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ブラームス交響曲第4番 ~カラヤン 1970s Boxより

2013-08-12 05:34:33 | 音楽雑感&関連サイト
 カラヤン 1970s Boxより、聴いたものから感想を載せていきます。

 第1回は、やはりブラームス交響曲第4番。CD 66: Brahms: Symphony No. 4



 おそらく、全集ものと同じ録音です。ものにより77年と書いてあったり78年だったりしますが、同じだと思います。

 60年代、70年代、80年と比較すると、個人的には、総合的には60年代が好きです。音質は他に比べて確かに下がりますが、作意もなく、そのまま曲として受け止めることができます。

 この70年代版は、細部まで明瞭な音色です。錦織のように、目立つべきパートがクッキリと聞かせます。そういう演奏なのか、ミキシングの段階でそのパートのレベルを上げたのかわかりませんが、とてもクリアに聞こえます。
 音楽を勉強する人や、分析的に音楽を楽しむ人にはお勧めです。

 80年代版は、両者のよいとこ取りをして、さらに渋みを足した感じです。
 あくまでも柔らかく暖かい響き。なおかつ、ブラ4特有の恍惚感というか、わびさびの部分が聞こえます。
 音質重視のスタンダード派にお薦めです。

 カラヤンの手にかかると、どの曲も、そのスタンダードになるからたいしたものです。

 その秘密は、今後、紐解いていきましょう。

 
 




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