何度も書いているのであるが、先日はAntonioSanchezのprofessor4を売却した。 シダートップ単板、ローズウッド単板(サイド、バック)の定価は275000円の私としてはこれまで購入したギターの中では最高額のギターだった。 実売は220000円だったが、200000円で購入した。これはボディーに微かな傷があったので、新品でも2万円をさらに値引きしてくれたのである。
しかし、半年使用して、6~1弦のバランスは今使用しているCordoba45limitedの方が勝っていて、さらに、私の指頭奏法や弾き方もあるが、相性が良い。
Cordoba45limitedはサイドバックがホワイトエボニー(&ブラックエボニー)の見た目も申し分なく素敵なギターだ。
Cordobaのラインナップには現在は存在しない生産終了のギターである。
制作台数は分からないが、このギターは3年前に購入した時でも販売されている店はほとんど無く、希少品と言っても良いだろう。
しかし、音色はどんどん良くなって来ている印象もある。 さらに、ネックが完璧なストレート。 トラスロッド機能も装備されているので、仮にネック反りが出た時でも簡単に修正する事が出来る。
トップ材のスプルースは購入したときには少し音量も弱い印象だったが、3年経過して、以前よりも音量も増した気がする。
トップの木目が少し色むら(縦の木目の色が少し変色する傾向)も出てきたので、新品時の真っ白よりも味が出てきた。
このギターは購入価格は156000円。 定価は185000円だった気もする。
ハードケース付属だったが、付属のハードケースは1年程度で貼り付けの外装が剥がれて来たので、スーパーライトケースのセミハードを購入した。
Cordobaのセミハードの方がケースとしては良いだろう。
さて、ギターを売却したばかりで新たにギターを購入する事は考えて居ないけど、妻がギターを弾く事も(職場ではギタークラブを作る話があるらしく、誘われている様子)想定して、仮に弾く事になったら、やはりもう一本欲しい所だ。 私は仮に次にギターを買うならCordobaのギターを買う事を決めて居る。(Taylor LTD EG Academy 12e-N エレガットギター も候補になるけど)
そこで、Cordoba Esteso SP が欲しい・・・と・・・。
がしかし、これは予算的にも無理もあるし、他のラインナップのF10との違いもあまり無さそう・・・(本当はかなり違うかもしれないけど)。
特にEsteso SP と同様のロゼッタデザインである。 このロゼッタが私が好きなので、同じデザインのロゼッタで、シリーズとしては -LUTHIER Series- のハンドメイド制作とのこと。 しかし、F10は中国製らしく、本当にハンドメイド??? と疑ってしまう気もする。 Cordoba45limitedの方は(ESPANAシリーズとして、ハンドメイドである)メイドインスペインと記されて居るので、実際にハンドメイドのスペイン製だろうと思う。 ハンドクラフトでは無いのは名盤(ギター内の明記されいるシール)にハンドメイドの記載が無い事で分かる。
いまはスペイン製のラインナップはすでに廃止されているだろう。 他にもMASTERシリーズのハンドクラフトシリーズも生産中止になっている。
今はほとんど全て中国生産だろうと思う。 しかし、中国製でもしっかりした生産管理がなされていて、近年のほとんどのギターメーカーは中国を拠点とて制作されて居る。 これはyamaha、aria、taylor、Headway、Ibanez、その他大手ギターメーカーのほぼ全てが中国生産である。
国産で制作されているギターは30万円以上のギターに限られていて、スペイン製のギターが欲しいなら、AntonioSanchezなどのスペイン工房のみで生産しているギターメーカーを選択する事になる。
さて、その次のギターはCordobaF10が候補。 実売価格は12万円以上で、Amazonなどでは20万円を超える値を付けるほどだ。
このギターが中古で80000円、新品で110000円で販売されている。
CordobaのHPでは実売市場価格は176000円となっている。
この中古(新品同等品の美品、写真で確認しても使用感はほぼない)を購入しても損は無いだろうと思っている。
仮に売却するときでもその差額は少ない。 前回売却したAntonioSanchezprofessor4の差額は10万円以上の差額があったが、それに比較すると半額だとしてもそれほどの損にはならないと思った。
音色はCordobaの特徴そのもので、(動画での確認だが)切れの良い高音、深みのある低音、バランスも良い印象だ。
切れの良い音色は音量の印象はそれほどでも無いように思える。 どうしても、音にが明瞭でサスティーンの伸びが弱く感じるのは、音が透き通っていて、切れがあることだろう。
逆に音量があるギターはどうしても和音に濁りを感じる事がある。 音が全体的に広がる印象があるので、音の明瞭感は劣る。 音色もメローな柔らかめの音色を求めるならシダー材トップのギターの方が良いかもしれない。
スプルースは音が堅い印象があるので、音量が増すようになるには長く弾き込んで、音色が柔らかくなる経年が必要だあろう。
トップ材の色が濃くなるほど音色は柔らかくなり、シダーに違い音量も出る。 しかし、音の切れは変わる事が無く、長くギターを弾くならスプルース材はギターの良さを実感出来るだろう。
さて、今日はそのF10の中古を問い合わせて見ようと思う。 新品もあるが、制作年としては2年程度新しいらしい。 らしい。 あくまでも販売店の話なので、実際にはどうかな? Cordobaは制作年などは記載が無いと思ったけど?