文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

突然、ヨーコ・オノを想った。

2010年07月31日 20時59分30秒 | 未分類
所用で事務所に寄った帰り道、ふと思った。今の日本に3,500万円のお金を掛けて、国やマスコミの過ちを糾す、そんな人間は一人も居ないのかな、と。

もし、そういう面でも僕が1億2千万人の、ただ一人だとしたら、寂しいな、これは全く良い事じゃないな、と。

読者諸兄の中には、9.11の後に、ヨーコ・オノがワシントン・ポストかニューヨーク・タイムズの全段をぶち抜いて♪Imagin♪の、或る歌詞を、空白の中に書いて、掲載した、
意見広告を見た事が有る人がいると思う。

私たちの国の中に、今が盛りの人、或いは、ヨーコ・オノ以上の大金持ちの人に、
その様な事を成す人が、若し一人も居ないとしたら寂しいな、と。


私たちの国のジャーナリズムについて。

2010年07月30日 23時40分16秒 | 経済とマスコミ
この国では、おかしな事に、僕の様な無名の人間が、大金を払ってでも提言したいと思っても、
新聞社は、そのような、無名の人間に依る意見広告は掲載してくれないのですね。

例えば平成2年、4月の事、当時、定期的に僕の話を聞きに来ていた日経新聞大阪支局の広告局長が居た。僕は単純で簡潔な広告を大至急、全国版、全段ブチ抜きで掲載してくれと依頼したのです。費用は3,500万円…当時の弊社には何の問題もなかった。

「拝啓大蔵省及び日銀総裁殿。今般の総量規制は以下の2点で憲法に抵触していませんか?

一、(僕は所謂左翼では無いので、敢て労働者と言う言葉は使いませんが)
不動産業者と言うのは中小企業の集まりです。そこで働く従業員の生存権を侵害していませんか?

二、一つの業界、一つの業種にお金を貸すなというのは職業選択の自由に反していませんか?
そこまで言わなくても、資本主義の根幹は私有財産制に在り、その土地を担保にお金を貸して金融(銀行)が生まれ、やがて証券…株式市場が生まれて行く。その根幹がガタガタに成りますよ…。

一つの業界、一つの業種に金を貸すなと言うのは、民主主義ではなくファシズムではありませんか?

彼は「4月、5月は満杯なので6月に掲載できるようにします」と。
6月になっても、待てど暮らせど返事がないので電話で尋ねると「すみません、6月も大企業の決算広告で一杯なんですわ」

この時、僕は、私たちの国のジャーナリズムはジャーナリズムではないと瞬時に知ったのです。
ニューヨーク・タイムズやワシントン・ポストなら3,500万円ものお金を掛けて、
国に提言しようとする文章、国の過ちを糾そうとする文章を掲載しない事は有り得ないからです。

皆さんは、この国に自由が在ると思っていらっしゃるでしょうが、本当の自由はないと僕は思う。
僕は、良い男だった彼に…僕の様な発想をする社長には会った事がないと言って、定期的に来社していたのですが…「二度と弊社の敷居はまたがないでくれ」以来、彼と会った事は一度もありません。

読者諸兄は、上記の意見広告が、あの時、日本全国の日経新聞購読全世帯に掲載されていたら「失われた20年」も少しはマシだったのではないか、と思いませんか?

この間までの朝日新聞の広告は酷かった。まるでスポーツ新聞の紙面のよう…不景気とネットに押されて、
今、新聞社の経営は青息吐息のはずです。

僕は貴方達に提案したい…あんな酷い広告で埋めるのなら、意見を掲載したい個人に全段を提供したらどうですか?と。今の僕は、とても、そんな余裕は有りませんが、今を盛りの人は幾らでも居るはずですから。

言論の自由が看板であるはずのジャーナリズムには一番相応しいと僕は思う。無用にどぎつい表現や明らかに不要な部分は推敲し、レイアウトを助言して3,500万円。大きな収入だと思うのですが。


所謂、市場関係者の意見なぞは聞く必要もない。

2010年07月30日 07時57分27秒 | 未分類
日本を、とことんナメているに等しい外資…だから、25年間、空売りを掛け続けて来たのですから。
元々、残念ながら、私たちの国で最も優秀な人たちではない市場関係者は、25年間、これを是正する何の意見も、
改革も為さずに来たのですから。

数百兆円が掠め取られ続けたのを横目に、ザラ場で上昇しても、せいぜい3%どまりの、主力大企業株が外資に依って蹂躙されている事を知りぬいている、多分、地場証券勢や仕手筋と称せられる個人投資家は、、殆ど年がら年じゅう、停滞しているに等しい…25年前の株価水準に一度も戻っていないのですから当然でしょう…主力大企業株は、明らかに上昇基調という時以外は絶対に買いには入らず、一定のサイクルで、主力株では無い銘柄に資金を集中させ、一日に7%~10%超の上昇をもたらす、その様な事を繰り返しているだけのなです…多勢に無勢の戦法としては当然ですが。

そんな事に、国富を守る、或いは増大させる、株式市場を発展させる意味は全く無いのは無論。

株式市場に覇気が有るとは、上昇して行く市場であればの話です。昨年、停滞する市場に嫌気が差したのであろう
市場関係者は、自らが属する、資本主義社会の根幹である、この市場を、セカンダリー市場だと言い出しました。
「今、市場関係者は(機関投資家等は)社債等が取引される市場こそプライマリー市場(第一市場)で、株式市場はセカンダリー市場(第ニ市場)だ」と。

外資に空売りを掛けられ続けて、ちょっと上がったかと思えばすぐ下落…プロでも嫌になったのでしょうが。
おまけに圧倒的に弱者で、どないも出来ない。少数の40%がバラバラに動いているのですから、一気に空売りを掛けてくる、常に60%以上を占めている相手に勝てる訳が有りません。

勿論、株式市場がプライマリー市場である事は無論。

だからこそ、株価が、やっと上昇して来た時に、三大メガバンクは、新BIS規制に対して、日本の立場から決然とした異議申し立てを為さず、唯々諾々と従い、東証史上最大の公募増資を、わずか1年の間に行ったのです。最初から金利は付いていない、合計3兆円前後のお金を、社債等の市場で集められる訳がないのは無論。

2度に渡っての増資は、本当に外資勢にぼろ儲けをさせる為の様なもの…増資発表と同時に、決定日まで、莫大な空売りを掛けられて、予定価格より大幅ダウン。決定日の時価より3%低い価格で価格決定=彼らの購入価格決定
、と同時に、今度は一気に上昇。下げて20%、上げて10%超の利益。それも短期間に於いてです。
見合いの価格に20億円単位が入るのは珍しくもないメガバンクですから、どれほどの荒稼ぎかは言うまでもないでしょう。

今の三大メガバンクが潰れる訳がない事を知りぬいている日本人投資家は、例えば、三井住友の1回目の時に、
3千数百円、或いは4千円超に上昇して来たときに、当然、もっと上が実力だろう。と買った人は多かったはず。
そして半年後に!2度目の増資。1度目に購入した投資家に1千数百円もの大損失を与えた事には知らん振り。
焼け石に水にもならない、配当をアップします位の事だけで、経営者が責任を取った話なぞは全くなく。

官民、政治家、マスコミの全てが蔑視して来た市場。なのに市場は正しいと思い込んだのか思いこまされたのか、
市場原理主義者の立場を取って、市場の事は市場になぞと言い続け、外資に蹂躙される後進国そのもの、のままで来た市場の実態とは、上記の様なものなのです。

ですから、所謂、市場関係者等の話なぞは全く聞く必要もないのです。
彼らは、この25年間、外資に蹂躙され続けて来たのに、何の意見も、提言も、何の改革も出来なかった。
やった事は、ザル規制の空売り規制と、アローヘッドの採用ぐらいなもので根本的な事は何一つ為されなかった。

