金魚を観賞するために
金魚を美しく見せるために
水槽や金魚鉢の大きさと形、光で演出してきた
これまでの作品とは大きく異なる
ある意味衝撃の作品だったのが
新作の「ジャグジリウム」。
金魚を‘見るもの’から
‘共生するもの’というような
ともに楽しむ存在として方向を転換させた作品のように感じました。
天井や壁の絵もまさに和柄で
なにやら遊郭っぽく退廃ムード。
まぁ、好きな感じなのでいいのですけど・・・
頭のないマネキンが妖しすぎて
ホラー風味を感じてしまいます。
和テイストだからなおさらそう感じるのかもですけど。
頭部分のあるマネキンに天蓋風な透ける布を下げたり
それこそチラリズム的な演出もありだったかな、と思います。
どちらにせよ
インパクトのある作品に違いありません。
<9月中旬 日本橋三井ホール・「アートアクアリウム2019~江戸・金魚の涼~」より>