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パガニーニの主題による幻想変奏曲/J.バーンズ

2019-10-26 05:35:53 | 音楽雑感&関連サイト
10月24日の名芸大ウィンドオーケストラ 定期演奏会の報告、第1弾。

今回は、パガニーニの主題による幻想変奏曲/J.バーンズ

まずは聴いてみましょう。

 ここから https://projectbrass.wixsite.com/2016

アメリカ海兵隊軍楽隊の委嘱により1988年に作曲され、その年にで初演された曲で、ニコロ・パガニーニがヴァイオリン独奏のために作曲した『24の奇想曲』の第24番「クワジ・プレスト」の旋律を主題とする変奏曲として書かれています。
海兵隊軍楽隊の高い演奏技術を披露するように、それぞれの変奏に各楽器のソロやセクションをフィーチャーしています。
序奏、主題と20の変奏からなります。

これぞ、セミプロ軍団の音大生バンドにふさわしい曲です。

ぜひ、以下を見ながら、バーンズの変奏をお楽しみください。

序奏
 アレグロ・リゾルート、2/4拍子
 テュッティによる

主題
 オーボエの独奏で始まり、次いでフルートとアルトサクソフォーンが加わる主題の提示

第1変奏
 木管楽器と金管楽器による

第2変奏
 ウン・ポコ・ピウ・モッソ、2/4拍子
 B♭クラリネットによる16分音符の技巧的な変奏

第3変奏
 アンダンテ・ミステリオーソ、3/4拍子
 ミュートを付けたトロンボーン、コントラバス、ティンパニの伴奏に、コントラアルト・クラリネットの独奏が旋律を奏する

第4変奏
 プレスト、2/4拍子
 フルートとピッコロによる16分音符の技巧的な変奏

第5変奏
 モデラート・アッサイ、3/4拍子
 バリトンとテューバの4声によるゆったりとした変奏

第6変奏
 アレグロ・モデラート、2/4拍子
 バスーンの二重奏にホルンの対旋律が絡む

第7変奏
 アンダンテ・モデラート、4/4拍子
 オーボエの旋律にB♭クラリネットとバスクラリネットが寄り添う

第8変奏
 サクソフォーン四重奏による叙情的な変奏

第9変奏
 アレグロ・ヴィーヴォ、6/8拍子
 バスクラリネットの独奏による軽快な変奏

第10変奏
 前の変奏にバスーン、B♭クラリネット、ヴィブラフォーン、次いでサクソフォーンとバリトンが加わる

第11変奏
 2/4拍子
 スネアドラムのリズムに乗って奏される、コルネットとトランペットによる華やかな変奏

第12変奏
 メノ・モッソ
 トロンボーンによる朗々とした変奏

第13変奏
 ピウ・モッソ、3/4拍子
 ホルン四重奏による

第14変奏
 4/4拍子
 テュッティによるクライマックスを迎え、全休止の後、アダージョになってオーボエのカデンツァ風の独奏で次の変奏に続く

第15変奏
 ウン・ポコ・ピウ・モッソ、3/4拍子
 バスーン、アルト・サクソフォーン、ホルン、バリトンによる叙情的な変奏

第16変奏
 アダージョ・マ・ノン・トロッポ、5/4拍子
 イングリッシュホルンによるロマンティックな変奏

第17変奏
 アレグロ・ジョコーソ、2/4拍子
 打楽器群のみによる変奏

第18変奏
 木管楽器による軽快な変奏

第19変奏
 金管楽器群で始まり、サクソフォーン、次いで木管楽器が加わり、テュッティで次の変奏に続く

第20変奏
 フィナーレ、ア・テンポ・プリモ
 テュッティによる壮大な旋律の後、ピウ・ヴィーヴォで劇的に終わる
 


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