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「サルトル」の名言や思想を紹介!『嘔吐』や実存主義も解説

2020-03-24 06:15:10 | 哲学の窓
TRANS.Bizより「サルトル」の名言や思想を紹介!『嘔吐』や実存主義も解説 を紹介します。


目次です。
  • 1 「サルトルの名言」を紹介
  • 2 「サルトル」とその思想とは?
    • 2.1 サルトルは「実存主義」の代表者
    • 2.2 生涯の伴侶は「ボーヴォワール」
    • 2.3 サルトルの実存思想「実存は本質に先立つ」
    • 2.4 サルトルの哲学は「神論的実存主義」
    • 2.5 サルトルは「アンガージュマン」を提起した
  • 3 「サルトル」の著書を紹介
    • 3.1 『嘔吐』1938年
    • 3.2 『存在と無』1943年
    • 3.3 『出口なし』1944年
    • 3.4 『実存主義とは何か』1946年
  • 4 まとめとサルトル入門のための「おすすめの本」を紹介
このブログではサルトルを次のように取り上げています。
哲学入門49 サルトル 実存主義 
100分de名著 サルトル Part1~4

私の大好きな人です。
サルトルは自由を謳いました。
自由とは責任を負うことです。
実存とは、自己を自由に造りあげていくことです。
オンリーワンの自分として生きていく後に、本質になっていきます。

人間以外の動物は、本質が決まっています。魚は魚です。
しかし、人間は本質は決まっていません。自由であり、自らの選択と行動で自己をつくっていきます。
一人一人がオンリーワンなので、他人では責任が取れない。
自由に生きるとは、責任があること。
だから、人は孤独なのです。
それを、「自由の刑」に処されていると表現しました。

自由に生きるとは、無人島で暮らす事ではありません。
社会の中で拘束を受けながらも、自由の選択によって、社会を変えていこうとすることです。
自分を変えることで、社会を変えるのです。それは自己拘束でもあるのです。
まさに、社会参画の思想です。
これが、ヨーロッパやアメリカで流行し、日本にも広がったのです。

実存主義は、個人の主体性が他者と関わり、全人類へと広がる、新たな共同体を目ざしました。
EUもその一つなのです。

まとめを紹介します。
 サルトルは小説「嘔吐」で認められ、その後、実存主義思想家として世界にその名を知られました。小説や論文などの創作活動を行うとともに、第二次世界大戦後の混乱期に「アンガージュマン」として主体的、積極的な政治・社会参加を説きました。
サルトルの実存主義は、戦争によって価値観が崩壊したドイツ、フランス、日本などの青年層に圧倒的に支持されました。どう生きるかは自分が選ぶ、自分が行動することで自分が自分をつくりあげてゆくという思想は、混乱していた若者に希望を与えたのです。
やがて戦後の混乱を脱した60年代以降になると、現実は変えることができないという構造主義が現れ、実存主義は衰退してゆきました。
サルトルの入門書として、サルトルの実存が描かれた小説『嘔吐』をおすすめします。下記の本は新訳で読みやすく、わかりやすい解説もあります。

 

 

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