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東北地方太平洋沖地震を海外はどう報じているか・・・3日朝

2011-04-03 06:22:33 | 日本を見つめる世界の目
今日も、海外のメディアが東日本太平洋沖地震をどう報道しているかを見ましょう。

【中国】
人民日報 http://j.peopledaily.com.cn/home.html

中国大使館、被災地の中国人に安堵もたらす [15:21]

日本の大地震後の菅直人首相の9つの瞬間 [15:05]
 北京時間の2011年3月11日午後1時46分、日本の宮城県海域で地震が発生した。震源は日本・東北部宮城県東の太平洋海域だ。今回の地震はマグニチュード9.0で、世界の観測史上でも最高クラスの地震だ。今回の地震では津波や火災、放射線漏れ事故が発生した。日本の大地震で引き起こされた東北部の津波は人々を憤らせたが、福島原発の危機は人々を恐慌に陥れ、放射線は今後人々により深刻な影響を与える可能性がある。日本の菅直人首相は4月1日に東京で記者会見を行い、福島原発の放射線漏れの危機を脱するために、自分は既に長期間にわたる戦闘の準備を整えたと述べている。日本の第94代、61人目の首相の菅直人氏の日本の大地震後の9つの瞬間を捉えた。
(以下略)



震災の影響で中国のデジタル製品の価格が急騰 [14:07]

東京電力、三一重工にポンプ車30台発注意向 [13:07] [対訳]

中国各地における1日の放射線モニタリング結果を発表 [12:37]

東日本大震災:日本が失ったものは何か(二) [11:08]
農業:国外市場を失った水産業と栽培業

 ▽日本の農業が「放射性物質」の被害に 農家の男性が自殺

 被災地の付近で農業を営む柘野さんは、ミツバを栽培している。ミツバは高級料理などに使われるため、売価も高い。しかし今年は、収穫の時期になっても利益を上げられないばかりか、赤字に直面している。「ミツバは処分するよう通達がありました。損失は大きいです。我が家では1番重要な作物で、今年最大の収入源でした。昨年6月からミツバを育ててきて、多くの資金を使ってきました。このミツバが出荷できなければ、コストも回収できません」。

 朝日新聞が29日に伝えたところによると、福島県須賀川市では24日、野菜農家の男性(64)が自宅で首をつり、自ら命を絶った。政府が一部の福島県産野菜について「摂取制限」の指示を出した翌日だった。この男性は約7500株のキャベツを育てていた。遺族は「原発に殺された」と述べている。

 ▽放射性物質漏えい事故、日本の水産業にも大打撃

 福島第一原発の事故発生後、日本国内における海産物の消費は激減した。各メディアの情報源が異なるため、数値にも差があるものの、日本国内の海産物需要は少なくとも25%減少した。特にサンマなど近海で取れる魚は需要が大幅に低下し、平均で50%減となった。刺身に使われるマグロの売り上げも約半分となり、その他の水産物も売り上げが落ち込んでいる。

 被害が深刻だった岩手県、福島県は震災前、わかめの主要生産地だった。しかし地震、津波にともなう原発事故により、関連産業は現在、ほぼ壊滅状態に陥っている。

 ▽米国、放射性物質の汚染が疑われる日本産の食品の輸入を停止

 米食品医薬品局(FDA)は22日、放射性物質による汚染が懸念されるとして福島、群馬、茨城、栃木4県産の原乳、乳製品、野菜、果物などの輸入停止を決定した。海産物やその他の農産物も放射能検査を通過した後に輸入の諾否を検討するとした。

 米国の輸入食品全体に占める日本食品の割合は4%に満たないため、FDAはこのことが米国の食品供給に影響を及ぼすことはないだろうとしている。

 ▽タイで日本産のサツマイモから微量の放射性物質が検出 全て廃棄

 タイ食品・医薬品局は28日、日本から輸入されたサツマイモから放射性物質のヨウ素131が検出されたことを明らかにした。1キロ当たり15・25ベクレルのヨウ素131が検出されたもので、タイの基準では同100ベクレル以下は問題ないが、予防措置としてこのサツマイモは全て廃棄されるという。

