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6月16日の社説は・・・

2016-06-16 05:40:06 | 社説を読む
舛添知事が辞職しました。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 参院選 各党の公約 これでは物足りない
・ 教科書不祥事 信頼回復へ意識改革を
 
読売新聞
・ 民進党公約 TPPや「辺野古」に及び腰だ(2016年06月16日)
・ 舛添都知事辞職 見限られた末の遅過ぎた決断(2016年06月16日)

毎日新聞
・ 舛添都知事辞職 苦い経験を次に生かせ
・ 参院選へ アベノミクスの行方 地に足の着いた議論を

日本経済新聞
・ 混乱を深めた舛添知事の遅すぎる辞職
・ 標的型メールに強い危機感を

産経新聞
・ 舛添氏の辞職 五輪の顔に清新な選択を 傷ついた都政の信頼取り戻せ

中日新聞
・ 東京は教訓を学べるか 舛添知事が辞職

※ 舛添知事の辞職を5社が取り上げました。
 主旨はそれほど変わりません。

毎日です。
「ほぼ全会派から不信任決議案が提出されるという前代未聞の事態の末の退場だ。舛添要一東京都知事が辞職願を提出し、議会も同意した。

 家族同伴のホテル代に政治資金を充てるなど、公私混同ぶりが相次ぎ、説明責任すら果たさなかったのだから辞職は当然だ。

 就任から2年4カ月での辞職だ。混乱が都政にもたらした弊害は大きい。都議会与党だった自民、公明両党も責任を重く受け止めるべきだ。

 土壇場での対応は見苦しかった。」


「舛添都政が欠点だらけだったわけではない。石原都政の負の遺産だった新銀行東京の他行との経営統合を成し遂げ、障害者雇用や五輪施設の建設費圧縮でも実績を残した。韓国を訪問して朴槿恵大統領と会談するなど都市外交にも積極的だった。

 1995年に作家の青島幸男知事が当選して以来、都知事選は知名度が決め手となり、政党が主導できない状態が続く。かつて自民党を離党した舛添氏を自公両党が支援したのもその知名度を頼ったためだろう。

 だが、今回の混乱劇は、知名度競争選挙の苦い教訓になった。

 人気投票に終わらせず、どんな知事を後継で選ぶべきだろうか。

 2代続けて都知事が政治とカネで失脚した経緯を踏まえれば、政治とカネにクリーンで、公私の区別に厳しいことは最低限の条件となる。」

何となく後味が悪い気がします。

都政ではある程度の実績を上げていました。
複数の社説でも認められています。

それが、週刊誌のすっぱ抜きで、一転します。
そこからあら探しが始まり、都政は機能不全。
最後は魔女狩りのように集中砲火を浴び、悪あがきの末に辞職。

本来は、政策への評価が最も重要なはずです。
それが全く置き去りにされて、週間私的・ワイドショー的な報道に踊らされたような気がします。

今ふりかえると、自分も踊らされた一人です。

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