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写真資料の読み方

2010-07-20 06:06:10 | 社会科関連情報
前回に続いて、「非連続型テキスト」としての写真の見方を紹介する。

社会科の対象は「社会事象」である。

社会事象を認識していくことを通して、公民的資質を養っていくのが社会科の目標である。

その社会事象を示すのには、資料を用いる。資料にはいろいろある。
今、最も有効なのは、何といっても写真資料である。

かつては、毎回写真を現像し、多くの費用がかかったが、デジタルカメラが普及し、プロジェクターで投影できるようになってからは、最も使いやすい資料になった。

写真資料の特徴は、情報量が多いことにある。
多すぎるが故に、見方の指導も必要となる。

写真は、前号と同じ、楽田小学校の教室のある写真である。



内容を見てみよう。

もの・形
~がある。~がいる。
①人 ②建物 ③乗り物 ④ 山・川・自然 ⑤道具・機会 ⑥看板など

分布 ~が多い。少ない、いっぱい

空間 どこ、どちら向き

時間 いつ、何時

・もし○○○なら、□□□であろう。

・○○と比べて、□□である。

・○○から、□□と考えられる。

※ 箇条書きで、読みとったことをできるだけたくさん書く。

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小学校段階として、基本的な内容が押さえられている。

実際には、もの・形だけでも、読みとる量は多く、知識が必要となる。
新たな疑問が、つぎの追究意欲を呼び起こす。

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