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10月22日の社説は・・・

2016-10-22 05:48:35 | 社説を読む
フィリピンでしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 中比首脳会談 「法の支配」を忘れるな
・ 体操連盟会長 その歩みが教えるもの

読売新聞
・ 比大統領訪中 仲裁裁勝訴を紙くずにするな(2016年10月22日)
・ 受動喫煙防止 国際水準の対策を目指そう(2016年10月22日)
  
毎日新聞
・ 保育所への助成 現場の人件費が優先だ
・ 中比と南シナ海 法の支配は脇に置けぬ

日本経済新聞
・ 将来を見据えた介護保険の改革いそげ
・ フィリピン外交のブレ注視を

産経新聞
・ 比の対中外交 価値観共有を難しくした
・ 国際体操連盟会長に渡辺守成氏が初当選 日本の存在感より高めよ

中日新聞
・ 問われる「命の価値」 相模原事件から考える

※ 5社がフィリピンです。

朝日です。
「ここ数年こじれた関係だった中比両国の首脳が笑顔で握手した。初訪中したドゥテルテ大統領は、南シナ海問題で突っ込んだ論議をせず、習近平(シーチンピン)国家主席は巨額の支援で応じた。

 近隣国同士が関係を改善すること自体は好ましい。ただし、互いの狭い利益のために「法の支配」を軽視するなら、アジア地域の重い懸念となろう。

 フィリピンは南シナ海問題で常設仲裁裁判所に提訴した当事国だ。今夏、中国が主張する権利を全面否定する判決を得た。中国に言いたいことが多々あったろうが、今回は封印した。

 中国が示した融資額9千億円余は、フィリピンの国家予算の1割を超す。懸案だった果物の対中輸出制限も解かれた。これほどの経済的利益を得るため、ドゥテルテ氏が和解を演じたのは現実的な対応なのだろう。」

お金のためにそこまでするか?
誰もがそう思ったのではないでしょうか。

「一方、ドゥテルテ氏にとって中国の対応が心地よかったのは麻薬対策の問題だ。手続きを無視して多くの容疑者を殺害する捜査手法を、米国が非難しているのに対し、中国は無批判のまま支援を約束した。

 「米国と決別する」などの暴言を公にするドゥテルテ氏は、軽率に過ぎる。人権を軽んじる中比両首脳の姿勢は厳しく問われねばなるまい。」

米国はどう動くのか?

オバマ大統領のレームダックを狙ったのは明かであり、大統領制の一つの影の部分です。

読売です。
「看過できないのは、ドゥテルテ氏が、フィリピンの安全保障を支えてきた米国との同盟関係を揺るがしていることである。

 南シナ海での米軍との合同哨戒活動や合同軍事演習を実施しない考えを示したほか、前政権が合意した軍事協定の見直しに言及している。北京での講演では「米国と決別する」とまで踏み込んだ。

 極端な反米路線が続けば、親米が多数を占める国民と乖離かいりするのではないか。投資環境の悪化を招き、前政権の経済発展路線の成果が台無しになりかねない。」

全くその通りです。

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