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火1 初等社会科教育法 最後の授業 振り返り

2022-02-15 07:00:41 | 大学・社会教育講義資料

火1 初等社会科教育法 最後の授業 振り返り

「アンネの日記はなぜ破られたか」

テーマは次の中から、学生の多数決で選ばれました。


☆ アンネの日記が破られた真相を解き明かす内容の授業を受けた。自分が想像していたよりも多くの分野の出来事を取り上げ、一つ一つの情報を丁寧に扱っていた。単にたくさんの情報を取り扱うのではなく、その一つ一つがつながるような問いかけや資料の提示の仕方などの細かい部分で工夫が見られ、とても参考になった。これまで小・中学校で受けてきた社会科の授業とは違い、課題に対する答えを明確にするために様々なことを関連させて考える大切さを学ぶことができた。また、先生の授業を受けて印象的だったのは、全員が主体的に学ぶことができる授業であるということだ。児童の立場になって授業を受けたが、社会科で学習したことはほとんど覚えておらず、社会情勢についても詳しく知らない自分でも考え続けることができた。小・中学生の中には勉強が得意で、自ら学習する子もいればそうでない子もいる。そのため扱う内容(資料や情報)によっては学習に向かう姿勢に差が生じてしまう。しかし、今回のようにニュースや新聞で取り上げられたことがある、聞いたことがあるようなものを用いることで意欲的に学習に取り組めるため、教材研究の際に意識していきたい。

☆ アンネの家の紹介からユダヤ人の歴史、パレスチナ問題、ネオナチなど、中には難しい問題まで含めて次々と怒涛の展開を見せていてとても面白かった。いきなりユダヤ人の歴史やパレスチナ問題などを取り扱ってもこれ程まで面白さを感じなかったのではないかと感じたが、導入で北京オリンピックというタイムリーな話題から入っていたため興味を持ちやすく、導入において児童にとっても身近な話題で興味を引き付けることでその後の授業展開にも関心を持ちやすくなるのではないかと考え、導入の大切さに改めて気づかされた。 今までニュースなどを見ても遠い国の話であると感じあまり関心を抱けなかったが、 宗教や歴史を紐解いていくことで難しい世界の問題の本質が見えてきて、国際問題が身近に感じられるようになった。
  国際問題が出発点ではあったが、共通の敵を作って国など組織のまとまりを強めようとすることや自国第一主義など、日本の中でも起こりうる問題に繋がったことで、自分が所属する集団や自分の考えに誇りを持ちながらも他を排斥するのではなく受け入れる姿勢でいたいなど、多文化共生社会における自己の在り方について考えさせられた。
 パワーポイントは効果音、資料映像、子どもたちの理解に応じて分かりやすく順を追った展開など、1つのテレビ番組を見ているように面白く、とても勉強になった。

☆ アンネの日記を破いた犯人は名前が公表されていないが、それは何故か?という話で、当時何故そのようなことをしたのか不思議に思っていたことを思い出し、強く興味を持って授業に取り組むことができました。ユダヤ人が何故迫害されたのか、というところについて、その歴史や宗教同士の関係を知ることによって、酷く根深い話であるということを知ることができました。また、そのユダヤ人に関わる問題として、近年でもよく聞くパレスチナ問題から、領土問題、人種問題、宗教問題というような国際問題の原因は一体何なのかということについても学ぶことができました。私自身、高校で世界史を選択したということや、個人的に興味があったこともあって、ユダヤ人の歴史や、ナチ党が何故ユダヤ人を迫害したのかということは知っていましたが、日本でもヒトラーに傾倒しそのユダヤ人迫害の歴史に対して主張している人物がいるということは知らなかったので驚きました。
 全体を通して、「アンネの日記が破られた事件」という一つの話題から、宗教の持つ力、国際紛争の原因、人種差別の問題、過激派宗教組織などについて、また、過去に起こった世界の問題から現在の世界が抱えている問題についてまで学ぶことができたということに気が付いてとても驚きました。また、ただ、世界の話をするだけではなく、日本ではどうか、という話に繋がっており、決して海を越えた向こう側の話ではない、というように感じることができました。様々なことを知ったり、思い出したりすることができてとても楽しかったです。


