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金融経済教育研究会工場見学(2)株式会社LIXIL 榎戸工場

2014-08-01 06:03:21 | 社説を読む
 一昨日、金融経済教育研究会工場見学として、常滑市にある株式会社LIXIL 榎戸工場を見学してきました。



 LIXILは、2011年に、トステム、INAX、新日軽、サンウエーブ工業、TOEXが統合した会社です。

 榎戸工場は、INAX時代の1945年から始まった衛生陶器の工場を、現在の地に1970年に建て操業を開始しています。



 榎戸工場は、LIXILの洋風便器、洗面器、小便器の陶器部分のみを生産しています。

 その製法をいただいたパンフより紹介します。

  
 この世界の最大メーカー、TOTOとは、同じ森村グループでした。
 森村グループとは、ノリタケカンパニーを中心とした、戦前の森村財閥の流れを汲む企業グループです。  
 
 陶器ですので、成型したものをいかに早く、均一に乾かすかにノウハウが集まっています。
 原材料は、粘土、カオリン、長石、セリサイト、珪砂です。

 施釉には、ロボットが97%を行っています。
 焼成は、100mのライン上を20時間かけて、最大1220度まで上がり、通過する中で焼き上がります。
 1967年には、世界で最初のシャワー付きトイレを開発しています。

 水洗トイレの開発競争は節水の歴史です。 
 1945年 13リットル
 1997年 10リットル
 1998年  8リットル
 2006年  6リットル
 2009年  5リットル
 2011年  4リットル
 常に先頭を走っていますが、直後にTOTOに越されるそうです。

 タンクレス便器は、従来の79センチから65センチに短くなりました。

 成型の石膏型は100回まで使えるが、樹脂型は1万回使えるそうです。

 水垢の原因は、水道に含まれる珪素。

 これらのほか、多くのことを学びました。

 株式会社LIXILのHPより、榎戸工場について
 http://www.lixil.co.jp/corporate/products/research/enokido.htm

 LIXIL榎戸工場見学&INAXライブミュージアム視察
 http://www.todasanchi.com/co_diary2_iphone/article/kBr20120706095110-214.html

 LIXIL(リクシル)トイレ工場・ライブミュージアム見学
http://www.fujihome21.com/event/lixil/index.html#

 LIXIL工場見学に行ってきました
http://www.ngq.jp/modules/page6/index.php?id=18

 

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