その結果として、
戦争末期の超短期間に、北は北海道から南は九州まで主な主要都市を、一気に、焼け野原とされ、とどめに
ヒロシマ、ナガサキ…大半は非戦闘員の女・子供が死んだ…ヒロシマ・ナガサキでは死に行く事すら考える事も出来ない一瞬に焼け焦がされると言う、人類史上初めての、惨い死に方で殺された、400万人の犠牲が在ったから、
何も無くなったから、猛烈に働いた40年の結果として、積み上げた貴重な国富を、百兆円単位で失ったのです。

私たちを代表する政府は、国内にも、国外にも、何の遠慮も要らず、この愚かな25年を、瞬時に終了させ、
米国に屹立する世界最大の市場…中国が数十年したら、そうなるとの予測が既に出ていますが…日本は、今すぐ、
そう成れるのです。そんな国は世界の何処にも在りません…。

皆さんが何にも気付かず、何も知らず、内向きの、おためごかしの大間違いを、この25年、
やり続けて来ただけです。

私たちの国は、ずーっと、愚かな、様々なエゴイズムの中で、ただ眠っていた、世界一の個人資産、1,000~1,500兆円の内、たったの1%を、日々の売買に誘導しただけで、現在と合わせれば、忽ち12兆円の、
世界1,2の巨大市場に成り、外資は瞬時に10%台になるのです。
既述した銀行に滞留して国債以外に投資先のない175兆円から、100兆円を、各分野で大きなシェアを占める技術を持った日本の大企業や、独自の強みを持った企業の株取得に誘導する…この面でも外資のシェアは、今の45%から
忽ち30%に落ちるのです…もうでかい事は言えません。下世話に言えば生意気な事は言わせない。

日本の金で荒稼ぎ、こちらは貧乏をかこち、あちらは優雅な生活なぞという漫画は、もう終わり。

上記の様な事は、もうさせない。本当に、日本株に将来性や、魅力が無いのか、有るのかは、黙って分かるはず。

20世紀型資本主義とは、大きいものになびく、ただそれだけの主義で、大した哲学なんぞは有りはしないのですから。

十兆円の金を誘導すれば、空売りを規制したら市場が小さくなる等との、お為ごかしな論理は瞬時に霧散。
更に前述した100兆円を誘導すれば忽ち時価総額超大国の誕生。空売りの有無なんぞは何の関係も有りません。
今までは売買益を重視した博徒集団の市場が、盤石の基盤から、更に発展する企業からの配当で成り立つ、極めて安定した市場に変わるだけの事。どちらが良いかは言うまでもないでしょう。

しかも、この博徒同士の争いは、こちらの惨敗…数100兆円の国富の損失と、大停滞の「日本の失われた20年」だったのですから。

日本が作り上げる、21世紀型の極めて安定した市場は、今、世界で、日本にしか作れないのです。

20世紀型の、極めて不安定な市場に投資されているお金は、事あるごとに、日本株に逃避してくるでしょう。

つまり、この25年、日本株に空売りを掛ける事で、ヘッジを掛けぼろ儲けし続けてきた…何故なら、日本は米国に勝るとも劣らない政治的、経済的に安定した大国なのですから…外資は、今度は、常に日本株を買う事に依って
ヘッジを掛けてくるでしょう…これからは、こと有るごとに日本がぼろ儲け。

日本の企業が競争力を失うなんて馬鹿な事は、もう有りません。

様々な分野で、何かと言うと「パラダイムの転換が必要だ」などと言いますが、
僕の提言こそが、今すぐ実現できる、唯一のパラダイムの転換なのだと言う事に、
これで完全に気付いて頂けたはずです。

後は、民主党、自民党の大人達よ。貴方達が速やかに実行する番です。
全てが終わるのです。この25年の愚かしさの全て…デフレ、少子高齢化、年金問題。

安定していて日本の強さの基盤だった社会構造の破壊…今でも階級社会だから、1国としては衰退した欧州の、絶望的な労働者階級をコピーした愚かな20年、悲惨な南米のスラム街に等しい、若年、低年収労働者1,160万人の出現。
全てにピリウド。

日本サッカー協会なんぞと言う大馬鹿な協会と一緒に成って作ったものでもあります。この協会が日本ではメジャーじゃなかった、単なる一つのスポーツでメジャーに成りたかっただけのエゴイズム…そんなことはどうでもいいこと…一つのスポーツがメジャーだろうが、マイナーだろうが。

元々、貧者のスポーツで、ワールドカップ何ぞの度に、実は、世界のGDPは1兆円近く落ちる…一時の快楽に溺れる者が幸福に成ったためしは無いのです。

大事な事は、90%の国民、一生働いて年収500万円を甘受する代わりに、将来に不安のない人生、平均4人家族の幸福という安穏。国の行く末や会社の行く末を考える必要のない屈託のなさを守り、元の状態に戻す事…それを考えるのは最初から年収1,000万円超が約束されている、10%のエリートの役割、仕事なのですから。

労働者に会社の行く末を考えて働け等と言うのは大間違い。考えなければならないのはエリートたち。

労働者は1時間の昼飯休憩だけで、後は、9時~5時、或いは9時~6時の時間をみっちり働けばいいのですから。

みっちり働く仕事がない等と言う公務員は、社会の士気の、為にも成りませんから、即刻、公務員法なんぞは改正し、みっちり働かなければならない職業、職場に配置転換ですよ民主党。

この25年間に数百兆円もの国富を、徒に、今の市場の在り様の中で失ってきたのだから、年金問題なんぞが発生するのも当然なのです。この25年間、既述したような、愚かな内向きのから騒ぎに明け暮れて、私たちの国の国富と、経済力を陰らせたのは政治家とマスコミ…何度も繰り返された円高に対して…市場にあまり介入するのもどうだろうなぞと、たわけたことを言い続けて来たのもマスコミ…

サムソン一社の利益に、日本が誇る世界の大電機メーカー9社の全利益が2,000億円も及ばない、等と言う、阿呆な今を造って来たのは、政治家の皆さま方とマスコミ。視聴率や、一票やの、愚かな人気取りに終始してきた、貴方達の25年の罪、以外の何物でもないのです。

その当事者が「年金何とかして欲しいですよね」「年金なんとかして下さい」等と厚生大臣等に言うことほど、
滑稽な事は他にない…貴方達の、この25年の在り様の結果以外に、どんな原因もありはしない、というのに。

盗人が、盗みはいけないですよね、と言っているのに等しい事が全く分かってないのです。

とんでもなく東京1極に集中して、もはや三権分立以上の、正に全体主義の力を持ったマスコミ(特にTV6局)に怯え続けて、徹底的に内向きで来た25年…相手が、どれほど軽薄な大馬鹿者かも知らずに。

貴方達が、この25年間、日本で一番の犯罪者なのです。しかも、その程度と低能が酷過ぎるから、
こんな事に成った訳だし、救いようのないほど愚かな25年だったのです…この大馬鹿野郎どもが、こちとらの身にも成って見ろい。お前達のような大馬鹿ものの為に使われた税金を返して寄こせと言いたいのは当然だろう。


東証の実態と朝日新聞(マスコミ)の報道。

2010年07月29日 10時35分48秒 | 経済とマスコミ
7月27日、朝日朝刊…東証、昼休み廃止?取引時間延長へ…という新聞記事を読んで、
僕は確信しました。
各新聞社の経済部記者で資本主義の根幹である株式市場について知っている人間は1人も居ないであろう事。他の部署と同様に、記者クラブに詰めて、言わば官製垂れ流しの情報収集を仕事として居る事を。世界経済に対する勉強、検証なぞは皆無である事も。
朝日がこれなのだから、他のマスコミは、もっと酷いであろう事を。