工業:インフラの破壊は深刻、世界的な地位に影響

 米リスク・マネジメント・ソリューションズ(RMS)は21日、東日本大震災による日本の経済的損失は合計2000億?3000億ドルに上るとの試算を示した。

 世界銀行も同日、報告を発表し、東日本大震災による日本の経済的損失は2350億ドルに上り、災害復旧には約5年かかるだろうとの見通しを示した。世界銀行はこのほか、日本の震災により東アジア各国の製造業の部品供給が影響を受け、東アジアの発展途上国の経済成長率が最大で1.5%低下するだろうと指摘した。

 韓国の電子産業やタイの自動車産業でも、日本からの部品不足による影響が出始めている。日本からの部品供給不足は4月まで続くと見られる。

 ▽日本経済にも全面的な打撃

 「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙の分析によると、日本が世界の経済生産高に占める割合は約9%に上る。日本は多くの多国籍企業にとってアジア市場に進出するための重要な突破口であり、それは銀行にとっても貿易会社にとっても同じだ。今回の災害で、日本での製品販売が大きな影響を受けた。工場の生産停止は日本の貿易水準に影響を及ぼし、世界も品切れのプレッシャーに直面することとなった。例えば米キャタピラー社は日本を設備製造のプラットフォームとし、日本で製造した設備を中国やその他の国に販売している。

 日本はこのほか、各種の最先端部品の重要な生産地でもある。これらの部品は製品組み立て分野において、アジアや世界のその他の国で幅広く使われている。例えば、世界で生産されるシリコンウエハーのうち、60%が日本で生産されている。シリコンウエハーはコンピュータチップの基本となる部品だ。日本のシリコンウエハー工場2カ所が生産停止となったため、世界におけるシリコンウエハー供給が4分の1減少したという。このほかクレディスイスによると、プリント配線板の製造に使われるBT樹脂市場で日本が占めるシェアは90%に達している。
米調査会社IHSが25日に発表したデータによると、日本企業の減産に伴う部品の到着遅れにより、世界の自動車の生産台数は3月末までに60万台減少すると見られている。

震災後、外資金融機関の職員の多くが日本を離れ、かつては外国人銀行家やディーラーで賑わっていたバーやレストランも、ひっそりと静まり返っている。東京証券取引所の幹部はこのほど、「ウォール・ストリート・ジャーナル」紙の取材に対し、外資系銀行が東証の取引を一時停止するよう迫ったが、こうした要求は「あまりに利己的だ」と答えた。しかし、安全が懸念される状況にある今、これは外国人が日本から大規模に撤退したひとつの縮図にすぎない。このほか、日本で働く多くの外国人が日本を離れ、地震で会議や展示会などの経済イベントが延期又はキャンセルとなるなど、日本の金融センターとしての地位は大きく揺らいでいる。

 日本からの撤退の波は観光産業や消費産業にも大打撃を与えている。日本の入国管理局職員は25日、11日に大地震と大津波が発生して以来、20万人近い外国人が日本から離れたと明らかにした。11日から22日までに成田空港から入国した外国人観光客は昨年同期比で6割減っている。日本観光庁は、今年の訪日観光客数の目標を見直す考えを発表。溝畑宏観光庁長官は25日の記者会見で、日本は2011年に1200万人という訪日外国人数の目標を見直しせざるを得ないと述べた。地震と津波、放射性物質の漏えいと電力不足による深刻は影響で、「観光立国」への道のりには「黄信号」がともった。日本政府は以前、訪日観光を大々的に打ち出しており、訪日外国人を将来的に3000万人とする目標を掲げていた。

 多くの外国人観光客が旅行の計画をキャンセルあるいは予定より早く帰国しており、日本のホテルではキャンセルが相次ぎ、日本経済に大きな損失をもたらしている。東京・銀座は普段は多くの人で賑わい、アットホームな和服専門店や高級ブランド店は外国人観光客の人気を集めているが、今では外国人の姿が見当たらない。計画停電により、銀座も不夜城の輝きを失っている。帝国ホテルではセミナー、宴会、ホテルの予約のキャンセルが相次ぎ、ロビーは十数人の接客係を残すのみで、客室稼動率は例年の半数程度だという。

