まだコロナが続くか・・・
・ 原発事故賠償 基準見直し東電動かせ
・ 感染症と世界 「鎖国」は解にはならぬ
・ 一斉休校 子供の生活リズム保つ工夫を
・ 公示地価 新型コロナの影響が心配だ
・ テロ対策遅れ原発停止 安全軽視が招いた結果だ
・ 新型コロナと芸術文化 灯を絶やさない手立てを
・ 株主総会にもっとネットを活用しよう
・ 地価の先行きを注視したい
・ 地下鉄サリン25年 脅威は過去のものでない
・ 春闘回答 賃上げの必要性は不変だ
・ 新型コロナ検査 態勢拡充へ連携急げ
・ 自民運動方針 この期に及び改憲とは
※ コロナ関連を4社が取り上げました。
朝日です。
国境を越える感染症問題に、国々がばらばらに取り組んでも限界がある。世界的な「鎖国」の風潮を改め、結束する理性を取り戻さねばならない。
欧州連合(EU)が域外からの渡航制限を決めた。先に欧州に門戸を閉ざした米国に続く措置だ。国際政治と経済の大動脈である欧米間の人の流れが止まる異例の事態となった。
主要7カ国(G7)は緊急声明を出したばかりだった。「適切な国境管理を含む協調」をうたったが、実際には十分な事前の調整を欠いた渡航制限が広がっている。
米国と中国は中傷合戦に陥っている。トランプ大統領らが「中国ウイルス」と呼んで非難し、一方の中国側は米軍の陰謀説まで主張している。
冷静なリーダーシップをとれる国や指導者がいない今の国際社会の病を映しており、憂慮は深まるばかりだ。だが、ここは地球規模で人間の安全確保が求められる局面だ。少なくともG7で確認した「必要な公衆衛生上の措置の連携」を、言葉で終わらせてはならない。
リーダーなき時代は散々です。