外資が、東証の売買に占める割合は4割だなどと書いているのですから。
常に60%前後~70%と言うのは常識、事実であるのに。しかも東証はHPで常に公開している…投資部門別売買状況…因みに、直近の7月第二週(7/12~7/16)では、
法人10.9%、個人26.2%、海外投資家60.1%、証券会社2.7%です。

一体、誰から、どんな話を聞いたら4割等と言う数字が出てくるのか?
意図的に外資の比率をひっくり返したのだとしたら悪質な捏造記事だし。
こんなお粗末で、己が民主主義の守護神のように裁きの決定権者の様に振舞うのが、
マスコミの実態だと知るべきなのです。

資本主義の根幹である株式市場には、一日にA4用紙25枚位の情報が毎日流れている。
日本と世界の経済情報、情勢の全てが流れている訳です。

社会に出てからの人生の大半を不動産業界で過ごした僕に、欠けていた最後のパズルを指し示す様にして、神様は、今、取り組むべきものは「これだ」と。蔑視していた訳ではないが、同じように大きなお金の動く相場の有る市場に従事していたから、取り組む必要は無いと思っていた。

大体、人間や大企業の価値が一日で上下する事などない、とも感じていたのも事実。
単純に言えば株は不動産とは違う圧倒的な換金性を有している、その一点では不動産に勝っています、が、最初に大手証券会社の営業マンに尋ねた時、「えーっ」と思った事が、彼らが至極当然の様に考えている寄付き制度…「明日、幾らから始まるか分からない。そんなの相場と言えない」と絶句したのです。

毎日、2年間、机の上にPC4台を置いて主力大企業から、その時々に動く銘柄に至るまでの440企業を眺め、毎日のありとあらゆる情報(A4・25枚分)を分析しての結論は、
東証は、どないもならん市場。不動産の様に資産と考えてポートフォリオ(資産表)を組んで、ビジネスとして勝ち負けを考えるなら、空売りを掛けるしかない市場。
買いのみの資産表を組んだら莫大なマイナスを抱える事に成ります。

この世界には、ジェイコムの誤発注事件の時に大儲けした事を契機に、200億円稼いだ有名人が居る訳ですが、買いのみでやっているという彼は全くの例外。僥倖で20億円超も儲けたら連戦連勝の道を歩けるのは当然の事ですが、彼は、僕が気付いたカラクリ(と言っては語弊が有るかもしれませんが)世界の金融の中心であるウォール街とはどういう事か?に気付いているはずです。

彼が連戦連勝で居られるのは、他にする事が無く…彼が社会に出たのは、平成4年以降のはず…つまり日本が、繰り返し既述した理由で、大停滞を始め出した時=就職困難時代…株しかする事が無いと言う彼は、月~金、誰とも会食もせず、誰とも会わず、1日中、日本とNY、世界の株式市場、関係する為替や原油やetc.の市場全てに目を通して毎日を過ごしている、と。

買いのみに入ったら、彼の様な生活をしなければ、勝つ事は無理でしょう…それほど、いびつな市場なのです。

彼以外の大半の人は他に仕事を持っているのです。日本の資産家の全ては自分の仕事を持っている。僕の知人に大概ではない資産家が居ますが、言う事は、株は大博打、日本株はアカン。やるなら外債投資。毎月1,000万円を超える配当を得ている、と。

閑話休題
東証の昼休みを無くして良い事は一つだけあります。寄付きが1回なくなって、莫大な空売りを打たれる機会が1回無くなる。

さて、僕が「日本株必勝法」と題して本を出版したとしましょう…ベストセラーになる可能性も大でしょうが、それでは、一将功成って万骨枯るでしかありません。
何故なら、下手すれば日本沈没(は大げさにしても)日本株は永久に上がらない事に成ってしまうからです。


21世紀の国富論。

2010年07月27日 15時27分25秒 | 文明、政治、経済
「文明のターンテーブル」


「21世紀の資本主義」…米国に屹立する世界最大の株式市場、株式時価総額大国となって、金融大国、産業大国、技術大国の三本柱を完成し、後、170年、米国に屹立(補完)する超経済大国として栄え、世界をリードし、今は貧しい国に、水を流し続ける日本をつくる、21世紀の国富論…。


                                              芥川賢治

読者諸兄に読んでもらうだけでは仕方が無いので、僕は「マスコミをガラガラポン」「TV6局が…」の2章を出稿した日の昼に、ニュースステーション、ニュース23等に、全文をメールしたのでした。各局の知性有る順番に、心臓に届いていたはずだと僕は確信しています。

同様に、管直人には添付で、民主党本部には「文明のターンテーブル」全文をメール。
谷垣へののメールは文字化けして、どないもならない感じでしたが。

僕は、かつて、ジョン・レノンとヨーコ・オノが素晴らしい曲♪アンジェラ♪で歌ったように…
Angela your words reaches far…真実の言葉は地球を穿ち、遥か遠く宇宙のかなたまで届くものだと信じて
生きて来た者です。


「21世紀の資本主義」を作ることこそ日本の役割。

2010年07月27日 14時42分07秒 | 20世紀と21世紀

20世紀は、長い事…1,900年間と言っても過言ではない…抑圧されて来た女性が、終に…
能力的には男と全く変わらない…肉体構造上、走るスピードや力仕事では男に劣ると言うだけで…全く同じ人間であるという当然の自由と権利を掴んで始まった世紀。

中盤は、あの忌むべきファシズムの狂気が、日本、欧州を覆い尽くし、人類史上最悪の大戦争を起こした世紀…僕は、この様な人類史上最悪の大惨事を引き起こす事になった原因は、この時までの覇権国家が=米国が覇権国家に成るまでの=殆ど全部、今の米国とは正反対の、貧しい国や地域を豊かにするのではなく、自らの国の為にだけ覇権を使用したせいだと考える者です。

他国からの富の収奪に乗り遅れた国=貧しい国が、そのいびつさが極大化した時に、
自らの民族こそが世界で最も優秀なのだとして暴発した世紀。

僕は、この世紀の哀しさを最も良く表現した芸術家の1人として「ライフ・イズ・ビューティフル」を作った、
イタリア人の映画監督、ロベルト・ベニーニを挙げたい。

一目ぼれして結婚、幸福そのものの家庭が、妻がユダヤ系であった為に、ナチスの収容所に連行される。追いかけて収容所に入った彼が妻子を探す為に、深い霧の立ち込める夜に、
管理棟に忍び込み、ピアニストであった妻の好きなクラシックを、収容所内に流す。

立ち込めた霧こそ欧州を覆い尽くしたファシズムの霧だろうし、
音楽は、人間として最低レベルの有り様に翻弄されつくした、この時代の人間の、筆舌に尽くし難い哀しさ。

終盤は共産主義が歴史的に崩壊した世紀。
「資本主義社会に於いては、人は人にとってオオカミだが、共産主義に於いては、タバリーシチ(友達)なのだ」と言って、レーニンが、1917年に、ロシアに人類史上初めて共産主義国家を樹立した時、世界中の本物の知識人は、別な衝撃を受けたのです…労働者の国が出来た以上、自分たちの存在価値は終わった、と。

原理は正しかったはずの共産主義が実際には最悪の中央集権国家、言論の自由のない共産党独裁国家…結果として、おおよそ貧しい国にしか成らない事が判明して、歴史的に終焉を迎えた世紀。
21世紀の初頭に起きたこの間の金融大乱は、20世紀型の資本主義が破綻した世紀だと歴史に刻まれるはずだと僕は確信する。が、それは文明のターンテーブルが廻った私たちの国が、その役割を果たして(僕の提言に真実が在る事に気付いて頂いて)狡猾や強欲ではない、極めて安定的な21世紀型の市場を作った場合に於いてのみ。

株式市場は全国民が安定的な配当を得て莫大な消費を為し、諸外国にも多大な利益をもたらすものに変わる…勿論、今の比ではない位に、不祥事や、減配に対しては、経営陣の大幅減給は無論、即刻退陣。退職金も大幅減額等、今よりも遥かにエリートには峻厳な社会にして。

