これまでアートアクアリウムでは
江戸切子や組紐、有田焼など
日本の伝統工芸と金魚をコラボさせ、
美しい和の世界が表現されてきました。
今までの集大成という今回、
それら過去の工芸品たちも再登場するかと思いきや
潔いほど一切無く
会場内は「組子」で統一されていました。
作品は組子柄が施された台に乗っています。
この白黒の組子柄が
作品をいっそう美しく引き立てる名脇役、
かつ色の洪水になりそうな会場の引き締め役となっていて
私的には今までで一番好きな空間になっていたと思います。
もちろん組子の作品もあって
組子の向こうを白系の錦鯉が泳いでいました。
組子越しに見る‘チラリズム’らしいです。
我が県にも
「鹿沼組子」という素晴らしい伝統工芸があるので
今回の「組子」テーマは特に印象的でした。
<9月中旬 日本橋三井ホール・「アートアクアリウム2019」より>