8月の衆院選小選挙区間の「1票の格差」が、大阪9区と有権者数全国最少の高知3区で2.05倍になったのは法の下の平等を定めた憲法に違反する判決が28日、大阪高裁でありました。
◇判断の骨子は次のものです。
1 有権者数の最大格差は、投票当日現在、2.304倍だった。
2 1人別枠方式は、合理性と実効性があったが、現時点では憲法の趣旨に反する。
3 2倍に達する格差は、客観的にも著しい不平等と評価される。
この「1人別枠方式」とは、衆院小選挙区の区割りの決め方で、定数300のうち、まず47を各都道府県に割り振り、残りを人口に比例して振り分けます。
完全な人口比例に比べ、人口の少ない県は多めに配分されます。
最高裁は、99年に「都道府県は区割りの際に無視できない基礎的な要素」などとして、合憲との初判断を示ししています。
今回の判決は、この「1人別枠方式」も違憲としています。
そうなると、鳥取県や島根県は議員がいなくなってしまいます。
今回の判決には、大きな疑問を感じます。
1票の格差を、なぜ有権者数だけで決めるのでしょうか?
国会議員の仕事の範疇は、人だけではありません。
道路や橋などのインフラ、田畑、森林や動植物などの自然環境・・・。
「狸やきつねに選挙権を」という気はありませんが、敢えていうなら、「面積」です。
地方交付税の算定では、人口はもちろん、面積もその要素に含まれています。
当然です。面積が広ければ広いほど、お金がかかるからです。
議員の数を、単純に人口比だけで配分すると、都会にばかり議員が集中し、税を使う先も都会に流れます。
それでは、富の分配が行われません。
「1票の格差」の算出には、人口だけでなく、面積も加味すべきではないでしょうか。
そのためには、せめて「1人別枠方式」は維持すべきだと思うのですがいかがでしょうか。
一歩譲って、衆議院は代議士なので仕方がないとしても、参議院では人口以外の要素を加味してほしいと願います。
◇判断の骨子は次のものです。
1 有権者数の最大格差は、投票当日現在、2.304倍だった。
2 1人別枠方式は、合理性と実効性があったが、現時点では憲法の趣旨に反する。
3 2倍に達する格差は、客観的にも著しい不平等と評価される。
この「1人別枠方式」とは、衆院小選挙区の区割りの決め方で、定数300のうち、まず47を各都道府県に割り振り、残りを人口に比例して振り分けます。
完全な人口比例に比べ、人口の少ない県は多めに配分されます。
最高裁は、99年に「都道府県は区割りの際に無視できない基礎的な要素」などとして、合憲との初判断を示ししています。
今回の判決は、この「1人別枠方式」も違憲としています。
そうなると、鳥取県や島根県は議員がいなくなってしまいます。
今回の判決には、大きな疑問を感じます。
1票の格差を、なぜ有権者数だけで決めるのでしょうか?
国会議員の仕事の範疇は、人だけではありません。
道路や橋などのインフラ、田畑、森林や動植物などの自然環境・・・。
「狸やきつねに選挙権を」という気はありませんが、敢えていうなら、「面積」です。
地方交付税の算定では、人口はもちろん、面積もその要素に含まれています。
当然です。面積が広ければ広いほど、お金がかかるからです。
議員の数を、単純に人口比だけで配分すると、都会にばかり議員が集中し、税を使う先も都会に流れます。
それでは、富の分配が行われません。
「1票の格差」の算出には、人口だけでなく、面積も加味すべきではないでしょうか。
そのためには、せめて「1人別枠方式」は維持すべきだと思うのですがいかがでしょうか。
一歩譲って、衆議院は代議士なので仕方がないとしても、参議院では人口以外の要素を加味してほしいと願います。
そうですか。地方交付税は、面積も関係しているのですか。
この先、議員の削減が話題になります。
そうなると、例えば、どんなに人口が少なくても、北海道や沖縄の代表は必要だと思います。
人口だけではないということを認識しました。