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勉強にはやり方がある-その11-

2022-07-31 05:25:18 | 児童生徒のための勉強法

《 知識を整理する;1 》

 「理解する」から「知識を整理する」に移ります。


 人によっては、知識を整理してから理解するという人もいるでしょうが…。


 かつてこんな事がありました。大学の試験で、A4の用紙1枚だけ持ち込んでもよいというテストです。

 もちろん何を書き込んできても構いません。みなさんならどうします?


 教科書を書き写す?

 スペースがないから無理ですね。あくまでもA4用紙の裏表だけです。


 結局、試験範囲を理解した上で、ポイントだけを書き込むしかないのです。
 
 キーワード、あるいは大事な公式や数字のみを書くのです。


 やってみてわかりました。

 その紙、いわば公認のカンニングペーパー?を作成するためには、まずしっかり理解して、理解したことをわかりやすく整理することが必要なのです。

 そのペーパーができあがる時には、自分の中では勉強はほぼ終わっていたのです。

 大学の先生のねらいもそこにあったのかもしれません。


 これは、勉強のやり方を考える上で、大きなヒントです。

 「知識を整理する」とは、まず「理解した」上で、それぞれの知識を関連づけ、意味を持たせることなのです。

 もしくは、「理解」を助けるために、知識を関連づけ、構造化することなのです。


 まず、限られたスペースにカンニングペーパーを作ってみましょう。

 それが、知識を整理する勉強法の一つです。 

 おっと、実際のテストで使ってはいけませんよ!


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