大体、各国の財政出動で助けられた証券会社等が、元々、ラテン系欧州諸国の地下経済振りからの、因果応報だとはしても、これらの各国だって財政出動した訳です。

そこを今だとばかりに狙い打ちして大規模な空売りを掛けて儲けるなんぞが、まともだと言えるのか?そんな狡猾な者に頼っている様な資本主義が、20世紀の資本主義なのだとしたら、変えて当然。
そんな強欲や狡猾に頼らなければならない知性なぞ知性では無い。

後は、政治家である皆さま方よ。貴方達が知性有るのなら、その限りを尽くして考えて成し遂げる事。それ以外に貴方達の役割、存在理由は無い。
低能の極に達している、本質は全体主義者のマスコミなんぞで見栄を切ったり張ったり、己の地方の選挙民の1票の事だけを考える事が政治家の仕事ではありません。

最後に、読者諸兄は、能力に於いて男性に勝る事は有っても劣る事は無い、女性を差別しているかいないかで、国の豊かさ、貧しさは決まって来るのだという事にも気付いて下さい。それもまた世界を見れば直ぐに分かる事。




僕は平成4年8月に大合唱をした者達を閻魔大王が見逃さない事を願う。

2010年07月25日 19時32分12秒 | 宗教、エリート、世論
前々回の「日本は今すぐ金融大国に成れるのです」で、500兆円は、日本を大きくしてくれた米国に対する利息だとしましょう、等とと書いた訳ですが…。先ほど、知人と話をしていた時に、怒髪天を衝くほどの怒りを覚えました。

僕や僕が社会に出てからの一生の親友たちも当然に知っていた事を、本物のエリートだった宮澤喜一が平成4年8月に自民党の軽井沢セミナーで言った当然の事…「20年前まで政治の世界にも本物のエリートがいた」を読んで下さい。

この時、宮澤を潰し、もはやどうしようもない事態となり、国の重大問題に成るまで、金融機関に対しての公的資金投入をタブーとした、官庁、マスコミ、経団連、銀行自身に居た、醜いエゴイズムの塊のエセ・エリート達よ。

君たちは、今、年収1,000万円など遥かに越して、己と己の家族の幸せを満喫して居るだろうが、君たちは決して三途の川は渡れないぞ。

民主党がショータイムの様にして、事業仕分けと称して1,000億円単位、せいぜい、1超円規模の税金の無駄遣いを糾している事は全国民衆知の事だが…。当の仕分け人達の中にも、あの時、正義感の大合唱に加わって居た者がいるのではないか?耳をかっぽじって、良く聞けよ。

この愚かな失われた20年の間に、最大500兆円の国富…少なくても100兆円単位…が失われたと言う事を。

貴方方は無宗教の国で良かった。キリスト教なら貴方方には天国への門はないし、地蔵菩薩信仰なら
…閻魔王が人々の様子を事細かに見ているため、綿密に死者を裁くことができるとされている…、
貴方達は極楽浄土に往生の叶わない衆生で、必ず地獄に落ちる訳だから。

貴方達のエゴイズムの為に、自殺した者も数知れず、進むべき道を断たれた者は、今も連綿と続いている。

一番、許されないのは、貴方達の常套文句である子供達云々、その子供たちが、7人に1人が貧困者の国、
大阪では20人に1人が生活保護者の家庭で、今、痛めつけられている事。

こんなに愚かな国に、僕は、自分の人生の大半を捧げて、或る年は、1年に2日しか休まず働いて170億円超の、
納税を成して来たとは、何と言う忌々しい人生だった事か!

この「○畜」野郎の…此処から下にありとあらゆる罵倒言葉を連ねても足りない。

民主党と自民党に所属している者達よ。貴方達には何の違いも在りはしない。
貴方達は、この、たった20年に、数100兆円もの国富を失わせた犯罪者たちなのだ。

もっと愚かな大馬鹿野郎たちの前で、下らぬ見世物をやっている1秒の猶予もないぞ。
明日、即刻、僕の提言にとりかかれ。

米国は、君達に呆れ、見下り半を、殆ど出しているに等しい。
こんな内向きの低能では、どうしようもない。いかに共産党の独裁国家とは言え、中国の方が、
もっと、ちゃんと世界をみているぞ、と。

速やかに、米国と屹立する、他国に比べたら圧倒的に大きな株式市場を持つ、超経済大国覇権国家として、
G8やG20では、常に米国大統領の隣に立つのだ。其処が日本の位置。

立つ場所がないかの様に端っこに立つ、日本は、そんな場所の国では無いぞ。


民主党と自民党が、無理やり与党、野党と言っている事に何の意味が有るか?

2010年07月25日 14時33分43秒 | 日本の政治

IMFから来年中に消費税を15%に、などと勧告されている今、民主党と自民党が、無理やり、与党、野党等と格好をつけて居る暇はないと思う。元々、殆ど違いはないのだし。

これをマスコミが大政翼賛会等と言うのは、全くの、お門違い。この20年、彼らがやって来た事こそ、大政翼賛会そのもの…極端に東京一極集中し、情報の東京一極集中、東京以外の都市は全て二流都市に陥落させ、衆愚政治、ポピュリズムを甚だしくして来ただけのことなのだから…蝦夷富士を眺める4億円超の億ションをポンと買った中国人の方が、私たちの国のマスコミより、日本の地方の素晴らしさを知っていた…

彼らの下らぬ、はしゃぎ倒しの中で、あれだけの惨禍の後の60年、勤勉に働いて作り上げた日本の大事な国富を、たったの20年で、何百兆円も失ったのですから。

ドイツ等の連立大政権と言うだけのことです。その目的は、今すぐ米国に並ぶ世界最大の金融大国=最大の株式市場を持ち、株価時価総額大国に成って、国富を一気に増大させ、デフレも瞬時に霧散解消させる、少子高齢化もピリオド。サッカー場なんかで人生を浪費する様な若者も、もう出現させない。

最高の知性と自由を持った、世界最高の国として、後170年栄え続け、この豊かさで世界も救う為、目的は、ただそれだけ。他の目的なんか、今の時代に在りはしないのだから。

同類が、与党、野党なんぞと分かれていて喜ぶのは、もはや低能の極に到達して居るマスコミだけ。

後は出来るだけ、日本最高の知性に準じた者達が…最も大人である者達が結集すれば良い事。
大体が、どちらも民主主義を名乗っている政党ではないか?

それともマスコミは、この両党がヤクザや右翼の政党だとでも言うのか?

ヤサグレなのは、多分、君達の方だよ。

戦争志向、時代遅れのナショナリズム志向なんぞは、居たとしても、極少数だろう。
そんな者は置いてゆけば良いのだから。

今は大経済競争の時代。「戦争は終わった」のだ。

終わっていないのは、直っていないのは、多分、マスコミよ、貴方たちだけだ。
年収1,000万円超が約束された安穏の中で、お茶らけたはしゃぎ倒し野郎をやり続けている君達だけが、世界が見えて居ないのであって、
およそ、今の時代に政治家を名乗っている者で、世界が、経済が見えて居ない様な輩は、君達が作り上げて当選させたようなタレント政治家の類位だろう。
嘘だと思うなら、平松大阪市長を見よ。
否、いくらでも居るだろう。君達が持ち上げてきた輩なんぞは。

自民党、民主党の中には、きっと貴方方が思っているよりも遥かに、世界と日本=経済の有りようについて、
思いを巡らしている人間が多数居るはずだ。
そうでないのは、貴方達が育てたタレントや、チヤホヤしたような類だけだと断じても良い。
貴方達の反対側に、この20年の事を、考え続けていた人間が、政治家の中にも山ほど居るはずだ。