☆ 今回、なんとなくでしか知らなかったユダヤ人のことについて学ぶことができた。これまでの歴史の学習などで、出来事を順に並べるなどしてひとつひとつ覚えていたが、今回の授業を受け、出来事と出来事の繋がりやそれに至った経緯や思想を考えることで、理解しやすくなるのだと感じた。また、アンネの日記に関しても、知らないことがたくさんあり、ひとつの話題から様々な社会的な出来事が読み取れたり、推測することができたりして、深く切り込んでいくことでおもしろい一面が見られるのだなとわかった。
 そして、「嫌いな人を作って支持率を集める」という国があるなど、人の価値観の違いは戦争を生むのだということを改めて感じ、難しい問題だなと思った。世界がお互いを認め合い、尊重していけば平和な世の中になるのになと感じた。


☆ 今回は、「アンネの日記」が破られた真相について紐解いていく授業であり、とてもワクワクした気持ちで授業を受けることが出来ました。私は、高校では、日本史を選択していたので世界史を学んだ記憶はうっすらしかなく、途中は置いていかれそうになりましたが、友だちとの意見交流や分かりやすい動画、資料のおかげで、だいたい理解することが出来ました。先生の事件についての考察を聞いて、日本の闇のようなものを感じたし、ユダヤ人の強さに恐怖をおぼえました。
 「アンネの日記」が破られたという事件についてというだけで、ユダヤ人の歩んできた歴史や政治、今の国際問題など様々な問題が絡み合っていて、とても複雑であることを知りました。ユダヤ人が迫害されることになった経緯で「ユダヤ人を迫害することで団結する。」という言葉がとても印象的でした。私たちから見て、残虐に思うその行為は、当人にとって正義であり、正義と正義のぶつかり合いが戦争や争いを起こしているのだなと改めて考えさせられました。そして、正義と正義のぶつかり合いというのは、日常生活の中にも潜んでいて、いつでも起こりうる可能性があると思いました。争いが起こる前に、一度立ち止まって相手の立場に立って考えたり、自分の固定観念を見直したりする姿勢が、大切だと思いました。
 また、世界や日本の政治などについて、知らないことがたくさんあることに気付いたので、これを機に時事問題や政治情勢に目を向けたりと思いました。

 


☆ 高校の頃に世界史で習った内容も多く含まれていましたが、あの頃必死に理解しようとしていたことが今日とても腑に落ちて理解できたのがすごく楽しかったです。
 アンネの日記の犯人について、”ホロコーストをなかったことにしたい”思いだけどうしても分からなかったです。そして、ドラマや映画の世界のように情報操作を簡単にしてしまうユダヤの力の強さを初めて知り、すごく怖くなりました。日本とは仲良くしていてほしいです。
 正直、政治や経済について普段からそれほど興味があるわけではないので、今の世界が自国第一なのか、グローバルなのかという国や政治家の考え方で対立したり統制したりしているのだと初めて知りました。とても難しい問題ですが、理解することが出来ました。そして、最後の先生からの問いに対し、「これほど思想が変わったり、世界が張り詰めた状態で上手く回っていることを、これまで特別何かを感じずに生きてこられたから私個人の考え方は必要ないのではないか」と思ってしまいました。そんな自分自身がすごく恐ろしいなと思いました。"
 私は今日の授業を通して、教材研究の大切さを学んだ。今日の授業では「アンネの日記」と聞いた時に私が想像していた以上に話が広がっていき、とても驚いた。教材研究を突き詰めてやっているからこそ、様々な視点から根拠を述べることができるのだと気づき、教材研究の大切さを実感した。また「共通の敵を作ると自国がまとまる」というのは、社会の授業に関わらず生かしていくことができると思った。例えば、いじめ問題であれば「共通のいじめの対象を作ることでクラスがまとまる」という現象が発生していることになる。私は自分のクラスがそのようにまとまったとしても嬉しくない。自分と異なる考えを持っているからと排除するのではなく、きちんとお互いが思っていることを話した上で、受け入れたり認め合ったりすることができるようなクラスを作っていきたい。もし自分の担当するクラスでいじめが起こった時には、今回の授業で学んだことを生かして、「共通の敵を作ってみんなで1つになったところで意味があるのか」という観点から話し合いを進めていきたいと思った。

