昨日行われた、愛知県公立高校入試問題解説 Aグループ 社会科 の解説をします。
最後は公民の6問です。
愛知県は、例年、歴史が簡単で、地理に難問が多く、公民がその中間なのが特長です。
今回は、5,6を一気にきましょう!
5が生徒作品問題、6が会話文問題です。
5 Ⅰ、Ⅱの国名を特定しておきましょう。
債務の多い ● が日本、▲が米国、残る■がイタリアです。
(1)これがいきなり問題でしたね。四角の中にヒントもありました。
ただ、日本の債務は、イタリアとは質が違います。
日本の債務は、半分は日銀が買っており、金利も日銀に払う → 国庫に入る ので、本当の意味での借金ではありません。
(2)「公債金」の意味が分かれば、「国債」は簡単です。
社会保障の4つの柱。
真っ先に出るのは「社会福祉」、次が「社会保険」。
あとは・・・・・
やや何ですね。
「公的扶助」とあとひとつは・・・
書けない人はけっこういそうです。
(3)資料の読み取り問題です。ごちゃごちゃしているので、最も多い数値を丸で囲んでおくとよいでしょう。
アはいきなり正解です。これはけっこう珍しい・・・。
イからエは、正しいのもあれば間違いもあります。
丁寧に潰していきましょう。
6です。
(1)地方自治体の首長と議員の双方を選挙で選ぶのは、生徒には身近ではないでしょか。
その立ち場は対等です。
(2)この中から国の仕事を選びます。これも簡単です。
5の社会保障と関連しすぎているのは、やや偏っているのかな・・・。
(3)おっと。これも書けない生徒がけっこういるのでは?。
公民は、筆記問題がやや難ですね。
全体的には、地理の難易度が例年より低い分、平均点はやや上がるのではないでしょうか。
B日程でも、同じように検証します。