あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

6月2日の社説は・・・

2016-06-02 18:18:45 | 社説を読む
首相が会見をしました。

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ 首相の会見 納得できぬ責任転嫁
・ 甘利氏不起訴 政治不信深めたザル法

読売新聞
・ 消費増税延期 アベノミクスをどう補強する 
 
毎日新聞
・ 増税再延期表明 未来への責任はどこへ

日本経済新聞
・ 参院選でアベノミクスに国民の審判を
・ なお残る甘利氏の説明責任

産経新聞
・ 消費増税の再延期 今度こそデフレ脱却を 社会保障への影響食い止めよ
  
中日新聞
・ 「安倍政治」こそ争点だ 7月10日参院選へ

※ 全社が消費増税期間延長について触れています。

朝日です
「とても納得できる説明ではない。安倍首相のきのうの記者会見はそう評価せざるを得ない。

 アベノミクスは順調だ。しかし新興国の経済が陰っている。だから来年春の10%への消費増税は延期し、この秋に大胆な経済対策をまとめる。財政再建の旗は降ろさない――。発言を要約すればこうなる。

 納得どころか、「アベノミクスのエンジンを最大にふかす」と強調されては、その危うさがさらに膨らみかねないと不安が募る。」


読売です。
「 アベノミクスは雇用改善などに効果を上げたが、消費のもたつきなどの課題も残る。脱デフレを確実に果たすため、消費増税の先送りはやむを得ない選択だ。」


毎日です。
「だが、増税が1年半延期されたにもかかわらず、景気は本格的に回復していない。増税の再延期で日本経済の足腰が強くなる保証もない。

 それどころか、社会保障の財源が失われてしまうことで、社会や経済の将来の不安は拡大してしまう。

 税率10%時には社会保障の充実のために計2兆8000億円が充てられる予定だ。8%段階では1兆3500億円にとどまり、再延期で約1兆4500億円の穴が開く。 」


日経は安倍首相に対する意見が以前と比べて変化している気がします。
「 どちらの言い分に理があるのかを問う「アベノミクス選挙」である。参院選は政権選択選挙ではないが、有権者も今回の参院選は軽んじずに1票を投じたい。」


産経です。
「日本経済にとり、また安倍政権の最大課題であるデフレ脱却を実現するうえで、景気回復が遅れる中での増税実施は困難だと考えたためだ。その判断自体は現実的かつ妥当なものといえよう。」


中日です。
「消費税率の引き上げ再延期にばかり気を取られてはいられない。七月十日の参院選。第三次安倍内閣にとって初の国政選挙は「安倍政治」こそ争点だ。
 通常国会がきのう閉会し、安倍晋三首相は記者会見で、来年四月に予定されていた消費税率10%への引き上げを二〇一九年十月まで二年半、再び延期することを正式に表明した。
 逆進性が高い消費税の増税を見送ること自体は妥当ではある。」


谷垣さんが進むも地獄、戻るも地獄と表現しましたがその通りです

短期に目を配るか、長期まで見通すかの違いです。

本来なら、長期まで見通して、それを説明するのが筋なのですが・・・・。

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。