それでは全く健康に良くないので、最近は、殆ど観なくなった。
観てもスポーツの結果だけ。
今日は、夜は録画していたMLBのプレーオフを観たり、ゆっくりテレビを観ようと思っていた。
夜9時、映画でも、と思って衛星放送の番組表を見たら、「風立ちぬ」。
三浦友和、山口百恵が主演、原作は堀辰雄。
普段は、私は日本映画は殆ど観ないのだが観てみようと思った。
理由は二つ。
原作を中学生時分に読んでいた事と、電通本社で結構な有名人だった人物と親しい付き合いをしていた頃、心斎橋日航ホテルのバーで結婚後は全く表に出ていなかった山口百恵を見て驚いた経験があったからである。
このバーは当時、好きなバーの一つだった。
親友は彼女とは顔見知りだったらしく、彼女に気が着いて会釈した。
それで私も彼女を見たのだが、テレビで観るよりも、ずっと綺麗で、とてもいい雰囲気の女性だったから驚いた。
それと、画面を観た瞬間に分かったからである。
更に、出て来た学生の帽子や制服が、我が母校にそっくりだった。
見始めた当初は内容をすっかり忘れている、と思ったのだが、病室でランボーやヴェルレーヌの詩が読まれる、その内容は完璧に覚えていた。
ひょっとして私が彼らの詩集を購読し出し、新潮社の世界詩人全集をほぼ全部買い求めたのは、中学生時分に読んだ「風立ちぬ」の影響だったのだろうか。
私は毎日聴いていたのだが、この番組で、私に最大の衝撃を与えた二つの曲があった。
ボブ・マーリィの♪No Woman No Cry♪とテレビジョンの♪Guiding Light♪である。
テレビジョンは短命なバンド人生だったが米国の音楽シーンには相当な貢献をしている。リードボーカリストの、トム・ヴァ―ラインは、ヴェルレーヌの愛読者で、その芸名はヴェルレーヌの英語読みだった。
私が大変な衝撃を受けたのも当然だったわけである。
言ってみれば、ヴェルレーヌが米国のロックバンドに姿を替えて現代に出現した。
それがテレビジョンの♪Guiding Light♪が私に与えた意味だったのである。
家庭が平和でなかった原因が、父親が、「火宅」の人間だった事を初めて知ったのだが、それは今更、どうでも良い事だった。
問題は、家が抵当に入っている云々だった。
私は完全に腰が抜けた。
家とは未だ自分の力では生きて行くことは出来ない子供にとって、夕暮れになれば一斉に巣に帰る鳥達の様に、ねぐら、なのだから。
その日から、私の人生は横道に逸れざるを得なくなったのである。
「君は京大に残って、あの大学を、君の両肩で背負って立たなければならない」と告げてくれた恩師たちの期待を叶える人生の正反対を歩み出したのである。
だが、私が、私の人生を持って証明した事は、特に米国民には、衝撃的な事実だろう。
大学を出る事は、実は、人生の全てでは全くない。
何しろ、京大や東大等の国立大学等を除いた大半の大学は、大学と呼ぶのも、おこがましいのが実態なのだから。
京都大学で学び大阪大学で漢文学の泰斗としての人生を歩んだ加地伸行大先達が、以前に、学力の実態、無駄に大学の4年間を浪費させる愚と、その解決策を提示した見事な論文を書いていた通りなのである。
だから大学卒の犯罪者等が後を絶たない。
大学卒業どころか、小学校卒業等の学歴で、偉大な企業を起こした偉人たちも少なくない。
私が言論で生計を立てている人間だったならば、「大学に行かずとも、所謂、大成功は誰にでもできる」という衝撃的な本を書いて大ベストセラーになっていた事だろう。
日本学術会議は、一体、何様のつもりだ。
立憲民主党は、中国に如何に対処するか、一刻の猶予も、一瞬の油断も許されないという状況の中で、こんな戯けた事を利用して政権攻撃をしている場合か。
この立憲民主党と一緒になって政権攻撃を開始しようとししている朝日やNHK等のマスメディは一体、何なんだ。
明らかに中国や朝鮮半島の工作下にある立憲民主党や朝日やNHK等のマスメディアは、だからこそ政権攻撃を行って中国の態様から目を逸らし中国に対する対策を疎かにさせたいのだろうが。
自分が三流学者である事も知らないだけではなく売国奴に等しい事にも気づかない唐変木に対して、国が莫大な研究費を出すような馬鹿な真似を、菅義偉内閣が行うわけがないことすら分からない程に、朝日やNHK等のメディアは愚かなのである。
朝日新聞ご用達の三流学者である内田樹が、かつて自分の威を高めるためだろうが、朝日新聞は欧米の高級紙に比べれば幼稚園児レベルである、と言ったが、それだけは全く当たっているのである。
この稿続く。