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5月23日の社説は・・・

2014-05-23 05:26:09 | 社説を読む
タイのクーデター、ウルムチのテロなど、話題は豊富です。
日経、産経は大飯再稼働判決でしょう。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 裁判員制度5年―社会で経験蓄え育てよう

読売新聞
・ 厚木騒音訴訟 飛行差し止めの影響が心配だ
・ 中露接近 米への対抗で思惑が一致した
 
毎日新聞
・ 秘密法と国会 これでは監視できない
・ 中国とロシア 平和と安定担えるのか

日本経済新聞
・ 大飯差し止め判決への疑問
・ 日米協議の詰めを急ぎTPP交渉決着を
 
産経新聞
・ 大飯再稼働認めず 非科学、非現実的判決だ
・ 教科書採択問題 「ゴネ得」許せば教育歪む
 
中日新聞
・ タイクーデター 国民が納得する政府を
・ 厚木基地判決 米軍に“白旗”でいいか 

※ 日経と産経は、予想通り、大飯差し止め判決を批判しています。

 中日のみ、タイのクーデターを取り上げました。
 機動力を感じます。

 産経が、また教科書問題を取り上げました。
 
「教科書採択問題で沖縄県教育委員会は、竹富町が石垣市などとの共同採択から離脱することを認めた。地域の教育事情を無視した決定であり、看過できない。」

 同じ系列会社の教科書だからといって、一方的な気がします。
 そもそものボタンの掛け違いは次にあります。
 
「採択の際には教科ごとに多くの教科書の内容を調べ、資料をつくる調査研究の負担も多い。共同採択は効率的な教科書の配布ができるほか、教員の共同研究などでもメリットは大きい。」 

 その通りです。
 実際に、八重山採択地区協議会の調査研究員は、育鵬社版以外の教科書を選んでいるのです。
 協議会はその結果を無視して、一部の発言力の強い人の意見を通したかどうかはわかりませんが、結果的に育鵬社版を採用しました。
 竹富町はそこに反発したと思われます。

 今回の法改正で、採択地区が郡から町村単位に変更になりました。
 竹富町の判断は、来年度からは合法となります。

「教科書採択には公正さが強く求められる。ゴネ得を許す違法状態の追認は、教科書を適正に選ぶ採択制度を歪(ゆが)め、教育への信頼を大きく損ねる。」

 ゴネ得とともに、ごり押しにも十分注意したいものです。 

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