謹賀新年
今年も、各社の社説を紹介します。
・ 核・気候・コロナ 文明への問いの波頭に立つ
・ 平和で活力ある社会築きたい 英知と勇気で苦難乗り越える
・ 臨む’21 コロナ下の民主政治 再生の可能性にかける時
・ 2021年を再起動の年にしよう
・ なし
・ コロナ港から船が出る 年のはじめに考える
※ 全社、コロナからの出発です。
朝日です。
「われわれの文明の性格そのものが問われているのではないか」
人類に豊かさをもたらしたはずの文明が、人類に牙をむく。この逆説を、改めて深く銘記せざるをえない。
コロナ禍という非常時は、以前からあった数々の問題を大写しにした。生態系への野放図な介入しかり、都市への人口密集しかり、である。
効率優先の行き着くところ、社会の余力がそぎ落とされ、医療崩壊につながった地域がある。看護、介護、物流といった日常を支える「エッセンシャルワーカー」の役割に光が当たったが、テレワークが広がり、デジタル化が加速する見通しの一方で、対面労働に携わる人々との格差が論点となる。
これらの課題にどう答えを出すか。感染の抑え込みに加え、人類社会が課される荷は重い。
そう考えると、コロナは世紀レベルの事件です。