あなたも社楽人!

社楽の会の運営者によるブログです。社会科に関する情報などを発信します。

4月29日の社説は・・・

2014-04-29 05:37:11 | 社説を読む
今日は昭和の日。関連した社説が出てくるか?

今朝の社説を見てみましょう。

朝日新聞
・ ダンスの自由―法律でしばれるのか
・ 休眠口座活用―社会的事業の支援に
 
読売新聞
・ 大学改革法案 迅速な意思決定が求められる
・ 熱狂の日音楽祭 クラシックの裾野を広げたい
 
毎日新聞
・ 富岡世界遺産へ 近代化の原点を学ぼう
・ 子宮頸がん ワクチン再開は慎重に

日本経済新聞
・ 認知症高齢者を支える仕組みづくり急げ
・ 米比合意を地域安定の一歩に

産経新聞
・ 米比軍事協定 両国と安保連携を深めよ
・ 昭和の日 あの時代に「復興」を学べ

中日新聞
・ 富岡製糸場 近代化の実相伝えたい 
・ 補選与党勝利 安倍政権「信任」は早計

※ 産経のみが「昭和」を取り上げました。 

「しかし平成になって四半世紀以上が過ぎ、「昭和」は確実に風化しつつある。激動の時代を身をもって体験した世代でも、記憶の中の風景は徐々に遠いものとなってきていよう。ましてや若者らにとっての昭和は、特段の思い入れもない「近過去」でしかなく、日本が米国と戦ったことすら知らない大学生も少なくないという。」

 ホント!?

 社会科教師は、一体何をやっているんだ!!という話になりますね。

「将来の日本を考えるとき、昭和の記憶を掘り起こし、そこから学ぶことは多いはずである。」

 具体的には

「米国に端を発する世界恐慌、満州事変…と不穏な空気の中で始まった昭和時代はやがて、わが国開闢(かいびゃく)以来の敗戦に至る。が、戦後はめざましい復興を遂げ、経済大国と呼ばれるまでに発展した。

 奇跡の復興を果たせたのも、国民と常に苦楽をともにされた昭和天皇を中心に国民が一つにまとまり、焦土に這(は)いながらも多くの国民が伝統的な価値観である勤勉さや忍耐強さ、助け合いの精神を失わなかったからに違いない。」

 ここからが、産経らしさです。

「ところが、そのような国民の連帯感も成長の陰でいつしか忘れられ、地域はおろか家族の間でも絆がほどけていった。学校では建国神話などの歴史教育が遠ざけられ、若い世代から祖国への愛着と誇りの芽が摘まれた。昭和が平成に残した課題である。

 日本はいま外交、防衛、経済、震災復興などで近年にない厳しい状況に直面している。この難局を打開し「平成の復興」を成し遂げるためにも、戦後復興の「あの時代」の記憶を呼び覚ましたい。それがひいては、先の課題の解決にもつながるのではなかろうか。」

 なるほど。そうかもしれません。

 映画「ALWAYS 三丁目の夕日」が、なぜあれだけヒットしたのか。
 東京オリンピック当時の賢明に生きる人達の情の篤さを描いているからです。

 しかし、昭和の時代から、核家族化、大規模小売店舗による商店街の消滅、コミュニティの崩壊は始まっているのです。

 今、外国人労働者の受け入れが真剣に議論されています。

 ますます、昭和は遠くなるかもしれません。



コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。