あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

2月13日の社説は・・・

2016-02-13 05:47:07 | 社説を読む
重力波にコメントできるか?

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 韓国の対応 挑発に乗らぬ冷静さを
・ 薬物犯罪防止 プロ球界の意識高めよ

読売新聞
・ 衆院選制度改革 自民党案で合意形成できるか(2016年02月13日)
・ 「重力波」初観測 宇宙への新しい窓が開いた(2016年02月13日)
 
毎日新聞
・ 宮崎議員辞職 政党は資質を見極めよ
・ 重力波観測 宇宙への新しい窓開く

日本経済新聞
・ 市場の不安払拭へ協調策を探れ

産経新聞
・ 対北独自制裁 暴走止める日米韓連携を
・ 重力波の観測 「新しい物理」が楽しみだ
    
中日新聞
・ 辞職の宮崎議員 国民への大きな裏切り
・ 重力波キャッチ 次は「かぐら」も一緒に 

※ 北朝鮮関係が2社ありました。

朝日です。

「歴代の韓国の政権も、北朝鮮の戦術には悩まされてきた。だが、ともに南北首脳会談を実現させた金大中(キムデジュン)、盧武鉉(ノムヒョン)の両政権は、抑えた厳しさと柔軟さを賢明に使い分けることで、関係進展の道を開いた。

 冷静さを保ちつつ、特殊な関係をふまえて北朝鮮を対話の席につかせる。そんな韓国のつらく長い取りくみを、日米両国も積極的に支えたい。」

北朝鮮の挑発行為に怒りたくのもわかりますが、同じレベルで相手になってはいけません。

産経はニュアンスが違います。

「日韓両政府が北朝鮮に対する独自の制裁へ動き出した。米議会が可決した制裁法案も、オバマ大統領の署名を経て近く発効する。

 日米韓3カ国が足並みをそろえ、北朝鮮への圧力を強めているのは極めて妥当だ。これら独自の取り組みが、国連安全保障理事会での厳しい対北制裁決議へつながっていくことを期待したい。」


重力波を4社が取り上げました。
世の中は大騒ぎですが、本当に重力波なのでしょうか。

「重力波は、アインシュタインが一般相対性理論に基づき、100年前に存在を予言した現象だ。

 一般相対性理論によると、ブラックホールなどの巨大な質量の天体は、周囲の時空間をゆがめる。天体同士が衝突すると、ゆがみがさざ波のように広がっていく。

 今回捉えた重力波について、研究チームは、13億光年の彼方で二つのブラックホールが合体して発生したものと推定している。」

「観測したゆがみは、1京分の1ミリほどしかなかった。風や海の波、道路交通などの振動に影響されないよう、防振装置を設けた。今回の観測データが重力波であることを確認するため、他のあらゆる可能性を検討したという。」

この「あらゆる」のレベルが問題です。
さらなる検証を期待します。

毎日です。
「今後、観測装置が増えることで、重力波の発生源を特定できるだけでなく、発生源のさらに詳しい情報も得られる。初検出で先を越されても、他の装置の意義が減るわけではない。2017年度に開始するKAGRAの観測にも期待したい。

 LIGOの記者会見では、この計画に資金提供してきた米国立科学財団代表が「私たちはこうした先駆的研究に大きな資金を拠出するリスクを取り、基礎科学を支援している」と述べた。重力波の検出は日常生活に役立つものではないが、人類の知的好奇心に応える意義は大きい。若者が基礎科学に関心を抱くきっかけにもなってほしい。 」

産経です。

「宇宙誕生直後のエネルギー状態を再現する大型加速器実験の成果と合わせれば、原始宇宙の物理現象や未知の素粒子を多角的に捉えることもできるだろう。

 その成果はすぐに役立つわけではないが、人類にとってかけがえのない知の財産になる。」

『NEWTON』特集号が楽しみです。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。