☆ 私は小学生の時に伝記でアンネという人物がいたこと、ユダヤ人が迫害されていたことを知り、細かいことまでは理解できていませんでしたが、印象深く、ずっと本を読んだ時の衝撃が忘れられずにいたため、この授業内容にとても興味を持ちました。私は犯人の気持ちが分かりませんでしたが、犯人にとってはそうしたくならない方がおかしいくらいの感覚なのかもしれないと思う部分もあって、このような正義のぶつかり合いの大きなものが戦争であり、差別や迫害もある一つの正義のもとに生まれるのだと考え、改めて恐ろしさを感じました。何を理由として何を正しいとするかというのはとても難しい問題で、今も昔も人間は宗教や人種、思想など様々な違いでぶつかり合ってしまうので、平和な世界はどのようにすれば生まれるのか、果たして平和な世界が訪れることはあるのだろうか、と考えてしまいましたが、私の知識程度では全く分かりませんでした。歴史を振り返って学んでいける世界であってほしいと感じました。授業を受けた後で、またアンネの日記を読み返してみたいと思いました。

☆ アンネの日記が破られていたことの裏にこんな隠されていた事実があったのかと言うことに驚きました。現代では、ユダヤ人のように迫害を受けてきた人はいないだろうと勝手に思っていたが、いまでもまだ迫害ではなくても、差別を受けている人がいるのではないかと思いました。国をまとめるために誰かを悪者にしてきたという言葉がとても記憶に残っています。国をまとめる人間としてもっとほかの手段を選ぶことはできなかったのかと思います。
 また、オリンピック後に戦争がまた始まるのではないかと先生がおっしゃられていましたが、オリンピックという世界中が盛り上がっている中で争いごとが絶えないのはなぜか疑問に思います。世の中は平和であると言われていても、それは一部の人間の世界にしか通用せず、そこ以外では今でも戦争や差別が行われていると思うと、それらがない世界を作るためにはあと何年かかるのだろうかと思います。これからの世界を担っていく子どもを育てる立場である教師将来なるものとして、どのようなことを子どもたちに伝えていく必要があるのか、もっと深く考えていかなければならいと思いました。

☆ 今回の授業を通して、国をまとめるために都合の悪いものを悪者にして排除しようとしたり、自国第一主義を進めたりすることは人間の変わらない負の部分だと思いました。自国の思想や宗教に誇りをもつことは良いことですが、自分と違うものも受け入れたり認めたりすることが必要だと思います。しかし、大人の私たちの「当たり前」を変えていくことは現実的に難しいと思います。だから、子どもたちへの「教育」に力を注ぎ、幼児期から多様性を認める価値観を育てていくことが大切だと思います。スウェーデンを例に挙げると、スウェーデンは移民が多く、子どもたちが普段から多様な国籍や文化や宗教的背景をもった子どもと一緒に生活しています。そのため、大人になっても、互いの「当たり前」を認め思いやることが出来るのだと思います。私は、日本の教育はまだそういった面で遅れていると思います。マイノリティを差別して一体感を保つのではなく、マイノリティが生きやすい環境をつくるという共通意識をもって団結出来るようにしたいと思いました。

☆ 私は、ホロコーストがなかったという考えはできないし、なぜそうなるんだろうと思いました。ユダヤ人の記事を書いた雑誌が廃刊になったのもユダヤ人の影響かはわからないし、他に廃刊となる要素があったのかもしれないので、記事をうのみにしてユダヤ人は怖いと思うのは違うのではないかと思いました。ユダヤ人は怖い、権力があるなどと勝手に思って恐れていること自体が差別につながるのではないかと思いました。私は今日の授業で自分で情報を選択することが大切だと実感しました。私は○○○○○○○○党の思想は怖いなと思いました。私はその考えはできないので、何でそのような考えに至ったのだろうかと思いました。

