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安部首相の靖国参拝をどう報じたか

2013-12-27 05:40:02 | 日本を見つめる世界の目
安部首相の靖国参拝を、世界はどう報じたのでしょうか。


ウォールストリートジャーナル

安倍首相の靖国参拝に「失望」=中韓との関係悪化懸念—米政府

【ワシントン時事】米政府は26日、安倍晋三首相の靖国神社参拝について、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動を取ったことに失望している」とする声明を、在日米大使館を通じて発表した。米国が日本の首相の対応を強い調子で非難するのは極めて異例だ。

 声明は「日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善し、地域の平和と安定という共通の目標を発展させるための協力を推進することを希望する」と表明。「首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」とも記した。

 アジア外交を重視する米政府は昨年12月の安倍首相就任以降、タカ派色の強い言動が日中・日韓関係を悪化させかねないと警戒し、日本に両国との関係改善を促してきた。ケリー国務長官とヘーゲル国防長官が10月の訪日時に靖国神社ではなく千鳥ケ淵戦没者墓苑に献花した際には、「靖国参拝を控えるよう求めるメッセージ」との見方が出た経緯もある。

 ただ、実際には8月の終戦記念日にも春と秋の例大祭にも首相が参拝を見送ったことから、米国では首相の抑制的な対応を評価する声も出始めていた。首相の靖国参拝は、オバマ大統領の来年4月のアジア訪問にも影響する可能性がある。 

 http://jp.wsj.com/article/SB10001424052702304299204579281770030402910.html?mod=WSJJP_hpp_LEFTTopStoriesSecond


人民日報/中国

外交部、安倍首相の靖国神社参拝について談話を発表

日本の安倍晋三首相は26日、中国の断固とした反対を顧みず、第二次世界大戦のA級戦犯を合祀する靖国神社の参拝を強行した。中国政府は、中国及びその他のアジア被害国の国民感情を横暴に踏みにじり、歴史の正義と人類の良識に公然と挑戦した日本の指導者の行為に対し、強烈な憤慨を表明し、日本側に強烈な抗議と激しい非難を表明する。 

 日本軍国主義が発動した侵略戦争は、中国を含むアジア被害国の国民に大きな災難をもたらし、日本国民にも大きな被害をもたらした。靖国神社は第二次世界大戦期間中、日本軍国主義が侵略戦争を発動した際の精神的な道具および象徴であり、中国とアジア被害国の人々に対して途方もない大罪を犯したA級戦犯14人をいまだに祀っている。日本の指導者による靖国神社参拝は、日本軍国主義の対外侵略・殖民統治の歴史を美化するものであり、日本軍国主義に対する国際社会の正義の審判を覆そうとするものであり、第二次世界大戦の結果と戦後の国際秩序に挑戦するものである。日本の指導者のこうした正義にもとる行為は、日本の今後の発展方向に対するアジア近隣諸国および国際社会の強い警戒と懸念を呼び起こさずにいられない。
 以下略
 http://j.peopledaily.com.cn/94474/8496362.html


中央日報/韓国

安倍首相、靖国「電撃」参拝…韓中に理解求めるも、関係悪化の一途

日本の安倍晋三首相が政権発足1周年にあたる26日午前、靖国神社の参拝を電撃的に強行した。日本の現職首相が靖国神社を参拝したのは、2006年の小泉純一郎首相以来7年ぶりだ。日本メディアによれば安倍首相は参拝直後、記者らに「二度と戦争の惨禍で苦痛を受ける人がいない時代を作るための不戦の誓いをした」として「韓国や中国の人々の気持ちを傷つけるつもりは全くない」と強調した。

しかし歴史認識問題や慰安婦・領土問題などで梗塞の一途を歩んでいる韓日関係は、より一層悪化するものと見られる。韓国だけでなく歴史問題と尖閣諸島(中国名・魚釣島)問題などで対立してきた日中関係もさらに冷え込むものと見られる。

 http://japanese.joins.com/article/884/179884.html?servcode=A00§code=A10&cloc=jp|main|top_news


ロイター

安倍首相の靖国参拝に米国が「失望」を表明、中韓は強く反発

[東京 26日 ロイター] -安倍晋三首相の靖国神社参拝は、中国と韓国の反発を招いただけでなく、米国が「失望」を表明する異例の展開となった。

参拝は安倍首相にとって悲願だったが、アジアの隣国との関係改善が進まない中、同盟関係にある米国も日本の今後の対応を注視する姿勢を示した。

<韓国「怒りを抑えられない」>

政権発足からちょうど1年目の26日午前、安倍首相は東京・九段(千代田区)の靖国神社を参拝した。現職の首相としての参拝は、2006年8月の小泉純一郎首相以来7年ぶり。安倍首相にとっては初の参拝となった。

安倍首相は参拝後、記者団に対し「日本のために尊い命を犠牲にした英霊に尊崇の念を表し、御霊安かれと手を合わせた」と説明。「中国や韓国の人々の気持ちを傷つける考えは毛頭ない」とし、「理解してもらうための努力を重ねていきたい」と語った。さらに「日中、日韓は大切な関係であり、この関係を確固たるものにするのが日本の国益であり、説明する機会があればありがたい」と、中韓両国との首脳会談実現に強い意欲を示した。

しかし、中国は即座に反発。同国外務省の秦剛報道官は談話を発表し、「日本に対し、侵略の歴史を反省するとした誓約を守り、誤りを正す措置を講じ、悪い影響を取り除き、具体的な行動をもってアジアの隣国や国際社会の信頼を得るよう、厳粛に求める」と抗議した。韓国の劉震龍文化体育観光相も「遺憾の意と怒りを抑えられない」と非難した。

さらに夕方、今度は米政府が在日米国大使館を通じて声明を発表。「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに失望している」とした。米国が日本の首相の靖国参拝に懸念を表明するのは異例。米政府は「首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」と、今後の日本側の対応を注視する姿勢をみせた。

以下略
http://jp.reuters.com/article/mostViewedNews/idJPTYE9BP06V20131226




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