この20年、貴方たち以上に、この国を駄目にしてきた張本人はいない事を、事実を持って指し示す為に、
僕は大半の紙面を費やしたのだから。

両党の大人達よ、今すぐ、日本を金融大国にすべきだ。政治家としてやるべきことは、その他には何もない。
豊かさ、繁栄、そこに生じる自由と最高の知性、それだけが貧しさ、妬み、嫉み、やっかみ、殺し合い。
これら、貧しいが故の愚かさを救えるのだから。

いまだに精神年齢12歳のTVが作るお笑い番組なんぞで、今、日本人が味わっている生活の苦しみが変わる訳はないのだ。
それどころか最も良くない「解決しないでごまかす」そんな態度を作っているだけなのだから。


日本は、今すぐ米国に並ぶ金融大国に成れるのです。

2010年07月25日 12時12分59秒 | 金融立国、株式市場

アメリカは政府の中にアメリカ最高の知性を取り込む国です。
特に金融と国防に(この事は次回に)

アメリカは、かつては、覇権国家として、世界最大の、金融大国、産業大国、技術大国。三本柱の見本の様な国でした。既述したように、覇権国家として、貧しい国が大きくなって行く様に育て続けた結果として…特に日本の奇跡的な復興に依って、製造産業に衰えが見えた分だけ金融大国の方に比重が掛かった。

今、アメリカは大わらわで、産業大国、技術大国の部分修正を、教育レベルのアップも図って為そうとしています。

私たちが今なすべき事は、唯一、欠けていた部分である金融大国にする、という一点だけに集中すればよいのです。

個人資産の10%を日本には各分野に無数に在る優秀な企業の株所得に誘導する…その技術に依って作り上げられた製品が、技術そのものが、世界で大きなシェアを占めている今の内に…ヘッドハンティングやetcで技術が流失したり、盗まれたりしない今の内に…その様な沢山の企業の集合体が日本経済の強さなのですから。

方法は文明のターンテーブルが廻った25年前の章で既述した通りです。
空売りは必要だと言うのなら、今、ザラ場のみで行われている空売り規制のままで認めれば良い事。
…50単位以上の株数の空売りは禁止。現在価格の1円上での空売り…

今の空売り規制は、そのままにして、寄付き制度を廃止すれば、為替や先物で振って、翌日、寄付きに莫大な空売りを掛ける…今の空売り規制がザル規制なのは、午前と午後の寄付き時には何の規制もないからです…
こんな本当の需給とは全く関係のない20世紀型強欲・狡猾資本主義に直ちにサヨナラ出来るのです。

大体、宵越しのリスク、後場開始時のリスク。一日に二回も博打が打たれる等と言う市場の在り方の方がおかしいのです。何の遠慮も配慮も要らぬのです。戦後60年も掛けて、当然な事をするだけなのですから。

既述したように、国民の努力で積み上げた国富のうち、最大500兆円が、これまでに外資にかすめ取られたとしましょうか…奇しくも、米国が毎年、自民党政府に突きつけていた年次改革要望書の中で、米国の最大の願望であった郵便貯金滞留分の500兆円超に等しい…

それは、これまで日本を大きくしてくれた特に米国に対する利息で有ったとして終了しましょう。しかし、今日からは、そうでは有りません。IMFが来年から消費税15%に等と新興国に対する様な勧告を成してきている、とんでもない状況なのですから。

既述した、投資先がないから175兆円もの金を国債に振り向けるしかない、この銀行に滞留した、お金のうち100兆円を、早速、株式市場に誘導しましょう…年3%以上の配当をしている大企業も結構有るのですから…大体、配当が高い株はボラティリティが低いものです…安定しているがつまらないと、所謂、個人投資家が敬遠する株が多い…代表例で言えばNTTや内需関連株等。

前述したように寄付き制度を廃止するだけで、乱暴狼藉、傍若無人な強欲、狡猾な20世紀型資本主義は、あらかた姿を消します。1日の売買に個人資産の1%、10兆円を誘導すれば外資のシェアは、忽ち、10%台に落ちるのですから、もはや好き放題なんぞは出来ません。国内機関投資家勢も安心して毎日の売買に従事できるでしょう…日本株が安定するからです…。

そこに上記の銀行滞留分から100兆円を、配当益を無税にして誘導する(但し赤字銀行や配当益以下の収益しか上げていない様な銀行には認めない)のです。

総発行株数に於いても外資の保有分は、今の約45%から30%以下に下がる訳ですから
日本株は、もはや外資に依って好きなように蹂躙される…25年も下がりっぱなし等と言う愚かな現状は、
たちどころに霧散解消できるのです。

その結果がどうなるかは言うまでも無いでしょう。世界で最も安定した大市場と成った日本株が、リスク回避先と成って、事ある毎に日本株は上がる。その様な、今の円高とは違う、正しい需給での上昇が始まるのです。

この25年、日本が既述した様な超経済大国として、覇権国家として為すべき事だった事を終に成したならば、IMFは、やっと気付いてくれたかと、驚嘆、得心。
消費税云々などは、2度と言ってくる事は有りません。

若し外資が自分たちの配当分や売買益分も公平に無税にしてくれ、と言ってきたら、
日本国内で消費された分(勿論、領収書付き)は無税にする、と言えば済む事。


金融とは、銀行や証券会社の事ではなく、国家戦略の事である。

2010年07月24日 17時59分12秒 | 未分類

僕が言う金融とは銀行や証券会社の事ではない。

国家戦略としての金融、国益としての金融立国、覇権国家として米国と屹立、或いは補完する意味での経済に於いての覇権国家として、20数年前、順番が廻って来た国として、世界が、後170年、より安定して栄えるための超経済大国として、本当は求められていた役割を果たす為の世界戦略なのです。

日本に「文明のターンテーブル」が廻った事に気づかないで来た官僚、マスコミ、経団連、銀行等、この国の中枢。

或いは、この185年間、日本が生んだ最も偉大な知性であった芥川龍之介が、自らの生涯を絶ってまで、私たちに残した遺言…(彼の時代まで、或いは彼の時代では日本はエゴイズムを克服出来ない)周囲は醜い、自分も醜い、それを目の当たりにして生きるのは苦しい…から一歩も進んではいなかった私たちの知性の有り様。

この国の中枢…国を誤らせてはいけない、その為に日々知性を磨く事を怠ってはいけないエリート層が、それぞれのエゴイズムの塊と成って国を誤らせた結果としての「日本の失われた20年」なのです。

そのような国(今の私たちの有り様)の金融は、どんな事をしているのか…銀行に集まった175兆円もの、お金の運用手法が分らず、メガバンクから地銀に至るまで国債を買うのみ(国債レベルでは国が不安定に成る事を防御した側面はあったとしても、国内資産で賄うのは最大80%位の水準で十分)その結果として95%が国内資金=個人資産=が国債を保有している世界で稀有な存在に成った結果として、リスク回避先として、事ある毎に円高。

産業立国、技術立国のみで突き進んできた国の当然な帰結としての輸出型経済ですから、
企業収益が円高に依って減益する事を見越した、強欲の塊である20世紀型資本主義の代表、外資(国内勢も含まれているだろうが)に依って猛烈な空売りを掛けられて株安になる。
その結果として、この25年間、日経平均が25年前の株価に全く追いついていないと言う惨状。

特に金融機関(生保、銀行)は、日本を代表する優秀な大企業群の莫大な株を、持ち合いであれ何であれ、保有して来た(それが日本経済の強さと安定を生み出して来た事は無論)のですが、上記の様な惨状では…上がらない株を保有している事はリスク資産以外の何物でもない…チューリッヒの赤鬼たちは超短期間で20%もの下落に持ち込むのですから。

1年たっても元に戻らないどころか10%もの損失、30%の損失もザラ。これで平均2%の配当を得た所で、どうにも成らないのは無論。株を持っている事は毎年の決算上(米国基準の会計です)のリスクにしか成らない。売るしかない…莫大な売りですから、又、株が下がる…東証の70%は外資ですから、棚からボタ餅で、世界的な大企業でもある日本の優秀な企業の株が25年前より遥かに安い価格で手に入る。

この様な愚かな事を繰り返しているのです。これを大馬鹿者の金融と言わずして何と言いましょうか?
年収1,000万円超を約束された、多くても10%のエリートが、エリートとしての使命…エリートは己の事を考えてはいけない、自分たちの生活を支えてくれている残りの90%=国のことです=に奉仕…国が誤らないように、国富を失わないように絶えず知性を磨くという事です…しなければならないのだと言う義務を忘れた20年の結果としての今。
7人に1人が貧困者という惨状が在るのです。

読者諸兄は、我が国が、この25年間、どれほど愚かな事をして来たのか、やっと分ったのでは有りませんか?

