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週刊 新発見!日本の歴史 2013年 7/21号

2013-08-24 06:05:08 | 歴史関連情報
週刊 新発見!日本の歴史 2013年 7/21号は豊臣秀吉でした。



私が時々訪問する「雑記帳」の主は次のようにコメントしています。

この第4号は本能寺の変から秀吉の死までを対象としており、「惣無事令」についての一時有力になっていた見解の見直しなど、豊臣政権についての近年の見解が盛り込まれた内容になっています。「惣無事令」は豊臣政権の政策の基調と考えられていた時期もありましたが、近年では東国を対象に「惣無事」という言葉を用いての停戦交渉は存在したものの、「惣無事令」という法令自体の存在は否定されています。「惣無事」を秀吉による統一過程にどのように位置づけるのか、ということが現在の論点になっているようで、今後の研究の進展が期待されます。

 太閤検地・刀狩などについての解説もそうですが、この第4号は全体的に、豊臣政権の専制的な性格を否定し、中央集権的な政権としての未熟さを強調しています。ただ、日本列島主要部の全大名を対象にした実効的な軍事動員が可能になったという意味で、豊臣政権の意義はたいへん大きかったのではないか、とも思います。この他に、通俗的には対立関係にあったと描かれがちな高台院と茶々との関係の見直しや、文禄・慶長の役について、秀吉の主観と客観情勢との食い違いを指摘した論考など、なかなか興味深い一冊になっていると思います。

出典:http://sicambre.at.webry.info/201307/article_13.html

 「惣無事令」は、ここにも書かれているように、九州で出されましたが、東国にはその考え方が伝えていったものと理解しています。
 その発想そのものは、日本の歴史上、綱吉のいわゆる「生類憐れみの令」と並んで、大きな役割を果たしたと思います。
 
 高台院と茶々との関係には驚きました。

 つい400年ちょっと前のことですが、まだまだ歴史は変わります。

 本誌の内容です。


豊臣政権と朝鮮出兵の真相


時代の論点 新視点 ここまで分かった!
 秀吉の天下統一令
  「惣無事令」はなかった
   佐々木倫朗

この人に注目! 時代のキーパーソン
 寧と茶々
  福田千鶴

再現!歴史の現場
 秀吉の大坂城
  イラスト 板垣真誠/監修 跡部 信

歴史学者による最新の時代解説
 秀吉成り上がりの秘策とは?
  家柄を操作し、大名を序列化
   矢部健太郎

キーワード新解釈! 政治
 検地・刀狩
  秀吉の二大プロジェクトは全国一律の実施ではなかった!
   牧原成征

もっと知りたい!(1)
 伏見城を襲った歴史に残る大地震
  西山昭仁

キーワード新解釈! 戦争
 朝鮮出兵
  勝った気でいた秀吉。停戦時の思い込みが泥沼の再戦を招いた
   中野 等

歴史の舞台 肥前名護屋を歩く
 天下人の城と諸将の陣屋跡を訪ねて
  松尾法博

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