☆ 今日の授業では、ユダヤ人について深く知ることができました。授業を受ける前は、ユダヤ人はナチスドイツに迫害をされ、理不尽な扱いを受けていたということしか知りませんでした。しかし、ユダヤ人は神を深く信仰していて選民主義であるということ、世界を動かすような立場にある人が多いということなど、ユダヤ人について知っていくうちにとてもすごい人たちであるということを学ぶことが出来ました。それだけ賢いということは他の人と比べると目立ってしまうため、嫉妬からも理不尽な扱いを受けることにつながっているのではないかと感じました。また、迫害をするのは絶対にいけないことだと思いますが、その根底にはキリストの殺害に間接的ではあるが関わっていたり、キリスト教を受け入れようとしたりしないなど、ユダヤ人の選民思想が深く関わっているのだと知りました。個人がどのように思想するかは自由ですが、自由であるからこそ他の思想を受け入れることが難しくなり、互いに理解し合うことが出来ないため対立が起きてしまうのだと感じ、とても難しい問題であると感じました。
 そして、アンネの日記などの多くの本が破られるという事件の裏には今の日本を動かす人の影が見られ、とても怖いと感じました。しかし、個人がどのような思想を持っていようと他の人の知る権利を侵害することはできないため、違う方法で自分の意志を伝えるということをしてほしかったなと思いました。私はこの事件を今回初めて知りましたし、まさか日本で起こった事件であるとは思いませんでしたが、自分の身近にも宗教問題は潜んでいることを知り他人ごとではいられないと思いました。また、無意識的にメディアなどを通して国家をまとめるために他国を批判するという策にのせられている可能性もあるということを知り、自分の意見をしっかりと持ち、自分で正しい情報を調べ判断していくことが重要であると感じました。

☆ アンネの日記について深くみていくとどのような背景で何が行われていたのか、昔から今の世界情勢について様々なことを知ることができました。パレスチナ問題など世界で起きている問題は聞いたことがあったけれど、実際どういったことなのかまでは知りませんでした。また、ユダヤ人と日本はまるで関係ないように考えていたが、そうではなく陰で支えられている部分もあるのだと知りました。授業の最初に「賢い」というイメージがあると発表してくれた子がいましたがその意味が少しわかったような気がします。また、動画の中で「ユダヤ人を殺すことで国がまとまっていく」という言葉がありました。その言葉を聞いたとき、とても悲しいなと思いましたが、実際のところ人間にはそういう気持ちが少なからずあるのではないかと思いました。いじめもその一つだと思います。最後に、アンネの日記から話がどんどん膨らんでいくとこらから、教材として選んだものに関して様々な見方をすることで、色々な学びに繋がる可能性を感じました。

☆ 私は、アンネの日記とについてユダヤ人で迫害を受けていたということぐらいしか認識していなかった。アンネの日記一つをとってもすごく大きな背景が見え、その時代の歴史や思想を見ることが出来た。パレスチナ問題やスンニ派など高校の頃の社会科で覚えた用語が出てきたので少しうれしかった。日露戦争で日本が勝ったことに疑問を持ったことはなかったが、今回の授業を受けて日本側にユダヤ人が関与している事を知り、歴史はつながっていてすごく面白いと感じた。また、ユダヤ人は頭がいいというイメージはなかったが、コカ・コーラを創設していたり日本の制度を作ったのがユダヤ人ということを聞き、ユダヤ人=迫害されていたというイメージから、頭がいいというイメージに変わった。

☆ ユダヤ人もアンネの日記も名前を聞いたことがあるくらいであったが、それらのことからとても多くのことが見えてくることに驚いた。歴史は繋がっており、それは今に結びついてくるものなのだと改めて感じた。自分が授業をする時は、一つのことから出来るだけ多くのことに触れるようになりたい。そのためにも勉強を続けていこうと思った。

☆ アンネの日記に関することだけでなく、過去のユダヤ人に対する迫害などの歴史について学ぶことができた。ユダヤ人の歴史を調べると今と昔の世界情勢についても知ることができたので、とても面白かった。歴史を知ることは当時の時代背景を知ることにもつながると感じた。講義の最初にユダヤ人に対するイメージで「賢い」とあった。私も手は挙げていなかったが、同じことを思っていた。講義を聞いていくにつれてユダヤ人が「賢い」ということは本当なんだなと知った。
 「アンネの日記」が破られるという事件は、日本で起きた少し不思議な事件であり、それ以外の感想は持っていなかった。しかし、この事件から、ユダヤ人の迫害の歴史、シオニズムの歴史などたくさんのことを多角的に学ぶことができた。ここから、一つの事柄から多角的に勉強できる教材を選ぶことが、社会科では大切であると思った。また、宗教の歴史について小学校のときに授業で学んだ記憶が私にはない。これから国際化を意識した勉強をするにあたって宗教観に触れることは必須になると思う。どのように教材を見つけ、多角的に学ばせていくかが大切だと思った。