 震災後、多くの国と地域が日本への渡航自粛を勧告や要請の形で呼びかけているほか、一部の航空会社では日本行きのフライトを一部キャンセルまたは減少させている。(編集SN)


東日本大震災:日本が失ったものは何か(一) [09:00]
20数日前に発生した東日本大震災は日本国民に深刻な災難をもたらし、死者・行方不明者は数万人、大量の工場が破壊され、小さな国土が海水に埋もれた。

 しかも、日本が今回の大震災で受けた損失は一度の自然災害がもたらす生命・財産の損失をはるかに超える。日本政府は後手にまわった被災後の対応で、国民と国際社会からの信頼を大きく低下させた。

 日本が大震災のつめ跡から立ち直るためには、都市の復興や環境の再生以上に、国民と国際社会の信頼を実質的な行動によって勝ち取ることが重要だ。

 人口:死者・行方不明者2.7万人

 日本の警察庁の発表によると、日本時間29日午後9時までに、11日に発生した東日本大震災の死者は1万1168人、行方不明者は1万6407人となった。

 ▽原発周辺の遺体捜索が困難

 福島県警は25日、福島第一原発の半径10キロ以内では遺体の捜索が難しく、相当数に上るとみられるが、正確な数は把握できていないと発表した。

 自衛隊偵察機は11日の地震発生後、原発周辺地域の市街地の多くが津波に襲われたのを発見した。しかしながら、その後の放射能漏れ事故で救援・捜索隊員はこれらの地域で遺体を捜すことができていない。

 県警は、これらの地域の死者・行方不明者の正確な数は依然、つかめていないとしている。

 ▽多くの児童が両親を失い引き取り手を待つ

 厚生労働省は23日、今回の大震災で両親を失った孤児の数を把握するために専門スタッフを派遣し、孤児らの支援を行うと発表した。共同通信は同省担当者の談話として、地震で被災した範囲が大きく、政府は大量の未成年者が今回の大震災で孤児になるのを懸念していると伝えた。

 担当者によると、専門スタッフ約400人が被災地の孤児の見舞いへ赴くことを申請した。しかし交通インフラの損壊や燃料不足により、全スタッフが到着し孤児達のために福祉施設もしくは引き取る家庭を捜すのにはさらに時間がかかるとみられる。

土地:大面積が水没あるいは放射能汚染に

 ▽菅首相:東日本は全壊との想定も

 日本の菅直人首相は16日、首相官邸で笹森清内閣特別顧問と会談した際、「東日本が全壊した状況を想定する必要がある」と語った。

 地震発生から7日目の18日、菅首相は夜の記者会見で、福島第一原発が予断を許さない状況である、と認めた。管首相は国民に向け、政府は一刻も早く局面を抑えるべく、真正面から努力を続けており、東京電力社員、自衛隊員、消防隊員、その他救援に参加する人員が「生命を賭けている」と述べた。首相は政府のいかなる事故情報の隠ぺいも否認した。

 ▽津波で被災地が大規模に浸水

 国土地理院は28日、東日本大震災による津波が被災地を大規模に浸水させ、うち仙台市若林区の浸水面積は56%、宮城県内のその他の8市・区・町も30%以上が浸水、同県の浸水が深刻だったのは、平野部の低地が比較的多かった可能性によるとの分析結果を発表した。

 同院は航空写真に基づき、浸水面積が青森から福島に至る太平洋沿岸4県で少なくとも443平方キロメートルに達したことを確認した。報道によると、住宅地域、都市中心部を主体とした「建設用地」の浸水率は、宮城県東松島市が65%でもっとも深刻、同県南三陸町、岩手県大槌町が共に52%、宮城県女川町が48%だった。

イメージ:国民は政府への信頼を失い、国際社会の多くが非難

 ▽政府の情報混乱 国民は政府の真相隠ぺいを懐疑

 東京・渋谷で21日、数千人が反政府デモを行い、政府に対して今回の大震災における対応の遅れと無能を抗議した。これは日本国民の政府の情報公開に対する不信任と憂慮を浮き彫りにするとともに、放射能漏れや景気の先行きに対する懸念もあらわにした。一部の日本国民は米メディアの取材に、政府が発表する情報は矛盾しており、困惑していると語った。