国家戦略としての、国益増進、国富を守り、米国を補完し、いまだ貧窮に喘ぐ世界の半分を救う覇権国家として、超経済大国としての戦略は言うまでも無く日銀が為すものでは有りません。
国が、政府(本来は我が国最高の知性の集合体で在るべきもの)が為すべきものなのです。
今の、屁の様なはしゃぎ野郎のマスコミなんぞは論外なのは無論。

今の日銀総裁…彼も僕の同級生の一人です…が、その任でない事は、彼が自分の顔に書いているでしょう(私は日銀に勤めたサラリーマンに過ぎませんが、私の出来る範囲での事は精一杯やります、と)否、どんな日銀総裁でも同じです。
日銀総裁では無い、国家戦略として政府がやるのです。


この国のマスコミが正義感の大合唱をやっている時は危ない、非常に危険なのだ。間違っているのだ

2010年07月23日 23時02分34秒 | 平成4年、宮沢喜一

真実の人生には終わりがなく、真実の本にも終わりがない(J.M.G.ル.クレジオ)

夕刻からずーっと、20年前に、政治の世界にも居た1人の本物のエリートが脳裏に浮かんで来ていた。
東大法学部を優秀な成績で卒業して大蔵省に入ると言う事は、常に、国の事、国の進路が間違わないように、絶えず勉強を継続し頭脳を明晰にしておく事、それが自分に与えられた使命である事を生涯忘れなかった人物。

念のため、ウキペデイアを叩いて見て驚いた。僕が、繰り返し、マスコミの責任であり、マスコミの罪は深いのだ、と書いて来た事が、事実として簡潔に書いてあったからだ。彼の名前は宮澤喜一、当時の総理大臣である。

またバブル景気崩壊後の金融不安を巡って、1992年(平成4年)8月の自民党の軽井沢セミナーで金融機関への公的援助発言をする。
地価や株価等の資産価格の大幅な下落から、今までの景気後退とは質が違うとし、公的資金を投入しても不良債権を早期に処理する必要性があると発言したものであった。

しかし官庁、マスコミ、経済団体、そして当の金融機関自身からの強い反対にあい実行に至らなかった。
その結果、宮沢喜一はその決定を取り下げなければいけなくなり、この事により銀行への公的資金投入による不良債権処理はタブーとなり、その後は何年にもわたり日本の政治家は誰一人としてこの事を言えなくなってしまった。

マスコミだけではなく、もう殆ど全員だったのですね。
本質的な病、或いは己のエゴイズムの中に居て、偽物のエリートだったのは。
その結果としての「日本の失われた20年」だったのですね。
関経連会長という役をほしいままにしている下妻よ。
上記の事実を肝に銘じてくれ。

読むべき読書の他に、ニューズ・ウイーク、タイム、ウォールストリート・ジャーナル、ニューヨーク・タイムズ、ワシントン・ポスト、多分、エコノミストやガーディアンも。日本語の文章を読む様に、会った米国要人の全てを唸らせた流暢で正確な英語力と生き字引の様な博識を持って、多分、毎朝、目を通していたのが宮澤喜一。
今、そんな政治家は只の1人もいないと僕は確信する。
僕は、このように書き出すつもりだったのだ…マスコミが、この本物のエリート、寝ても覚めても日本と世界、特に大きな要素を占めて居たのが対アメリカだったろう…それは彼の生涯を通じての戦い。敗戦国としての日本の国益を最大限守る事に彼が彼の半生を費やした事は調べれば直ぐに分かる事…を、軽視した事。
その事が「日本の失われた20年」を作り、信じ難い程の低能が横行する今を作ったのだ、と。

僕はずっと朝日の読者だから当然知ってるのだが他紙も同様だろう。彼が自民党内に於いては派閥の力的に弱かった、だから政治番の記者は、常に、彼では無くもっと大きな力を持った方に常に注意を払っていたし、政局の度に彼は軽視される事が多かった。結果、この稀代の秀才、しかも生涯を国益の為に奉仕した人物が、やっと総理大臣に成れたのは75歳の時だったのである。

20年前には派閥の力の弱い者を軽視し「失われた20年」後の今は、派閥の力が大きい者を叩くマスコミ。
貴方がたの何処がブレていないと言うのだ。
特に、僕ですら驚いた事実の前では、全てのマスコミが、最低3日間は無言で、自省、反省、謹慎しなければならぬだろう。

特に朝日の経済部記者で「国民の血税を、この悪辣非道の銀行等の為に、何故投入しなければならないか」の急先鋒だった山田某よ。
7人に1人が貧困者という日本の今に対する君の罪は深いぞ。
今なされている信じ難いほどに阿呆なこと、1兆円超の税金泥棒にして大阪を完全に殺しかねない悪行に対して、君が、この時の様な論陣を張っているのを見た事も読んだ事もないぞ。
年収1,000万円なんぞはとうに越して己の安穏の中でエゴイズムに浸り、己の幸せを満喫して居るのだろうが。

僕は周囲の人に言い続けて来た。
天才とは心の黒板が真っ白な人…だから無限に世界が見える、知識を瞬時に水の様に吸収することが出来る…
凡才とは、己の言葉等で心の黒板が真っ黒な人の事…だからちょっとした何かが違うと受け入れられない、知識も軽薄な物にしかならない。

松下政経塾なんぞで政治家になる勉強をしました等と言う人間がやたらに増えて来た、この20年。
共通しているのは、皆、マスコミ、特にTV出演等では、えらい鼻っ柱が強くて、まるで盛りのついた犬が吠える様に喋る者が多い事。
これらの中に宮澤喜一の様な、読書量と、原語で、毎日、上記の各紙を読んでいる様な人間は1人もいないはずだ。

もし来日したオバマが私達と全く変わらないどころか、少なからず口語で言葉が汚れている私達の日本語以上に、完璧で流暢な、美しい日本語を話して語りかけてきたら、どう思うだろうか?
オバマに対して一層の関心と感心を深める事は間違いないはずだ。
宮澤喜一とはそういう人物だったのである。
二度ほど、僕は表参道から少し入った、都心とは思えない閑静な場所に在る、賢者の隠れ家のような佇まいの、
彼の家の前を通った事がある。日本屈指の、政治の世界に於ける学究に相応しい静謐な家だった。

この章で読者の方々が肝に銘じて知るべき事は、この国のマスコミが正義感の大合唱をやっている時は危ない、非常に危険なのだ。
間違っているのだと言う事を、片時も忘れてはいけないと言う事です。
それこそが国を誤らせる時だと言う事を。60年前と全く一緒で、彼らは民主主義者ではないのだ。
何者かに属した呑百姓で、とんでもない権威主義者で実体は愚かなファシストなのだと思っておくべきなのです。
更に、今回の北ヤードとサッカー協会の件に如実な様に、最低の旦那衆政治の輩たちなのだと。