☆ 今回の授業を通して、教材研究の仕方を学んだ。アンネの日記のことを行うと聞いて、私はどんなアンネについてのことが学べるのだろうかと考えていたら、アンネの日記のことだけを学ぶのではなく、とても多角的に授業が展開されていき、私は驚いた。一つの題材で本当に多くのことが学べる授業であると感じた。アンネの日記がなぜ破られたのかということに関して、その時の世界の動き、宗教上の差別の話、人種差別、現在の社会問題などについても触れていて、とても学びの多い授業であったと感じた。それと同時に、自分の教材研究の甘さも感じられた。自分の授業を思い返すと、教えたいことを端的に教えてしまい、あまり子供に考えさせる時間を多くとれていなかったと感じた。先生の授業のように、多角的に一つの問題を見ることで、子どもの発想力が広がり、子ども自身も多角的に問題をとらえることができていると考える。こうして授業は成り立っていくのだと、自分の指導案を照らし合わせ、足りていないところがわかった。今度からはさらに教材研究に力を入れていきたいと考える。 

☆ 自分はアンネの日記について全くと言っていいほど知識がなかったので今日の授業は話の展開についていくのに必死だったし、アンネの日記からこれほどにもいろいろな話題につながっていくことに驚いた。これが教材研究かと思い知らされた気がした。もはや、途中からユダヤ人の迫害に関する歴史の勉強かと勘違いしてしまうくらいだった。
 ユダヤ人の迫害の話を聞いて、昨年行われた東京オリンピックのエンブレムを思い出した。東京2020大会のエンブレムは3種類の四角形が45個組み合わされて作られていて、多様性と調和を表現しているそうだ。現在になってもこうして多様性と調和がテーマに掲げられるくらいなので、当時は多様性とか調和とかいう概念は全くなかったのだと思う。
 ユダヤ人の迫害の歴史について、YouTube?の動画の説明が結構わかりやすくて感心した。YouTubeに上がっている動画を授業で使うのは少し抵抗があったけど、たった1回あるいは数回の授業のために教師が動画を作るのは効率が悪いし現実的ではないので、YouTube上の動画でも、内容を精査して教育に適切なものであれば使ってみるのもありだなと思った。
 そして、アンネの日記が破られた事件について、○○○○○○○○○○○党が関係しているのではないかという話を聞いて、授業後に自分でも少し調べてみた。すると、確かに同様の意見はインターネット上で多く見られた。一方で、アンネの日記が破られた「アンネの日記破損事件」の被疑者については、平成26年の4月から6月にかけて専門家による精神鑑定が実施されていたそうだ。また、警察の取り調べに対して言動が不安定であったとの記録もある。こうしたことを踏まえると、この事件は同党が関係した政治的な背景を含む事件と決定づけるのは難しいと感じた。

☆ 私の中でユダヤ人のイメージは、アウシュビッツ収容所で迫害されているイメージでした。そのイメージがとても強いため、現代でユダヤ人はあまりおらず、肩身が狭いと思っていました。なので、現代でも、国や世の中に影響を与えるほど、大きな影響力をもっていることに驚きました。アンネの日記が破られた事件もナオネチと呼ばれる人たちが犯人で、権力によって真相が消されているという考察はとても面白かったです。授業の構成としても、初めに世の中を騒がせたニュースを取り上げ、歴史的な出来事をとりあげ、世界情勢、日本と広い視点から狭い視点にいくのは、生徒が興味をもって聞き続けられる秘訣なのだろうと思いました。

☆ アンネの日記という過去の遺産から現代の話に結び付き、少し身の回りのところまで話が飛躍するところがとても面白かった。今日の授業はプレゼンの色がとても強く、興味を惹きつけられてとても集中できた。アンネの日記のテストが合ったら高得点を取れそう。

☆ アンネの日記がなぜ破られたという内容を直接さぐるのではなくその事件に関して概要を少し触れてから歴史を学び一瞬アンネの日記とは関係ないように思われる内容を取り上げ最終的につながってくるといった授業自体がアンネの日記単体で行われていない感じがして面白かった。

