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日本の“オーバー”は、オーバーではなかった=韓国

2014-05-07 05:42:03 | 日本を見つめる世界の目
韓国・中央日報 日本の“オーバー”は、オーバーではなかった=韓国 を紹介します。

2年前の5月8日付のこのコーナーに書いたコラムを再び読んでみた。

コラムの契機となった事件が発生して2周年を迎え、日本で犠牲者の追悼式が開かれたからだ。

「時には日本のオーバーがうらやましい」というコラムは、2012年4月29日未明に起こったバス事故に対する日本社会の態度を扱ったものだった。


ゴールデンウイーク(GW)と呼ばれる大型連休の序盤に起こった事故だった。東海(トンヘ、日本海)に接する石川県から乗客45人を乗せて午後10時に出発した観光バスは29日朝、東京近郊のディズニーランドに到着する予定だった。だが群馬県を通過したバスは午前4時40分ごろ、運転手の居眠り運転で鉄製の遮断壁に突っ込んだ。乗客7人が死亡し、38人がケガを負った。当時、日本のマスコミ・メディアはしばらくこのニュースばかり報道していたものだ。劣悪な運転条件が居眠り運転を招いたのではないか、無理な低価格競争が招いた事故ではないかといった論争が連日、日本社会を揺るがした。結局、日本の国土交通省は旅行会社が顧客を集めてバス会社に運航を委託するという高速観光バスを廃止した。バス運転手の一日の最長運転距離も従来の670キロから400キロに減らした。東京赴任後まだ1年にもならない特派員の目には、日本社会の対応がとても大げさだという気がしたのも事実だ。

その事故から2年が過ぎたが、日本社会は事故を忘れていなかった。事故の発生時間である先月29日午前4時40分に合わせて群馬県の現場には遺族27人が集まった。彼らは「このような事故がない世の中になることを願う」という切実な希望をあらわした。事故のバス会社の社長もこの時間に合わせて現場を訪れた。彼は言葉を控えたまま遺族らに2回、3回と頭を下げた。日本の放送局や新聞は、この姿を主要ニュースで扱って再発防止への決意を新たにした。これに先立ち今年3月末、群馬県の裁判所は「眠気を感じながらも運転を続けたことは、人命の責任を負ったプロとして許されない非常識の極限状態」として事故のバス運転手に懲役9年6カ月の刑を宣告した。
 http://japanese.joins.com/article/946/184946.html?servcode=100§code=140より

 この後、「 韓国で新聞やテレビで報道されるかどうかという程度の事故も、日本では主要ニュースとして扱われることが多い。」
と続きます。

 死者の多少ではなく、社会(システム)の問題としてダメなものはダメと報道されます。
 それが健全な社会です。

 韓国社会の成長を祈ります。

 

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