 政府が真相を隠ぺいし危機を薄め、国民の心理を安定させようとしていると疑う国民は少なくない。文部科学省は23日、東京を含む12都県の水道水で基準値を超える放射性物質が検出されたと発表、市民のペットボトルの水の買いだめを引き起こした。これに先立ち当局は幾たびにもわたり、福島周辺とその他の地域の放射線量は人体に影響を与えないと示している。

 東日本大震災発生直前、菅内閣は内閣解散の危機に直面していた。客観的にみれば、今回の大震災は劣勢挽回のチャンスだったが、菅首相はそのチャンスをつかめなかった。米シンクタンクのアメリカン・エンタープライズ研究所(AEI)のマイケル・オースリン日本研究部長は、管首相には日本国民の信頼を得るに値しないリーダーと語る。

 ▽日本政府は大災害で危機管理に陥る

 「ニューヨーク・タイムズ」は19日に社説で、東日本大震災がもたらした福島第一原発が深刻に損壊した当初の数日間、原発所有者の東京電力(以下東電)の対応は慌ただしく、かつ情報公開を嫌がったと指摘した。放射能漏れが基準値を大幅に超え修復を担当した作業員が一時的に避難した際、ようやく東電と日本政府はあたふたと莫大な緊急措置を取った。東電は海水注入により原子炉の温度低下を試み、警察が高圧ポンプで噴射、自衛隊は隊所有のヘリで水を投下した。社説は、日本の技術力からして、大げさにみえるこうした緊急措置が、本当に最善の解決策だったのか、と疑問を投げかけている。

 実際のところ、日本政府と東電が講じた緊急措置は、原子炉を迅速に冷却することも、急激に上昇する国民の恐怖心をすみやかに落ち着かせることもできなかった。11日の大震災で福島第一原発の放射能漏れが発生して以来、核の危機は徐々に高まり、日本政府と東電は現在に至るまで原子炉の実情を公にすることができず、放射能漏れへの対応策をうんぬんするまでに至っていない。

 核および危機管理の専門家の多くは、日本政府と東電は核の危機への対応において明らかに準備不足だったとしている。「ニューヨーク・タイムズ」は佐々淳行内閣安全保障室元室長の話として、菅内閣の対応は混乱しており、「危機管理ではなく管理の危機だ」と指摘している。(編集HT)


科学技術振興機構 中国向けサイト「客観日本」を開設 [09:13]


チャイナネットhttp://japanese.china.org.cn/

フランス大手銀行:日本の地震が中国GDPを0.7%押し下げ

中国、放射線に強いロボットの開発に成功

日本を完璧と称賛するのは行き過ぎ
東日本大震災の発生後、一衣帯水の隣国が直面した災難、死傷者、危険、闘いに中国メディアと国民の高い関心が寄せられた。中国は四川大地震を経験し、今回の震災の苦しみが痛いほどわかり、東日本大震災で命が失われたことを悲しみ、被害を受けた人々を支援し、励ましている。筆者が交流した国民は、政府関係者、知識人、一般人のだれもが日本に同情心を抱いている。

しかし、中国メディアと国民の「日本称賛」の声はやや度を超えているとも感じ取れる。中国人に比べると、日本人はずっと根性があり、規則を守るという特性があるが、理性的で情熱に欠けている。あまりに理性的で我慢強いため、緊急事態でも日本人は機転が利かず、臨機応変ができない。

韓国「朝鮮日報」の3月24日の報道によると、山積みの救援物質は避難所にスムーズに運べていない状態だ。日本政府は人手不足だと述べる一方で、ボランティアの派遣に消極的である。日本各地でボランティア希望者が続々と名乗り出ているが、日本政府は経験不足のボランティアは救助活動を妨げると考え、食事と宿泊手段のないボランティアを受け入れないことを決めた。

外国の医療ボランティアも、日本の医師免許がないことを理由に、被災地で最小限必要な医療活動だけ行うよう告知された。こうした「官僚主義」のやり方に対し、米タイム誌は3月22日掲載の文章の中で、「日本では、ヤクザは唯一許可なしで迅速に救助活動ができる組織だ」と批判した。

