《 すごい板書術 -2- 》
栗田正行氏の著書に『すごい板書術』(学陽書房)がある。
その中から、いくつか紹介したい。
子どもの対話を生み出す板書のテクニック
黒板を参加の場にするコツ
→ 1 早くチョークを渡す:ゆだねる
2 参加できる仕組みを作る:グループの活用、やり方を決めさせる、など
黒板を共有の場にするコツ
→ 1 ノートに書いてから黒板に書かせる
2 板書を「みんなで」確認する
板書案を考える
→ 1 「授業の流れ」を再確認する
2 ノートでの「色合い」を考える
3 使えるツールを考える:マグネットシート、プロジェクター、模造紙など
3 余白を意図的にとる
4 箇条書きを活用する
5 「写さなくていい板書」で考える
6 「問題のレベル」に幅を持たせる:全員が解く問題、発展問題
授業で使える技術
→ 1 「単指示」(ひとつのことは1回の指示)で子どもが動き出す
2 書く「スピード」を変える
3 「目立たせ方」のバリエーションを持つ:アンダーライン、枠、色、太さ、矢印
4 板書が「見える位置」に立つ:横から、後ろから
5 「書いていないこと」を書けるようにする:重要 ←みんなに紹介して褒める