断熱性能を高めるリフォームを行うと
エコポイントがもらえる制度がはじまろうとしています
家電製品に関しては、既に「家電エコポイント」の制度が導入され、省エネルギー性の高い製品を購入した場合、「エコポイント」が発生し、そのポイントを地域商品券等に交換できるようになりました。
この制度は来年も続くようですが、住宅にも「エコポイント」を導入しようという動きがあります。
経済産業省、国交省、環境省が1/3づつ出し合って、合計で1000億円の予算を確保、平成22年1月1日~12月31日に工事着工(平成21年度補正予算が成立した日より後に工事完成)した断熱リフォームに最大30万ポイントを付与する方向で(新築の場合は省エネ基準のトップランナー型の施工)、平成21年度補正予算案に「住宅エコポイント」が盛り込まれ、今国会内での予算の審議、通過が待ち遠しいところです。
国交省にてエコポイントの発生基準を吟味しているところですが、どうやら2月にならないと正式には決まらないらしく、現在のところは国交省のサイトにて確認する以外はなさそうです。
YKKの後付用樹脂サッシ「プラマードU」
「省エネ建材等級☆☆☆☆」
この認証シールが貼られていることで、
省エネ製品と判断します。
ペアガラスということで、
同じく「省エネ建材」認定シールが貼られています
こういった内付樹脂サッシを取り付けることで、住宅の開口部からの熱損失を抑えることで省エネルギー性を向上させようというのが目的です。
製品に「認証マーク」を付け、「認定書」が同時に送られてくるそうで、この認定書と工務店の請求、領収書とそろえて申請することで、エコポイントと交換する制度になるようです。
一般的な窓である、
幅1.6m×高さ1.2mの窓に樹脂サッシを取り付けた場合、12,000ポイントが発生することになります。(国交省HP2010/1/20現在)
YKKの樹脂サッシ「プラマードU」の1.6×1.2mの製品を取り付けた場合、本体で21,000円、取り付け費が4,000として計25,000円。
エコポイント12,000ポイントを差し引くと(1ポイント=1円とした場合)、サッシ1箇所当たり13,000円で済む計算になります。(ほぼ半額です)
エコポイントの交換対象として「商品券」や「プリペードカード」、「地域商品券」がありますが、住宅版の場合は更に、省エネ施工を行う追加工事費も含まれます。
「サッシ工事をした後で、申請し、ポイントを発行したら更なる工事費にあてる・・・」
ということも可能になりそうです。
ただし、長期優良住宅の補助事業との併用はできない(リフォーム減税との併用は可能、介護保険との併用は?です)ので、新築の場合に補助金を使う場合はエコポイントは発行しないほうが無難です。(長期優良住宅でない場合で省エネルギーのみを高めた住宅の場合は使っても良いと思います)
どちらが得なのか、よく判断してから使いたいところです。
住宅版エコポイントへ・・
二重サッシに関しては、我が社で昔からお薦めしていて、「標準」だったのですが、今年になってメーカーが一方的に「生産中止」となって、現在では樹脂製ペアガラス仕様を余儀なくされています。
その後、メーカー側から「防音」「断熱」「防犯性」に優れたサッシとうたい文句に「樹脂製後付サッシ」が登場し、
「一杯喰わされた」
感じがある今日この頃・・・・
「二重サッシの良さが分かっていたなら、何で中止にするか!!」
と言いたいところ・・・・
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