あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

シベリウス:交響詩『フィンランディア』作品26 (スコア付き)

2023-12-05 06:30:22 | 音楽雑感&関連サイト

シベリウス:交響詩『フィンランディア』作品26 (スコア付き)

ジャン・シベリウス: 交響詩『フィンランディア』作品26 (スコア付き) 作曲年代:1900年

管弦楽:ラハティ管弦楽団 指揮:オスモ・ヴァンスカ

0:00 Andante sostenuto 2:59 Allegro moderato 3:39 Allegro 5:30 「フィンランディア賛歌」

《交響詩『フィンランディア』作品26》は、フィンランドの作曲家、ジャン・シベリウスが作曲した交響詩である。1898年、フィンランド総督にニコライ・ボブリコフが任命されると、フィンランド国民は圧政に苦しめられることとなった。1899年には新聞発行の禁止などに反発した『報道の記念日』なる集会が開催され、この時上演された『歴史的情景』というフィンランドの歴史を描いた劇音楽の音楽をシベリウスが担当した。シベリウスは、この音楽の終曲『フィンランドは目覚める』を、1900年に改訂し《交響詩『フィンランディア』》として発表した。交響詩は、1900年7月2日にヘルシンキにて、ロベルト・カヤヌスの指揮、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で初演された。 曲は、重苦しい序奏から始まり、やがて金管楽器とティンパニによる特徴的なリズムが聞こえてくる。テンポがAllegroに変わると、A♭-B♭-C-A♭-E♭の5音に導かれて勇ましい主題が登場する。次第に音楽が落ち着くと、変イ長調の美しい旋律が現れる。この旋律には1941年に歌詞が付けられ、「フィンランディア賛歌」として親しまれている。フィンランドでは第2の国歌として広く歌われている。再びAllegro部が再現されると、最後は「フィンランディア賛歌」の旋律を勇壮に歌って終止する。 なお、交響詩に改訂される前の版(劇音楽版)はしばらく忘れ去られていたが、近年になって演奏される機会が増えている。劇音楽版では、終結部がより壮大になっており、歴史劇を締めくくるにふさわしい音楽になっている。


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。