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6月24日の社説は・・・

2021-06-24 05:30:36 | 社説を読む
夫婦同姓が合憲判決です。
 
・ 同姓は「合憲」 国会が背負う重い責任
・ 赤木ファイル 佐川氏は真相を語る時
 
・ 夫婦同姓合憲 最高裁は議論を国会に委ねた
・ 沖縄慰霊の日 国と県は基地負担減へ対話を
 
・ 夫婦別姓再び認めず 時代に背を向けた最高裁
 
・ 夫婦別姓の議論を国会に促す最高裁決定
・ 土地規制のルールを明確に
 
・ 夫婦同姓は合憲 家族制度の原則を守った
・ 美浜3号機再稼働 40年超原発の期待は高い
 
・ 岡口判事の訴追 つぶやく自由はどこに
・ 赤木ファイル 司法の場で真相究明を
 
※ 夫婦同姓合憲判決には、社のカラーにより大きく評価が割れました。
結局、「家族」とは何か?という論議です。戦後の欧米文化により、旧来の日本の家族制度が揺らいだ中での判決です。
毎日のような「時代に背を向けた最高裁」という、「家族」を流行で考えるのは危険でしょう。流行は誰かが作っているのですから…。
国会に議論をゆだねたのは、正解でしょう。
 
ここでは中日です。
「不適切な投稿」で仙台高裁の岡口基一判事が訴追され、今後は国会の弾劾裁判で罷免の可否が判断される。根底に裁判官にも「つぶやく自由」はあるかという論点を含み、慎重な議論が必要だ。
 裁判官にも一般市民の自由があることは自明の理である。政治的中立性や一定の自制が問われることはあるにせよ、国民の一人として政治や社会問題について自己の意見を持ち、見解を表明する自由はあるはずである。
 岡口氏はツイッターやフェイスブックに投稿する希有(けう)な裁判官だ。キリスト教会の家に生まれ、「人は皆平等」と教えられ、育ったことと関係するかもしれない。シングルマザーや性的少数者、知的障害者などに関する投稿が散見される。冤罪(えんざい)の話題もある。
 顔が見えない日本の裁判官とはどこか違い、数多くの投稿にはファンが付き、評判が良かった。
 だが苦情や抗議もあった。犬の所有権をめぐる訴訟や殺人事件に関する投稿では、当事者や遺族らから「傷ついた」「侮辱された」などの声が上がった。
 短い文言の意味より、公開された判決文へとアクセスできるようにした性質の投稿だが、東京高裁は厳重注意をした。さらに分限裁判にかけられ、最高裁は「国民の信頼を損ねる言動」として戒告の処分にした。今回は国会の裁判官訴追委員会での訴追である。
 いずれも遺族らの気持ちを重んじた判断であることは十分に理解する。だが、職務外の表現行為を問題にする以上は、許容されぬ根拠や限度が示されないといけない。どんな基準でどんな制約を受けるか論じられないと、表現の自由は限りなく萎縮してゆく。
個人的には、表現の自由が委縮するのはとても残念です。
行為としては問題ではなく、内容が、職業人としてのモラル、あるいは秘守義務の範囲を越えたと考えるべきでしょう。
 

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