また、中国が提供した救援物資は、中国自ら被災地に届けるよう日本側から要請があった。これについて中国の程永華駐日大使は、「理解しがたい。高速道路が閉鎖され、ガソリンが不足する中、どのように自力で被災地に行けばよいのか。成田空港から仙台まで自分で運ぶというのか」と指摘した。

これと同時に、日本の中学校の教科書に、釣魚島が「日本の領土」と表記されていることが報道された。これも巨額の援助を贈ったばかりの中国人をひどく傷つけた。

多くのことは、災難時の援助によって完全に変えることはできないため、期待してはいけない。隣人が困っている時に手を差し伸べるのは当然である。今回の大震災で日本を助けることが今後の中日関係の根本的な変化を意味しないとともに、日本社会が天災に直面した時に見せた根性だけで相手を完璧と判断してはいけない。どの社会の構造と形態も、その地理環境や伝統的な文化と関わっている。それぞれに長所があると同時に、消すことのできない短所もある。これはコインに表と裏があるのと同じで、切り離すことはできない。

一つの国、民族、集団を客観的に見ることは、常に必要なことだ。マスコミやエリート集団はとりわけこの度合いを把握していなければならない。自分がすばらしいと思う国を完璧と称賛し、さらにはその国民も認める短所と弱点まで何気なく避けるというやり方は、やや度を超えているのではないか。(王沖 中国社会科学院日本政治センター特別研究員)


日本は復興のため増税か 在日華人企業が対応

東日本大震災で北東アジアの緊迫情勢緩和へ

日本、復興段階に突入 米空母が捜索に出動


大紀元http://www.epochtimes.jp/


オバマ米大統領、短期・長期で日本支援を表明

黒龍江省でヨウ素131検出 福島原発の影響か

<中国人の本音> 「中国の原発は原子爆弾だ」 日本の原発事故を受けて
日本の原発事故を受け、中国では、放射性物質の管理方法を検査し見直すなど、関心が高まっている。しかし、中国の医療、科学研究、工業などで幅広く応用される放射性物質はずさんな管理で、すでに多くの事故を起こして来た。

 週刊誌・新世紀に掲載された記事は政府が公表したデータを引用し、1988~1998年までの間に、332件の放射性事故が起こり、被曝者数は966人であるという。そのうち、放射源の紛失による事故は8割で、584個の放射源が紛失し、256個の放射源は今も見つかっていないという。

 記事によると、中国科学院の古脊椎動物人類研究所は、1972年にセシウム137放射源を購入したが、1988年に業務引継ぎのとき、それらの紛失が発覚した。また、1990年6月25日、上海第二軍医大学の放射医学研究室で60co源室の職員の操作ミスで、死亡2人、5人が放射線病にかかる事故が発生した。

 ネット利用者は中国で多発する食の問題を引き合いに出し、「日本では影響が一時的なもので、中国では永久なもの」だと嘆いた。また、原子力発電を推進する政府の姿勢を非難するコメントも寄せられている。

 ―長年、リサイクル食用油、添加剤入りの「化学鍋」、メラミン入り粉ミルク、汚染米を食べ続けてきたのはやってくる核戦争を生き抜くためだ。

 ―日本の原発危機はいくら深刻でも、中国の毒入り食品に負けるね。日本ではその害は一時的なもので、中国では持続的で、永久的なものだから。

 ―中国は今、原子力発電所の建設を推進している。ずさんな管理に官商の癒着、さらに手抜き工事を施されると、まさに巨大で危険な放射源を国民の周囲に設置したのと同じ。

 ―中国は危険です。中国に生まれ変わりの際は、慎重に!

 ―ここは不思議な国だ。

 ―専門家は一万年に一度の災害でない限り、中国の原発はM10の地震と100メートルの津波に耐えることができると言っているよ。

 ―危険地域の住民、やはり塩を買い込んだほうがいいよ。

 ―日本の原発でさえ、自然災害で放射線漏えい事故を起こしている。中国の建物の質は日本とは比べられない。中国の原発はまさに原子爆弾だ。

 ―建築を専攻する友人の話によると、彼の指導教官はある原発の建築設計を担当していたが、耐震設計なんかは適当にやったと話していた。

 ―放射源は工業に多く応用されているが、その害を知る従業員は何人いるのか。中国の人口が多すぎて、管理しきれない。政府は税金を吸い上げることしか考えていない。

 ―核戦争が勃発したら、世界中で、中国人と下水道に潜むゴキブリしか生き残れない。


仙台からの手紙
【大紀元日本4月2日】戦後最大といわれる被害を出した東北関東大震災の発生から3週間が経過した。度重なる余震や原発への不安が続く中、雑誌Ode電子版に寄せられたブログを読み、励まされた。発信者は長年仙台に居住する米国人女性で、震災後の町の様子を温かなまなざしで見守る。先月14日に投稿された彼女のブログを紹介する。