彼らが…400万人の命を犬死にしてしまっている当人達が、又、全員一斉に、終戦記念日云々を始めるのかと思うと、嫌になる。


ツイッター。

2010年07月23日 16時09分15秒 | 学ぶとは何か
僕が初めてブログの形で、こうなれば、歩きながら書くしかないと決心したのは、
これまで時には1年に2日しか休まず…形容すれば馬車馬のように働いて…様々な形で170億円超の納税を為し、今でも、大阪市に毎年1,000万円超の固定資産税を払っているのに、これほどの阿呆な事が白昼堂々と為されている事に対する心底の怒りからでした。

昨日、第1章は書き終えたと思い、歩きながら書いたにしては、我ながらよくやったと思いもしたのですが、昨日(結果は、僕の推測通りだとしても)TVのスポーツニュースで、
日本案、好感…等と流れて来た時には、本当に嫌に成りました。

中略

けれども親の庇護が必要な若鳥や子供ライオンでも静かなねぐらが必要。
能力に見合った感受性を備えた少年には平和の喪失は見合った分だけ耐え難い物に成る。

後年、エンゲルスの「僕はマルクス主義を学校で学んだのではない、自分の家を通して学んだのだ」を目にして、時代を変革する人間とは、そう言う物なのだと。

釈迦(ゴータマ・シッタルダ)だって同様でしょう。キリストもそうだと僕は思う。

学校で学んだ知識でお金儲けは出来ても時代を穿つ事、変える事、歴史を作る事は出来ない…前述した高橋和己の「いつの時代にも、時代を造り、変革して来たのは、身に一物も持たない寒士たちだった」と言うのは、そういう意味です。


市場原理主義(市場は100%正しい)は大間違い。

2010年07月22日 22時13分45秒 | 市場原理主義
今日、円は86円の円高まで行きました。市場関係者のコメントは「これは需給ではない。日本政府の弱さを見越した円高だ…普通なら口先介入も考えられる水準だが、今の政府には、それすらも出来ないだろうと見込んでの…」

市場とは、需給(市場は100%正しい)だけでは無くて、むしろ、この様に弱みに付け込む、或いは油断を突く、人の心の隙を、狡猾そのもの、ハイエナのように突いてくる者たちで形成されているものです。一度、相場が崩れると、それだけが唯一の法則である様なチャートもガタガタ。それは為替でも株でも全く一緒なのです。昔から、シカゴのマーカンタイル市場におけるチューリヒの赤鬼達の存在は、株を知らない人でも知っているでしょう。

そういう世界経済等とは何の関係も無い狡猾さで20世紀型資本市場は大きく影響され続けているのです。ハッキリ言えば市場が100%正しい等と本気で思っていたら、それこそ正気の沙汰ではありません。

問題は、この様な狡猾さが絶え間なく仕掛けてくる円高で、産業立国である…日本の大企業の大半は輸出型…日本の大企業の利益が落ちる事…株価も下がります。

この狡猾な者たちの呑欲さは、円高に持ち込んで利益を上げる…必ず株安に成りますから
猛烈な空売りを掛けて株で更に儲ける。株式市場も一気にチャートが崩れ、調整相場入り等とコメントする。

各社が、ついこの間、自信を持って発表したはずの目標株価もシレッとして大幅ダウン…円高による利益低減を見越して…発言がブレるかブレないか等、この世界では戯言。

支配しているものは強欲であり、シェアを占めているものの一人勝ち。

僕は、此処で一つの仮説を思う。円高に成って困るのは日本だけ。例えば日本が弱くなれば成るほどシェアが拡大し、莫大な利益が更に増える、サムソンや現代の韓国勢は、今や自らが国家と言っても過言ではない位の存在。莫大なキャッシュフローも持っています。日本を除いた全ての国は徹底的に国益優先。彼らが動くのを同時にキャッチした外資大手達も一緒に動く。為替で大儲けしながら、今期の収益も更に拡大決定…この時に集中的に販売攻勢をかければいいのですから。

相手が、これ位の単純な事は考えていると思う方が自然なのではありませんか?
国家間の経済競争(戦争と言っても良いでしょう、20世紀の資本主義では)は、日本のマスコミの様な甘ちゃんでは絶対にないと僕は思う。彼等は、おためごかしなモラリストなんかでは絶対にない。

僕は、日本の中枢…僕の同級生や先輩達が僕の提言に一刻も早く耳を傾けてくれて、この様な狡猾な神経戦に出来るだけ早くピリオドを打ち、世界一の個人資産が、これ以上かすめ取られる前に、圧倒的な金融大国に成って、90円~110円位が、最低でも日本企業の競争力を維持する限界ならば、そう世界に宣言すれば良いのです。

日本は、もうこれ以上、狡猾な資本主義に振り回されたくない、そのレンジでの変動管理制に移行すると世界に宣言すれば良いのです。日々に10兆円、株式取得に100兆円を誘導し、
日々も12兆円の世界の大市場、株式時価総額も米国に並ぶ世界の時価総額大国と成って
日本は21世紀型の安定した資本主義を確立すると世界に宣言すれば良いのです。


芸術家の存在理由という事について。

2010年07月22日 16時22分15秒 | 芸術とは何か

先年、世界中のプリマから大変な尊敬を受けていると言う、モナコ王立バレエ学校の老女性教授が来日した時、朝日系の週刊誌のインタビューに答えて、芸術家の存在意義について語った言葉。
「芸術家が大事な存在なのは、隠された、隠れた真実に光をあて、それを表現する事が出来る唯一の存在だからです」




金融大国に成る事が何故大事か。

2010年07月22日 13時25分21秒 | 金融大国論

産業立国、技術大国だけだと危険だからです。

慶大教授だった坂村健氏がマイクロソフトのwindowsより優れていたと誰もが認める概念を発見、開発し日本の小・中学校のPC教育に採用決定していた時、…TRON(トロン)とは、今から25年以上も前に、未来の電脳社会を見越して提唱された、壮大なプロジェクトの総称である。提唱者は、現在、東大教授をやっている坂村 健氏。このトロンプロジェクトの中で世界的に有名なのがITRON(アイトロン)で、今をときめくウインドウズの概念を遥かに超えて開発されたのがBTRON(ビートロン)である。

提唱された当時は一世を風靡し、BTRONは日本の教育用のOSとして採用されかけたが、不幸な逆境に立たされて見捨てられた。以来雌伏十数年、どっこいトロンは生きていたのである。まるでウインドウズという恐竜時代の哺乳動物のように生き延びて、ようやく日の目を見るようになってきた。現在は「超漢字」という商品名(超漢字4から超漢字Vへ)で売り出されており、Yahoo Japan の週間売り上げ調査でも、時には5位以内に食い込むほどの健闘ぶりを見せたこともある。(トロンて何?)

windowsで世界制覇、世界基準とする事をもくろんでいたビルゲイツは(当然ながら米国政府も)これだけは引かない覚悟で日本政府に強烈な圧力を掛けたのです…その時にビル・ゲイツの方棒を担いで今や大実業家の地位を築いている方も居ると…日本が屈服したのは、言う事を聞かなければ、産業立国で突き進んできた日本経済の心臓部であった自動車等に、高率の関税を課す事を仄めかされたからだ、と。

或いは、日本に「文明のターンテーブル」が廻って、日本がGDPに於いても米国に次ぐ
圧倒的な世界の超経済大国…当時の米国750兆円、日本550兆円に成った時、欧米に、これ以上日本が大きく成る事を防ごうとする意思が全くなかったと言う立場に立ったとしても…ウィキペディアに依れば米国のイリノイ銀行の破綻が契機…BIS規制実行時が、私たちの国の、マスコミの名付けで言えばバブル終息、の手法ミスに依って膨大な不良債権処理を抱えた時期と重なった…

この様な時に、日本が米国に屹立する一大金融大国で、世界が東証・大証と、NYSE・ナスダックを見て動いている様な状況であったなら、日本の事情を了解させる事もできるのです。

