令和6年8日~10日まで、富士周辺五名城(山中城、小田原城、石垣山一夜城、甲府城、武田氏館)と諏訪を廻ってきました。
20回にわたって紹介しています。
今回は、 諏訪大社上社本宮 です。
前宮との位置関係です。中央が前宮、左上が本宮です。
本宮の航空写真です。
東の駐車場から入ります。
東の鳥居です。
吉良義周公の墓がありました。
吉良 義周(きら よしちか/よしまさ)は、祖父である吉良義央の養子で、悲劇の主人公です。
米沢藩4代藩主・上杉綱憲の次男として生まれ、養子として高家吉良家を継ぎます。
そこで起こったのが、例の元禄15年12月14日(1703年1月30日)のテロ・赤穂事件です。主君を切腹させたのはあくまでも将軍・綱吉。吉良義央はとばっちりを受けたのです。就職運動として動いた赤穂浪士に義央を討たれたどころか、義周自身も負傷してしまいます。荻生徂徠らの判断で、赤穂浪士は名誉の切腹になりましたが、本当なら極刑、すなわち打ち首獄門です。
義周は、江戸幕府から事件当日の対応が「仕方不届」であることを理由に改易され、配流先の諏訪高島藩でわずか21歳で病死。高家吉良家は断絶したのです。私が考える、歴史上の不条理の一つです。
「明治維新前の諏訪大社 上社と神宮寺」です。
明治維新の神仏分離も、今から考えるとむちゃな論理です。これまた、私が考える歴史上の不条理の一つです。多くの貴重な文化が失われました。
中に入りましょう。
域内の配置です。上が南です。
布橋です。安永6年(1777)のものです。
本宮二之御柱です。
前宮とは違い、雰囲気が派手ですね。
勅願殿。説明は下をご覧ください。
本宮は、本殿はなく、拝殿です。ご神体は奥の山、守屋山(御山)、そう自然そのものなのです。
画像は、諏訪大社HPよりお借りしました。 https://suwataisha.or.jp/
本宮には、境内のほぼ真中に東宝殿、西宝殿と言う二棟の茅葺の建物があります。本宮で最も大切な御社殿で、寅年と申年毎に交互に建替がなされ遷座祭が行われます。
伊勢神宮と似ていますが、伊勢神宮はご神体があります。諏訪大社上宮本宮にはご神体はものではありません。
このあたりは、独特です。
創建は古く、古事記の国譲り神話にまでさかのぼり、最も古い神社の一つとされております。
このあたりは、出雲、熊野、諏訪、加茂などをセットで、神宮系と比べて考えなければなりません。
また、調べて報告しますのでここでは簡単に。主祭神を紹介します。
出雲大社;大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
諏訪大社上社本宮;建御名方神(たけみなかたのかみ)← 大国主大神の御子神
一之御柱。20kmはなれた八ヶ岳から運んできます。804年、桓武天皇の頃から御柱祭が続いています。
長さ17mぐらい、直径1mぐらい、重さは10tぐらい、もみの木を運んできます。
後ほど紹介します。
本宮大鳥居です。平成15年に作られました。端を歩きましょう。
東に戻りました。
神宮寺学校の跡の説明です。
法華寺山門です。臨済宗妙心寺派で、信長も滞在しました。
本宮周辺です。
本社御朱印です。
動画を紹介します。
バスガイドぶらり旅 vol.121 信濃國一之宮 諏訪大社 上社本宮
出雲口伝の建御名方神 諏訪大社への入植 理由と経路 生島足島神社 泥宮神社 奴奈川神社 川会神社
明日は、諏訪大社下社秋宮です。富士周辺五名城と諏訪の旅-19-へ
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