テーマは分かれそうです。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 秘密の監視―国会よ、せめても
・ 給食と牛乳―望ましい食事とは何か
読売新聞
・ 秘密監視機関 国会は関与への責任自覚せよ(2014年06月01日)
・ 首相アジア演説 積極平和主義の実行が重要だ(2014年06月01日)
毎日新聞
・ 新国立競技場 一体いくらかかるのか NEW (2014年06月01日)
・ 介護の人出不足 魅力ある仕事にしよう NEW (2014年06月01日)
日本経済新聞
・ 社会保障費の抑制にもっと知恵を絞れ
・ ゴール急ぐな新競技場づくり
産経新聞
・ 国立競技場 新たな夢舞台に期待する
・ エジプト新大統領 強権政治で安定得られぬ
中日新聞
・ “衣替え”しましょう 週のはじめに考える
※ 秘密監視機関が2社、新国立競技場を3社が取り上げました。
ここでは、朝日を取り上げます。
「和食に牛乳は合わないのでは――そんな素朴な問いかけが、思わぬ反響を呼んでいる。」
嗜好に対する意見から生じました。
「米どころで知られる新潟県の三条市が、学校給食につきものだった牛乳を試験的に停止すると決めた。地元の米や野菜を使った和食中心の給食を提供し始めたところ、保護者らから「牛乳と合わない」の声が出たことがきっかけだった。」
給食に牛乳は当たり前の光景です。
それに、一石が投じられました。
その要因のひとつが、完全米食給食だからです。
ここから、給食センター便りを見ることができます。
http://www.city.sanjo.niigata.jp/common/000080193.pdf
「「やはり和食にはみそ汁、お茶」と賛同する声の一方で、個人の好みの問題だと反発の声が上がる。栄養面でも「成長期の子がカルシウム不足になる」と懸念する人がいれば、「そもそも牛乳は日本人の体質に合わない」と主張する人もいる。」
「牛乳は日本人の体質に合わない」というのは、どんな根拠があるのでしょうか?
「背景には、豊富な食事情の裏で、人々が抱える不安や迷いがひそんでいるのではないか。」
ここまでいうのなら、給食の存在そのものから議論をしてもらいたいとも思います。
「日本初の学校給食は、弁当を持参できない貧しい生徒のため、明治時代に始まった。」
「だからこそ、栄養バランスが取れた学校給食に対する期待が高いのだろう。」
給食の発足当初の目的はすでに達成しています。
給食は、食材から調理方法にいたるまで、厳しく管理されています。
さらに、今ではアレルギー対応の除去食など、サービスが負担にもなっています。
ただ、母親のニーズは「弁当は作りたくない」なので、給食廃止の声はまったく聞かれません。
「立ち止まって考えたい。望ましい食事とはいったい何か。」
「肝心なのは牛乳の是非論ではなかろう。牛乳は効率の良いカルシウム源で、給食を通じて子の成長に寄与してきた。だが食品はサプリメントではない。日本人のカルシウム不足は、魚やゴマなどを取る伝統的な食生活が失われたことも大きい。
牛乳をなくした分、米の量やおかずの内容を工夫して、米どころらしい献立で必要な栄養を満たす。そんな三条市の試みに、素直に注目したい。本当にぜいたくな食事とは、実は私たちの身近なところにあるのかもしれないのだから。」
牛乳をなくして、成長期の子のカルシウムを確保できるか。
注目です。
今朝の社説を見てみましょう。
朝日新聞
・ 秘密の監視―国会よ、せめても
・ 給食と牛乳―望ましい食事とは何か
読売新聞
・ 秘密監視機関 国会は関与への責任自覚せよ(2014年06月01日)
・ 首相アジア演説 積極平和主義の実行が重要だ(2014年06月01日)
毎日新聞
・ 新国立競技場 一体いくらかかるのか NEW (2014年06月01日)
・ 介護の人出不足 魅力ある仕事にしよう NEW (2014年06月01日)
日本経済新聞
・ 社会保障費の抑制にもっと知恵を絞れ
・ ゴール急ぐな新競技場づくり
産経新聞
・ 国立競技場 新たな夢舞台に期待する
・ エジプト新大統領 強権政治で安定得られぬ
中日新聞
・ “衣替え”しましょう 週のはじめに考える
※ 秘密監視機関が2社、新国立競技場を3社が取り上げました。
ここでは、朝日を取り上げます。
「和食に牛乳は合わないのでは――そんな素朴な問いかけが、思わぬ反響を呼んでいる。」
嗜好に対する意見から生じました。
「米どころで知られる新潟県の三条市が、学校給食につきものだった牛乳を試験的に停止すると決めた。地元の米や野菜を使った和食中心の給食を提供し始めたところ、保護者らから「牛乳と合わない」の声が出たことがきっかけだった。」
給食に牛乳は当たり前の光景です。
それに、一石が投じられました。
その要因のひとつが、完全米食給食だからです。
ここから、給食センター便りを見ることができます。
http://www.city.sanjo.niigata.jp/common/000080193.pdf
「「やはり和食にはみそ汁、お茶」と賛同する声の一方で、個人の好みの問題だと反発の声が上がる。栄養面でも「成長期の子がカルシウム不足になる」と懸念する人がいれば、「そもそも牛乳は日本人の体質に合わない」と主張する人もいる。」
「牛乳は日本人の体質に合わない」というのは、どんな根拠があるのでしょうか?
「背景には、豊富な食事情の裏で、人々が抱える不安や迷いがひそんでいるのではないか。」
ここまでいうのなら、給食の存在そのものから議論をしてもらいたいとも思います。
「日本初の学校給食は、弁当を持参できない貧しい生徒のため、明治時代に始まった。」
「だからこそ、栄養バランスが取れた学校給食に対する期待が高いのだろう。」
給食の発足当初の目的はすでに達成しています。
給食は、食材から調理方法にいたるまで、厳しく管理されています。
さらに、今ではアレルギー対応の除去食など、サービスが負担にもなっています。
ただ、母親のニーズは「弁当は作りたくない」なので、給食廃止の声はまったく聞かれません。
「立ち止まって考えたい。望ましい食事とはいったい何か。」
「肝心なのは牛乳の是非論ではなかろう。牛乳は効率の良いカルシウム源で、給食を通じて子の成長に寄与してきた。だが食品はサプリメントではない。日本人のカルシウム不足は、魚やゴマなどを取る伝統的な食生活が失われたことも大きい。
牛乳をなくした分、米の量やおかずの内容を工夫して、米どころらしい献立で必要な栄養を満たす。そんな三条市の試みに、素直に注目したい。本当にぜいたくな食事とは、実は私たちの身近なところにあるのかもしれないのだから。」
牛乳をなくして、成長期の子のカルシウムを確保できるか。
注目です。