あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

富士周辺五名城と諏訪の旅-18-

2024-03-22 07:20:06 | 取材・旅行

令和6年8日~10日まで、富士周辺五名城(山中城、小田原城、石垣山一夜城、甲府城、武田氏館)と諏訪を廻ってきました。

20回にわたって紹介しています。

今回は、 諏訪大社上社本宮 です。

前宮との位置関係です。中央が前宮、左上が本宮です。

本宮の航空写真です。

東の駐車場から入ります。

東の鳥居です。

吉良義周公の墓がありました。

吉良 義周(きら よしちか/よしまさ)は、祖父である吉良義央の養子で、悲劇の主人公です。

米沢藩4代藩主・上杉綱憲の次男として生まれ、養子として高家吉良家を継ぎます。

そこで起こったのが、例の元禄15年12月14日(1703年1月30日)のテロ・赤穂事件です。主君を切腹させたのはあくまでも将軍・綱吉。吉良義央はとばっちりを受けたのです。就職運動として動いた赤穂浪士に義央を討たれたどころか、義周自身も負傷してしまいます。荻生徂徠らの判断で、赤穂浪士は名誉の切腹になりましたが、本当なら極刑、すなわち打ち首獄門です。

義周は、江戸幕府から事件当日の対応が「仕方不届」であることを理由に改易され、配流先の諏訪高島藩でわずか21歳で病死。高家吉良家は断絶したのです。私が考える、歴史上の不条理の一つです。

「明治維新前の諏訪大社 上社と神宮寺」です。

明治維新の神仏分離も、今から考えるとむちゃな論理です。これまた、私が考える歴史上の不条理の一つです。多くの貴重な文化が失われました。

中に入りましょう。

域内の配置です。上が南です。

 

布橋です。安永6年(1777)のものです。

本宮二之御柱です。

前宮とは違い、雰囲気が派手ですね。

勅願殿。説明は下をご覧ください。

本宮は、本殿はなく、拝殿です。ご神体は奥の山、守屋山(御山)、そう自然そのものなのです。

 

画像は、諏訪大社HPよりお借りしました。 https://suwataisha.or.jp/ 

本宮には、境内のほぼ真中に東宝殿、西宝殿と言う二棟の茅葺の建物があります。本宮で最も大切な御社殿で、寅年と申年毎に交互に建替がなされ遷座祭が行われます。

伊勢神宮と似ていますが、伊勢神宮はご神体があります。諏訪大社上宮本宮にはご神体はものではありません。

このあたりは、独特です。

創建は古く、古事記の国譲り神話にまでさかのぼり、最も古い神社の一つとされております。

このあたりは、出雲、熊野、諏訪、加茂などをセットで、神宮系と比べて考えなければなりません。

また、調べて報告しますのでここでは簡単に。主祭神を紹介します。


出雲大社;大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)

諏訪大社上社本宮;建御名方神(たけみなかたのかみ)← 大国主大神の御子神


一之御柱。20kmはなれた八ヶ岳から運んできます。804年、桓武天皇の頃から御柱祭が続いています。

長さ17mぐらい、直径1mぐらい、重さは10tぐらい、もみの木を運んできます。

後ほど紹介します。

 

本宮大鳥居です。平成15年に作られました。端を歩きましょう。

東に戻りました。

神宮寺学校の跡の説明です。

法華寺山門です。臨済宗妙心寺派で、信長も滞在しました。

本宮周辺です。

本社御朱印です。

動画を紹介します。

バスガイドぶらり旅 vol.121 信濃國一之宮 諏訪大社 上社本宮

出雲口伝の建御名方神 諏訪大社への入植 理由と経路 生島足島神社 泥宮神社 奴奈川神社 川会神社

明日は、諏訪大社下社秋宮です。富士周辺五名城と諏訪の旅-19-


このシリーズは

富士周辺五名城と諏訪の旅-1-  -2- -3- -4- -5- -6- -7- -8- -9- -10- -11- -12- -13- -14- -15- -16- -17- -18- -19- -20- 番外編 


このブログでの他のシリーズは・・・
ベトナム・ホーチミン みてある記 -1-  タイ・バンコク 見てある記-1-  シェムリアップみてある記 -1-  香港に来ています  台湾レポート-1-  平成25年度北方四島交流訪問事業 -古釜布湾-   さわやか中欧 見てある記 -1-   美濃 見てある記 -1-  みちのく三陸海岸 見てある記-1- 新城FWに参加しました-1- 碧南FWへ行ってきました -1- 安城へ行ってきました1 -本證寺- 「勝鬘寺と大久保氏ゆかりの上和田城址」(岡崎市)-1- 北陸探訪 -1- 剱神社 近江FW  長久手FWへ行ってきました -1- 遠州FW -1- 小牧FW -1- 末森城周辺FW-1- 「宮宿」-1- 大野城・大草城-1- 「鳴海宿」-1- 富士周辺五名城と諏訪の旅-1-  犬山城周辺 -1- 近江FWⅡ 安祥城周辺-1- 堀川七橋めぐり-1- 松平郷周辺FW -1- 桑名城 -1- 「池鯉鮒宿」-1- 名古屋城-1-  「岡崎宿」-1- 東美濃FW -1- 刈谷小牧羽柴軍陣跡 -1-

社楽の会」HP:中国ODAみてある記 韓国研修その2 ブリスベン

 


コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。