第１回 金融経済教育研究会

　先週の土曜日に、第１回 金融経済教育研究会へいってきました。

　今年で６年目。これまで、ほぼ参加してきました。
　工場見学も増えて、今年もパワーアップしています。
　
　消費増税による日本経済・世界経済への影響



　野村証券株式会社　投資情報部　証券学習開発課
　シニアファイナンシャルプランナー
　　有賀　政美



消費増税は、前回は大変なことが起こった。
９７年
７月２日　アジア通貨危機　タイのバーツ　変動相場制
　通過、株が暴落
　タイ、インドネシア、韓国　ＩＭＦの管理課に入った。
　
　日本は金融危機
　　三洋証券　拓銀　山一証券倒産
　　日本長期信用銀行・日本債券信用銀行　国有化
　　　国有か

　しかし、消費税によってアジア危機が起こったとはいえない
　経済は単純なものではない。
　今回も、２、３ヶ月で経済は解決する。

　日本経済の現状は、人口減少が決定的に影響する。
　２０１３年
　　出生数　　１０３．１万人
　　死亡者数　１２７万人
　団塊の世代が亡くなると、人口が１００万人減る。
　生産年齢　すでに６００万人減っている。
　これからは、日本経済は規模縮少が続く。
　しかし、まだ日本は輸出を増やすことは可能で、そうすればＧＤＰは成長する。

　外国為替

　アベノミクスは相当正しいといえる。
　驚くべき大胆
　　異次元の金融緩和
　　円安も起こる
　　機動的な財政政策
　　着実な成長戦略

　さらなる消費税引き上げがあるので間違いなくやる

　為替と株価はほぼ一致する

　安部政権は　円安・株高　をもたらした。

　成長への道筋
　　民間の力を最大限引き出すことだ。
　　人口減には女性の力を引き出すこと。
　　野村信託銀行は４１歳女性が社長になった。
　
　世界のインフラ市場の獲得
　異次元のスピード政策実行
　農業特区で６次産業化　などまだ道はある。

　ＧＮＩ　国民所得　１５０万円以上増加

　日本は純資産大国
　消費税が上がれば、輸出企業は税還付が大量に増える。
　輸出企業には有利なのだ。

　などと話は展開しました。


行動経済学の金融経済教育への応用


　名古屋商科大学経済学部　教授
　　　岩津　誠一郎


　これもおもしろい話でした。

　心理学から経済を見るというような内容でした。

　たとえば、人は、無意識のうちに損失を回避するように行動する。

　上の図では、プロゴルファーは、同じ距離では、バーディーパットよりもパーパットの方が成功の確率は高いのです。

　後日、もう少し詳しく紹介します。