☆ アンネの日記については知らなかったけれど、ユダヤ人迫害や宗教については少し興味があったので、とても興味深くて面白い講義だった。今の日本では考えられないけれど、様々な人種や考え方の人がいるからこそ様々なものが発展して豊かになるのはずなのに、他人を戒めることで自分たちを肯定しようという考え方はとても驚いた。日本という仏教で、デモや争いの少ない国に生まれたことを幸せに思った。
 今回の講義の内容など海外の様々な事柄に対して表面的なことしか知らず、様々な事象や問題について別々のものとして考えている人が多いと考えられる。実際に僕もそうだった。しかし今回の講義で、それらは複雑に絡み合い、時代を超えた内容があることもあり、社会の学習ではそういったことに対する深い知識と様々な事象を関連付けて捉えることが大切になってくるんだなと改めて思いました。

☆ 誰もが知っているアンネの日記に、このような事件があったことを知らなかった。紛争やイスラム国などの問題は何百年、何千年と積み重なって引き起こったものもあり、多面的に理解する必要があるように感じた。 

☆ アンネの日記やナチスのユダヤ人迫害については昔から興味があり、今回の講義内容は大変興味のあるものであった。アンネの日記についての事件をもとに、さまざまな視点からホロコーストやユダヤ人の迫害について学ぶことができた。紐解いていくとこんなにも複雑に入り組んだ内容だということがわかった。すべての事件や歴史的事実にはそれぞれ理由や背景があり、そういった観点をもって解釈することのおもしろさや大切さを学んだ。今回のテーマのみならず、すべての学習において本質的にとらえることの大切さを学ぶことができた。

☆ アンネの日記が破られた理由を探っていくのはとても面白いと思いました。ユダヤ人の歴史や国際情勢などを学んでから理由を探っていく、パワーポイントの量も僕達とは比べものになく、レベルが違うなとつくづく感じました。とても楽しい授業をされていて参考になる部分がとても沢山あり、最後にプロの授業を見て自分たちの授業と照らし合わせることが出来てとても良かったです。

☆ まわりまわって一つの結論になること、背景には多くのこと、古くからのことがかかわっていることが印象に残った。過去の失敗が尾を引いて現代にまで問題が残っていることは思想の自由が守られているともいえるし、教育の失敗ともいえる気がする。ホロコーストにしてもパレスチナにしてもアンネの日記の破損事件にしても自分の考えを他者に押し付ける(自分の考え以外は正しくない)行動としてくくることができる。これからの教育で自分の考えを持つことも、人の考えを許容し自分の考えを強要しないことも教えていかなければならないと強く感じた。これは私にも言えることで共産主義も、排他主義も否定しないように気を付けなければならない。

☆ アンネの日記が破られた理由を探っていくのに、ユダヤ人の歴史や今の国際情勢から紐解いていくのが面白いと思った。日本にいるとあまり実感しませんが、今も世界のどこかの国では紛争などの争いが起こっていて、そういう争いの背景には宗教の問題だったり、民族的な問題だったりがあるので、今日の授業を受けてもう少し国際的な問題を調べたいと思いました。

☆ ただ歴史を扱うのではなく1つの番組のように、アンネの日記を探っていくのがとても面白いと思った。これなら、私のような歴史が嫌いな児童も楽しく歴史について学ぶことができると感じた。改めて社会が暗記科目ではないことを感じた。また、自分たちで模擬授業をやった後だから分かることだが、先生のじゅぎょうの準備の多さに驚いた。パワーポイントのスライドの数が、私たちとはくらべものにならないほど多く、これだけの予備知識があった上で、どのようにその資料を提示するか、どのような順番で話を進めていくか等様々なことを先生は考えていらっしゃるんだなと感じ、とても感心した。

