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メタ認知

2009-06-12 05:53:03 | 社会科関連情報
 このところ、私たちの業界用語の解説が主になっています。
 それならば、これを忘れてはいけません。
 「メタ認知」です。
 日常生活で使う事はない、もとは心理学の用語です。

 孫子が言いました。「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と。 
 この「己を知る」とは、あたかも鳥が上空から自分の軍を見るように、そして、個々の能力、集団としての力、武器の量、闘争心など、軍としての力を把握している事を言います。
 これが「メタ認知」であり、これができる能力を「メタ認知能力」といいます。

たとえば、「自分は文の読解や作文は得意だが、計算は苦手。」・「今日の勉強で、3つの発見があった。」と、自分のこと(思考・行動・能力など)がわかることです。
このメタ認知という考え方は、教師主導で教え込んでいた頃にはほとんどありませんでした。しかし子ども中心の「学び」にはなくてはなりません。自分の学びをつくるには、自分の力、何が分かって何が分からないのかを知らないとできないからです。
Wikipediaには、「メタ認知」の中におもしろい記事がありました。
以下はWikipediaからの引用です。
------引用始め------
<メタ認知能力を測る9項目>
以下の質問に「はい」と答える数が多いほど、メタ認知能力が高いことになる

1 自分が用いる方法がどのような問題解決のときに、最も効果的なのかを知っている
2 どのようなやり方が有効か、十分考えてから課題に取り組む
3 問題の中の重要な部分に意識的に注意を向けている
4 自分がどの程度よく理解できているかについてうまく判断できる
5 問題が解けたとき、自分がどういう方法を用いたかわかっている
6 問題に取り組んでいるときに、うまくいっているかどうか、定期的に自分でチェックしている
7 勉強するときは、その目的に合わせてやり方を変える
8 勉強したり課題を行うときには、計画を立てる
9 考えが混乱したときには、立ち止まり、もとに戻って考えてみる
------引用終わり------
メタ認知、わかりましたか?

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