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4月10日の社説は・・・

2019-04-10 05:47:08 | 社説を読む
紙幣が変わります。

朝日新聞
・ 経団連と原発 異論に向き合い議論を
・ ゲノム医療 健全に発展させるため

読売新聞
・ 紙幣刷新へ 国民経済への効果期待したい
・ 入試共通ルール 透明性高めて公正さの確保を

毎日新聞
・ ご結婚60年の美智子さま 時代と共に築いた皇后像

日本経済新聞(昨日のものです)
・ 薬の費用対効果正しく測り上手に生かせ
・ ルワンダの「奇跡」継続を

産経新聞
・ 経団連の原発提言 政府は警鐘を受け止めよ
・ 令和の新紙幣 偽造防止へ準備を万全に

中日新聞
・ 紙幣刷新 渋沢の教え思い出す
・ <虐待なくすために>(2) 辛い記憶の連鎖を断つ

※ 新紙幣を3社が取り上げました。

読売です。
「紙幣の刷新は小泉内閣だった04年以来、20年ぶりとなる。

 500円硬貨も、素材が変更され、2色構造となる。21年度上期から発行が始まるという。

 偽造技術は高度化している。定期的な刷新は妥当だ。政府には偽造防止の徹底が求められる。

 1万円札の肖像には、数多くの企業設立に携わり、「日本資本主義の父」と呼ばれる実業家の渋沢栄一が選ばれた。新産業育成による経済成長を重視する政府の狙いが込められているのだろう。

 流通量が最も多い1万円札の人物が変更されるのは、1984年に福沢諭吉になって以来だ。

 5千円札は樋口一葉から女子高等教育の先駆者として知られる津田梅子に、千円札は野口英世から細菌学者の北里柴三郎へ変わる。女性の活躍や科学技術の重要性を訴えるメッセージと言えよう。」

自販機の改修には多くの費用がかかりそうです。

産経です。
「政府が定期的に紙幣を切り替えるのは偽造券事件を防ぐのが最大の目的だ。新紙幣は、肖像の3D画像が回転するホログラムを採用するなどの特殊技術を施す。日本の高度な印刷技術を駆使し、卑劣な犯罪がつけいる隙のないよう工夫をこらしてほしい。」

早く見てみたいです。

中日です。
「渋沢は大正時代に著した「論語と算盤(そろばん)」を中心に、人格を磨きつつ利益優先にならずに経済の道を歩むべきだと提唱し続けた。

 正しい経済発展には高い倫理意識と利益追求の両立が必要との主張だ。さらに富は独占せず国全体が豊かになるよう使うべきで、権謀術数を用いた経済活動に対しては強く批判をしている。

 渋沢は多くの大銀行や大企業の設立に深く関わった。日本赤十字社といった医療関連機関、商法講習所(現一橋大)など教育機関の創設にも携わった。同じ時代の実業家である岩崎弥太郎や三井高福(たかよし)らと違い財閥はつくらなかった。

 得た富を独り占めせず社会に戻す。渋沢は主張を実行した。同時に、資本が暴走した果てに起きる埋めがたい格差を予測し、その怖さを後世の人々に訴えていたともいえるだろう。

 もちろん放置された資本主義が起こす問題に対しては、国内外の知識人が古くから警鐘を鳴らし続けてきた。」

見直すべきです。

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