経済とは関係のないスポーツの分野でも、日本がスキーのジャンプ競技に於いて世界のトップクラスに躍進していた頃、札幌オリンピックで表彰台を独占した時、スキーの本場を自負していた欧州は、物理的には、もう二度と日本がチャンピオンには成れない改正…身長に依って板の長さを決める…を急遽決定。

この時、日本の意見は屁の様なものだったのでしょう。が、若し日本が株式市場に、毎日、10兆円のお金が動き、100兆円が日本の優秀な企業の株取得に向かっていて、株式時価総額でも米国に並ぶ圧倒的な世界の大国に成っていて、各分野の大企業等の買収や提携で世界の巨大なグローバル企業を一杯持って居たら、
このような事は起きなかったと僕は確信します。用具に於いての存在感、広告に於いての存在感等で日本には逆らえない、欧州は、ジャンプ技術を磨くしかない、と成ったはずです。

ファシズムの世紀だった20世紀中盤に世界が経験した史上最悪の戦争の記憶ゆえ、世界には、このような大戦は2度とすまいとの知性の合意が絶対的に形成された訳ですが、経済競争等の場に於いては、日本以外の全ての国は自国の国益を最優先してくるのです。

その時に最終的にものを言うのは、圧倒的な金融大国、株式時価総額大国、技術大国、この3つが揃っている時だけでしょう。軍事力はヘゲモニー(覇権)国家…その国の通貨が、世界に流通してもいる…が、万が一の時の為に保持しているのもので、現実は、人も国も、経済で動く、大きな経済の言う事を聞くのだと僕は思う。

そんな事は身近に幾らでも検証例が有ります。かつてソフトバンクはオリックス等と並んで規制改革、開放の代表選手でしたが、i-phoneの大ヒット等で大躍進。今や押しも押されもせぬ大企業となったら、今回のSIMカード規制開放には反対しています。が、マスコミの1社とて「発言がブレているじゃないか」と責める者はいないでしょう。

会社を富ます=雇用拡大、国を巨大に富ます事=内需拡大…内外の雇用拡大…を成し遂げた者や、国に、文句を言う人間は居ないのです。

世の中は、散々嘘を並べたりしている様な人間に限って「俺は終始一貫…」等と言う言葉を吐くものです。マスコミの陥穽とは、前述しました様に、エリートとして為すべき、毎日の、一生の、知性の練磨は屁の様にうっちゃっている癖に「自分たちは終始一貫正しい」等と思いこんでいる度し難さに在るのです。「一々の現象だけを追いかけ、今だけを見ている人間の発言は全てブレる」事が、当然なことすら分からないほどに、低能に成った頭で、自分たちは正しい、ブレない等と言っているのですから。

株の世界なんぞは、ブレるどころか、大ブレ人間の集まりですが、日本のマスコミは、今の様な、強欲に依る空売りに支配された市場を、正しいと呑気に思いこみ、市場は正しい等と言う市場原理主義を信奉しているのです。

正しい市場原理主義とは、市場から生まれたお金は市場に還元し、更に市場を安定的に大きな物にして、貧しい世界の半分にも水の様にお金が流れて行く、最初は小さな流れが100年経ったら大きな流れになっている様に、して行く事でしょう…それは安定的で有ればあるほど良いのは当然。だから文明のターンテーブルが廻った国、今でも世界一の個人資産を持つ国として、日本独自の資本主義を一刻も早く作り上げれば良いのです。

日本は一刻も早くこの事に気付いて、速やかに金融大国と成って、世界に水を流し続ける170年を過ごさねば成らぬのです。

それは同時に(アメリカだって100%じゃない)…先般のトヨタの事件は「何だ、これは。マッカーシーの赤狩りと一緒じゃないか」僕は、中西部のおばさんが議会で証言していた場面をTVで観た時、即座にそう思いました。
それと米国にも票目当ての政治屋は、たんといるのだな、と。
あの政治家たちの人相の貧相だったこと…

日本の戦後60年を牽引してきた代表選手であり今や世界的な大企業であるトヨタは、車を運転した事が有る人間なら誰でも最も優秀な車の代表でも有ると…
ベンツ、BMWのドイツですら、細部も疎かにしない日本車、何よりもドアの隙間の驚異的な狭さに驚嘆し、真似た程なのですから…
その様な世界的な大企業であり、日本を代表して来た企業の社長を、あのように下卑た、所謂、お白州の場に曝す等と言う事は、ニ度としてはいけないのです。
BP(大規模原油流失災害を起こした)の様な明らかに重大な過失なら当然でしょうが。

日本を訪れた米国運輸長官の態度に60年前の日本に対する態度に似た匂いを感じたのは僕だけでしょうか?

私たちの国の、特にマスコミと政治の有り様を、外から見ていたら、深い所では何も変わっていないと見えたとしても何の不思議もないでしょう。
抜けていたパズル…一刻も早い金融大国の実現…忽ち世界の態度は変わるのです。

それはマスコミの皆さまが、昔からずっと、この近年に至るまで、そうして来た態度なのですから、一瞬で分かるはずです。
人は小さなものは叩くが、巨大なものは叩かないのです。いな、従うのです。学者となれば拝聴し、名士と成れば敬う様に。

僕のこの文章が日本中の出来るだけ多くの人に読まれたならば、日本は、明日にでも在るべき地位…米国に屹立する(正確には補完する)経済、或いは文明における世界の覇権国家として、後170年、世界の為に貢献できると僕は確信しています。

次は、多分ブラジル、それから直ぐか、或いは、その次かに、アフリカに文明のターンテーブルが廻るまでは、本当の意味での地上の平和は存在しません。

おためごかしに時間を弄している場合ではないのです。
先ず10兆円を毎日の市場に、同時に100兆円を、日本が世界に誇る優秀な技術を持った、たくさんの大企業の株取得に誘導する事(前術した様に、消費に使われた事を証明する領収書付きで、配当も売買益も無税にして)

政治屋なんぞが、この個人資産を私用する様な時代は、とうに終わったのですから。

この富を作ってくれた大企業=10%の正しいエリート(温故知新が知性の基本。日夜、研究、技術の革新に努めて来た)と、勤勉で細部も疎かにしない世界有数の美的感覚を持った、90%の、所謂、労働者の集合体の事です=に、恩返しをして、支え、徒な強欲や、相手の国益優先からの理不尽な非難から守って上げる、それが、今、日本が為すべき事、政治家や官僚の好きな言葉で言えば、これこそが喫緊の課題です。

じゃんじゃん子供を作って、人口に於いても米国に並ぶ消費大国に成って、愈々、文句は言わせない。地方都市の興隆も猛スピードで進んで行くでしょう。

資本主義とは、その名の通り、人間が居ない主義、人間が主人公の主義ではありません。
私たちは何処に居るか?民主主義、その名の通り、此処にいるのです。

何時までも20世紀の資本主義に囚われて居る必要はなく、21世紀型の資本主義を世界一の個人資産を持っている国が作り上げても、誰も文句は言わないどころか、そうすることが、既述した通り文明のターンテーブルが廻った国、日本として成すべき事のはずです。
米国だって、今度は大歓迎はしても文句は言いません。
例え、文句を言ってきても今度ばかりは聞く必要もないのです。
一緒に、それだけが世界を救える経済で、世界を救って行くのですから。
この歳に成っても、身に一物も持たぬように、エリートとしての約束された生活…良い所のお嬢さんを嫁にもらい、一家4or5人で幸せな生活から、遥かに遠く、与えられ続けた試練に参りかけていた僕に、再びエネルギーを与えてくれた出来事でした。

マスコミが或る時期から重用しだした評論家は私たちの戦後60年を支えた労働者を「社畜」なぞと形容しましたが
僕は「じゃぁ、君は似非モラリズム、否、マルクス主義畜じゃないのか」と思っていたものです。