文明のターンテーブルThe Turntable of Civilization

日本の時間、世界の時間。
The time of Japan, the time of the world

この様な何にも分っていないメディアが支配する国に、

2010年08月01日 12時01分05秒 | 米国の偉大さは

米国が史上類を見ない偉大な国家である理由。と題して2010年8月1日に発信した章である。
この記事も、読者は良くご存知の男に依って、検索妨害という犯罪行為に遭って、検索から消えていた。
段落等を修正して再発信する次第である。

米国が人類史上、他に比較出来る国など有りはしないほどに偉大なのは、米国が人類史上初めて知性に依って成り立ち、真の自由に依って成り立っている社会だからである。
今でも階級社会の欧州では、19世紀の頃の労働者階級は悲惨と言って良い状態だった。
レーニンがロシアに共産主義国家を打ち建てられたのは以下の様ロシアの状況があったからである。
ロシア文学を熟読した人ならご存知のように、トルストイも含めてロシアの貴族達は地平線の彼方までが自分の領地である貴族だった。
一生働かなくても良い彼らの生活を支えていたのは領地内に住まわせていた農奴の存在に依ってだったのです。
夭折した世界最高のイタリア人指揮者、ジュゼッペ・シノーポリは世界中の耳にポピュラーのように馴染んだチャイコフスキーのピアノ協奏曲第一番について、こう語りました。
「チャイコフスキーの音楽は、当時のロシアのインテリゲンチャ(知識人)たちが自殺願望に囚われていたと言う事を知らなければ本当は理解できないのです。甘美さと憂愁だけでは片づけられないものがあるのです」。
一生の安泰が約束された自分の生活が農民以下の農奴に依って成り立っている。…
米国が克服した黒人奴隷に等しい、或いは、それ以下の存在に依って自分達の生活が成り立っている事に、良心の呵責や疑問を感じない知識人が居たら、それは知識人ではなく、ただの阿呆なのですから。
日本の今の知識人なぞはただの阿呆と呼んで何ら問題はないと僕は断じても良い。
一生の牢獄から抜け出し、自由に成りたい、自分の才能を発揮して、たった一度きりの人生を選択したいという大いなる希望と無限の夢を持って欧州の貧しい労働者階級の人達がニューヨークの自由の女神に辿り着く。
手続きを終えた移民たちは、女神像の胸の裏側に「今、難破している船よ、我が岸辺に、その身を寄せよ」との言葉が書いてるのを見た。
彼らは、その言葉を終生忘れなかった。
僕の大好きなジェニファ・ジョーンズをヒロインにして米国は第二次大戦の最中に、そんな映画を作っていたのです。

さて書き出しの答えに戻りますが、米国は、人類史上初めて、自国の為だけに覇権を使うのではない覇権国家として登場したからなのです。
他国を植民地とする事が覇権国家、武力、経済力に物を言わせて己の主張のみを通すのが覇権国家と考えて来た他の国とは違っていた。
一方、我が国です。
本日(2010年8月1日)の朝日新聞の社説を引用しましょう。
成長が続く時代は終わった。利益団体の要望を調整し、予算を分配し、制度をおろすやりかただけでは、もう限界だろう。霞が関の流儀もまた変革を迫られている。
くたびれ、ほころびが目立つ民主主義。負担や役割を多くの人が分かち合えるカタチを、また探るしかない。熟議の芽を伸ばしてゆこう。

この様な何にも分っていないメディアが支配する国に、米国と屹立する、補完する覇権国家の順番が来た事は、世界の悲劇でもあるのです。
内向きで…60年経ってもこの国にニューズウィークの様な週刊紙が一紙も無い事が明白に証明しています。
世界の中での自分達の役割が全く見えていない国に「文明のターンテーブル」が廻ったから、今世界は極めて不安定なのです。
日本がこんな国だからです。

成長が続く時代は終わっただ等と言う諦念の中に居る(今は金融大乱の後始末で苦しんでいますが)、そんな哲学を持って生きているアメリカ人は一人も居ないと断じても良い。

貴方が老年に成ったから、それがどうした。
貴方達が事あるごとに言う子供や孫は成長しないのか?
彼等は貴方よりも能力が劣り、真実に気が付き、自分達の国の役割を知り、この国を活気づけたり温故知新に謙虚に邁進し世界的な大発明を成したり米国に負けないフロンティア・スピリットを発揮し出したりする事はない等と言うのか。
貴方は一体どんな知性で物を言っているのだ。

次から霞が関までは良しとしよう。が、
くたびれ、ほころびが目立つ民主主義…全く何と言う二流の人間達だろう。
この社説を書いた人間は、自分達がそうして来た事に対する罪の意識は何もないのだろう。
貴方は、この60年、何時、日本の民主主義が米国に負けないほどの、自由と知性で成り立つ物に成ったと言うのだ。

TVから流れてくる音楽の大半は、聞くに堪えない、厳しく言えば騒音でしかない。
哲学なぞと呼べるものは何一つない浅はかな響きの音楽。
音楽は響きで有り、その深さがその国の文化のレベルを表していると言っても過言ではないのだ。
阿呆な高説…まさに愚かな高みから馬鹿を言ってる度し難い権威主義者よ。
音楽に関して言えば、TVに出たい、有名に成りたい等と言う幼稚園児の学芸会では無い国は世界に少なくとも3つある。
カナダ、米国、英国…特に今一番素晴らしいバンドや歌手が沢山居るカナダの、今の音を聴いてみろ。
自分達の前にいて素晴らしい音楽を創った全てのバンドや歌手達の音楽を全部聴いて育ち、今でしかない響き…素晴らしく深い響きだ。
それをこそ知性と言うのであって、貴方達の様な人間は二流の知性なのだと僕は断じる
君達には本当の自由と知性がないからだ。
毎日、幼稚園児の様な事を繰り返しているTVを持つ国が、何時、民主主義を完成したと言うのだ?