮本町M邸(越後杉)」カテゴリの最新記事