☆ ユダヤ人について自分が全然知らなかったので今日の講義を通して新しく知ることがたくさんありました。ユダヤ人について様々な人物を登場させながら説明してくれたので楽しかったです。また、アンネの日記にすぐに入るのではなく、アンネがユダヤ人であるからユダヤ人について先に学ぶことで、アンネの日記についての理解がより深まると思いました。アンネの日記が作られるまでのストーリーを動画や複数の資料を提示しながら教えていただき、パワーポイント資料の完成度に感激を受けました。私たちが授業で作った資料は、面白く動かすことに重きを置いていたので、もう少し、グラフを見やすくするなどの工夫があったら良かったと反省します。なにより、先生が何よりも楽しそうにお話をしてくださったので、私ももっと知りたい!という気持ちを持つことができたので、教師自身が楽しく授業をすることが大切なんじゃないかと思いました。

☆ 自分たちが選んだ模擬授業を受けました。アンネの日記がなぜ破られてしまったのかを、背景から少しずつ知ることによって核心に迫ることが出来たのではないかと思います。世界史をそこまで詳しく学んでいないので、国と国同士の争いや、人種同士の差別など新しく得ることが多く学びの多い授業でした。
 特に、人をまとめる際に誰かを敵にすると自然とまとまっていくところがどれだけ年代が経っていても人間の心理は変わっていかないのだなと思いました。負の共通事項があると、それを倒そうと闘争意識が高まり国に一体感が生まれます。それがいい場合もありますが、あまり好ましくない状況がほとんどです。国の前に1人1人が意識を変えていければいいなと思いました。
ユダヤ人の方は母数が少ないのに頭の多い方が多いそうなので、私にも少しだけユダヤの血が流れていたら嬉しかったなと思いました。

☆ 私は世界史を深くは学んでいないのでこの授業を選んだ理由も何となく面白そうだからであったが、アンネの日記の事件から人種や国同士の争いなどにつなげる授業展開は理系の私でも引き込まれるものがあった。

☆ 『アンネの日記』が多くの図書館で破られてしまった、という事件からその背景を考察する授業でとても面白かった。破損事件の裏側にある宗教や思想の問題が分かりやすくまとめられていて、聞いていて良く理解でき、面白く納得できる授業だった。終盤で、大企業の多くがユダヤ人の会社で、ユダヤ人が大きな力を持っていることはすごいなと思ったが、ユダヤ人と日本人との関連の部分が少し「本当かよ」と思ってしまうような内容で、ネット上でもそのように考えている人がいるのかと気になった。また、『アンネの日記』の著作権が2015年に切れてしまい、誰でも出版できるようになることを防ぐために、アンネが一人で書いていたと主張していたのを、父との共作と主張しなおす点は、収益を目論む財団の汚い部分が見えたなと思った。
これまでの自分は、「アンネの日記」という言葉は知っている程度だったが、今回の授業で、複数の宗教の関係性や日本で起きた事件の背景について、授業で詳しく知り、授業後に自分で調べている。授業を受けて、内容を理解・納得するとともに、さらに興味関心を抱き、受講者が自発的に調べるような授業ができるようになりたいと思った。
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☆ アンネの日記を破いたのは誰だという内容の授業なのに、内容が盛りだくさんで驚いた。ユダヤ人迫害についてのyoutube動画がとても分かりやすかった。情報量を少なくしてすっきりさせている上、子ども達が好きそうな動画の真似をして作られていたので、子ども達でもしっかり見るだろうと感じた。そのような子ども達を惹きつける工夫が授業や教材には大切だと改めて感じた。小学校のときから社会が一番苦手な教科で、特に世界史が苦手だったので、色んな情報が今回の授業で出てきて訳わからなくなりそうだったが、もっと勉強すれば歴史ってとても深くて面白いものなのかもと思うことができた。社会嫌いと逃げるのではなく、もっと勉強して子ども達に社会嫌いにさせないような教師になりたいと感じた。

☆ アンネの日記がなぜ破られたのかを少しずつ紐解いていくことで、社会の核心にせまることができたと思った。私は、日本史が苦手で特に第一次世界大戦からは、様々な出来事があり、よく分からなくなる。しかし、一つ一つ確認していくことで、時代を結びつけることができることが分かった。また、動画を見ることで、国同士がどうして争うのかの本質を学ぶことができた。ユダヤ人が迫害されていたことは知っていたが、元は同じ神様であるのに、ユダヤ人ということだけで、こんなにも差別されるのかと思ってしまった。いまだ問題視されている、パレスチナ問題は解決するのは難しいが、時代の背景を捉えることは、日ごろのニュースも興味関心をもって聞けるのではないかなと思った。