※ ※ ※

A Letter from Sendai
文・Anne Thomas

 仙台で経験したことはとても現実とは思えない災害だった。しかし、私には私を助けてくれる素晴らしい友人がいるから、とても恵まれている。私の本来の住処は掘立小屋とも言えないような有様なので、友人のところにいる。水、食べ物、石油ヒーターなどを分かち合っている。一部屋に雑魚寝し、ろうそくの下で食事をとり、体験したことを語り合っている。暖かく、友情にあふれ、美しい。

 昼間は助け合って住処のガラクタをかたづけている。車の中でニュースをカーナビの画面で見ている人、飲み水の配布が始まると順番を待って並ぶ人。もし誰かの家で水道が使えれば、必要な人がバケツやポットに入れられるように、家の前にそれを伝える看板を出す人。

 略奪などが全く見られず、順番待ちの列が乱れることもないことは、まさに驚異的だ。地震が襲った時は安全だからという理由で、みんな家の入口を開けっ放しにしている。みんなが口をそろえて言うのは、「昔は、こういう風にお互い助け合っていたんだね」

 余震は絶え間なく続いている。昨夜は15分おきだった。サイレンは鳴り続け、ヘリコプターは絶え間なく飛んでいる。

 昨夜は水道が数時間だけ、今日は半日。電気は今日の午後から。ガスはまだ駄目。これも地域ごとに状況が違う。供給されているところもあるが、全くないところもある。みんな、何日もお風呂に入っていない。とても不潔に感じるけれど、今はそんなことよりもっと大切なことがある。私は、必要不可欠でないものがはぎ取られていくのが楽しいのだ。本能だけを頼りに、かばい合い、生存を支える最低のものだけで、己を捨て、みんなで生きる。

 不思議な並列宇宙空間がある。めちゃくちゃになった家もあれば、布団や洗濯物を日に干している家。水や食べ物の為に並んでいる人や、その横を犬を連れて散歩している人。これらが同時に起きているのだ。

 他にも美しいと感じさせられたもの、それは夜の静けさ。車はいない。通りは誰も歩いていない。満天の星、いつもは2つか3つの星しか見えないのに。仙台郊外の山々はピリッとした空気の中で、しっかりと夜空にシルエットを作っている。

 日本の人たちは素晴らしい。今は電気が復旧したのでメールを打つために毎日自分の住処へ戻って来るが、入口には誰かが置いてくれた水と食べ物がある。誰からなのかは分からない、でも確かにある。緑の帽子をかぶった年配の人が家家を巡回し、みんな大丈夫かどうかチェックしている。人々は見ず知らずの人に声をかけ、何か助けが必要ですかと尋ねる。誰も恐れていない。あきらめは見える、しかし恐怖やパニックは無い。

 人々は余震が来る、もっと大きなものも含めて一カ月以上続くと話している。確かに絶えず揺れるし、振動がある。私は他の場所より少し高くて地盤の固い仙台にいるから、恵まれている。他の地域よりずっといい方だ。昨夜は友人の夫が国から食べ物と水を持ってやってきた。恵みをまた感じた。

 この時にあたって、私は全世界で巨大な宇宙の変化の過程が起こっているということを、自らの体験で悟った。今、日本で起こっていることを通して私の心は大きく開かれたと感じている。私の兄弟は、今起こっていることの中に身を置いていると自分がものすごく小さく感じられるのではないかと尋ねてきた。決してそんなことはない。むしろ、私は今起きている、何かとても大きなことの一部に身を置いていると感じるのだ。この産みの苦しみは大きい、でも素晴らしい。

 貴方からの心遣いと愛に感謝します。

 アン




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