☆ 小学生の時に感じた疑問は大人になればわかるだろうと考えていたが、学び直さなければ分かるわけがなく、子どもに胸を張ることができる教師になるためには日々学び続けなければならないことを実感した。特に国際問題に関してはニュースを見る程度では理解が深まらないため、今後意識して調べていきたい。社会の難しい点は過去の出来事と現代の出来事とのつながりを見出す点にあると考えていたが、難しさの中に面白さがあるとも思った。また、自分が島国に住んでいることから領土問題に関しては無知である。したがって、なぜ争うのかという根本的な問題に気付くことができていなかった。地形や気候を学ぶことも政治的な側面の理解に繋がることが分かり、社会科のカリキュラムや学ぶ順番の重要性に気付くことができた。面白いと思わせる授業の裏側には、学ぶ順番等、学ばせる側の配慮が大きく関わっていることが分かった。

☆ 今日のアンネの日記が破られている事件という授業を受けて、思ったのは単純に面白かったということである。大学の授業では、テストのために授業の内容をしっかりと聞くことはあっても面白くて聞くことはあまりない。しかし今日の授業ではとても、おもしろく、自ら授業を聞こうと自分がしていた。このような授業を僕が先生になった時できると、理想的であると思う。今日はアンネの日記だけでなく、色々な今起こっている戦争や内戦などの話もあった。そのような戦争などが起こるのは、民族関係の問題や宗教の問題、また国が勝手に結んだ条約などで紛争が起きていることもある。そのように、戦争には歴史的な背景があることが多い。だからこそ、それを今知っておくことは本当に大事であると思う。だから今日の授業はとても勉強になった。そのような最近の世界情勢を知ることができる上、ユダヤ人に絡めた、世界の闇のようなものを題材にすることで興味もわく。ユダヤ人が今までどのような扱いを受けてきたのか、ユダヤ人にはどのような人物がいるのかをしることによって、色々なことが見えてくるのはすごくおもしろい。

☆ 北京オリンピックという時事ネタ的な話題から、ソチオリンピック、イスラエル ガザ侵攻、佐村河内、ヘイトスピーチなどバラバラに捉えていた社会の事象がつながり、理解を深める授業展開を体感することができた。1つの出来事の背景や経緯を様々な視点で深堀りしていくことで、時代の流れや歴史、思想を見ることができると考える。表面的な社会の動きを追うだけでは、それぞれの出来事は単的なものとして認識が終わってしまい、記憶に薄いものになってしまう。その出来事や問題の背景を国や社会、時代の動きから意図や思いをもとに考えることで、社会全体を見る目を養うことができると考える。この社会に対する見る目から、教材研究に対する視点を深められるようにしていきたい。

☆ 今日の授業を通して、アンネの日記に書かれている内容から、宗教問題につなげることではじめから宗教問題に入るよりも興味がわきやすいと感じた。とくにパレスチナ問題など小学生には理解がしにくい単元を動画を用いて授業を行うことで紙面上ではわかりにくい内容が理解しやすくなると感じた。また、ユダヤ人についてどう思うかなど児童同士の討論をする時間を作ることで、新しい視点に気付くことができるため良いと思った。さらに、手を使って意見を確認する方法では全員参加型の授業を実現することができるため、自分が授業を行う際にはぜひ取り入れていきたいと感じた。

☆ 模擬授業の初めがオリンピックから始まった時は授業への関心を持たせる工夫だと感じたがそれ以上であった。アンネの日記に関わる宗教関連の問題へとつながるものであった。2014年のソチ冬季オリンピックの開催後イスラエルのガザ侵攻が起こったということが今年度のオリンピックの閉会後にウクライナの状況から何か起こるのではないかというプロセスが丁寧に説明されていた。宗教の話題でイスラム国などの話から、イスラム教の起源、ユダヤ教、キリスト教、ユダヤ人とつながり世界の裏側を知りながら最終的にアンネの日記を破った犯人の正体につながるというものが授業のストーリーというか、授業を受ける意味を感じるものだと思った。教員の趣味趣向にもよるがここまで深く知ることが楽しいと感じることができると思う。このような授業を展開したいと思った。


この振り返りのマイニングです。


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